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星羅の月 十九日(晴れ)

星羅の月 十九日(晴れ)


天使の毛髪を採りに行く。明日には出発できそうだ。地図はあるし、薬の用意も終わった。


準備はしたけど、危険な動物はやっぱり怖い。星羅の月は外月で多種の動物が溢れているから、肉食の獣も食事に困っていないだろうし、食べられる心配は無いと思うけど。気配を消したり、嫌う匂いを出せば追い払えるはず。


一番警戒しないといけないのは変異種だ。獣が汚染されて凶暴になったもの。私の薬も、その変異種への対策が主になっている。だからこそ、普通の肉食獣が怖いんだけど。


後悔できなくなっても嫌だし、お金はケチらずに同行者を雇った。魔法使いの組合から、一人が一緒に来てくれる。急だったから、結構掛かっちゃったけど。


そんなわけで安全な旅のはずだ。この日誌も持っていって、その間は旅日記になるはずだ。遺書にはしたくない。



お店の売上は順調そのものだった。

休みが続くからか、常連さんはいつもよりも多く買ってくれたし、お客さんの人数もいつもより多かった。

棚はなるべく綺麗にしたかったし、沢山売れてくれるのはありがたい。けど、薬が減った棚はちょっと寂しかった。


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