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帰巣の月 十三日(晴れ)
帰巣の月 十三日(晴れ)
複数の色が共存するお茶に進展があった。ほとんど完成したと言っていいかもしれない。
ただ、やっぱり魔法薬に頼った形になってしまったのが残念だ。
三色で分ける場合は、三種類のお茶を入れて、そこに分離させるための魔法薬を注ぐ。
この方法なら、一応魔法薬の量は少なめになるので、それだけ値段も抑えられる寸法だ。
魔法薬を使っているのは変わらないし、やっぱり値段はそこそこ張る。
それでもとりあえず、これで置いてみようと思う。
ストローを挿して、飲みたいお茶を飲んだり、混ぜたりして一度に複数の味を楽しんだりできる。
次は、どのお茶とどのお茶が合うのか探さなくては。これは簡単なはず。私の舌は正常だ。