表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
158/378

帰巣の月 二十四日(晴れ)

帰巣の月 二十四日(晴れ)


とても透明度が高い瓶を買えた。数は少ないけど、とても安かったし大満足だ。

この瓶があればできることがある。ある魔法薬の活用だ。


透明な瓶が必要な魔法薬とは、千色液という。これは、覗くとずっと遠くを見られる。いわゆる望遠鏡だ。

もちろんただの望遠鏡じゃない。使い方を知っていれば、最高の遊び道具になる。


映る景色に色を付けたり、望遠鏡とは逆に景色を小さくしたりできる。焦点の先だけ大きくしたり、視点以外を小さくしたり、周りの景色を使った万華鏡にもできる。

瓶を覗いて使うので、視界がとても広いのも特徴だ。


これを使ってやりたいことがある。明日、劇を鑑賞しようと思うのだ。その劇は楽しみにしていたものじゃない。たまたま公演中だった劇だ。たまたまやるから見に行こう、くらいの気持ちしかない。


本当は千色液で遊びたいだけなんだけど。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ