ハンナちゃん3
今日は調子が良く、すらすらと書けました
他の作品も書け次第投稿していきたいと思います。
また誤字脱字や表現の仕方等のご指摘も待っております
私は森の中を風のように駆ける。辺りは夕方なので木の間が赤く染まり、木の長い影ができている
ちなみに“マジックカットラス„はあえて回収せずに私が通ったことを知らせるために放置した。そのため今持っている武器はマジックソードを両手に持っている
走ること5分。炎の光と魔物の気配がしてきた…それも5匹や10匹どころではない
私は走るのをやめて隠れるようにその方向に歩く
すると森の開けた所に大量のゴブリンの集団がいた。私はゴブリンの集団が見える岩影に隠れて様子を伺う
その中にはゴブリンシャーマン、ゴブリンナイト、さらに余り数がいないゴブリンプリーストがいた
私はさらにその集団を見ているとキャンプファイアのような大きい焚き火の周りにゴブリン達よりも何倍も大きいゴブリンと所々引き裂けた服を着た1人の少女が手を縛られていた
「あれは…ゴブリンジェネラル!…それにハンナちゃん…!」
私は岩影から飛び出してゴブリンの集団に突っ込む
「ギ!…」
私はマジックソードを横に凪ぎ払うように振る
ゴブリンは首が胴体から離れる
「ギャァ!?」
「ギッギッ」
「ギャッギャッギャ」
ゴブリン達は嘲笑うような声を出しながら前にいる6匹のゴブリン達が襲って来る
私はさっきのようにマジックソードを横に凪ぎ払い2匹を倒し、その隙を付いたつもりなのだろう残ったゴブリン4匹が一斉に襲って来たが右足で廻し蹴りで3匹を吹き飛ばし1匹は飛んできたゴブリンに当たった
元々ステータスが高いのと、身体強化がプラスされた1撃はゴブリンを容易に殺せる
「ギャオォォォ!」
「ギッッャ」
「ギャッ!」
ゴブリンジェネラルはようやく私の強さを認識したようで手勢の8、9割の数のゴブリンナイト、通常のゴブリン、ゴブリンプリーストを陣形とは言い難いが陣形のような物を形成、ゴブリンナイト達突撃させた
ゴブリンプリーストは様子を見て援護するつもりなのか、魔法は飛んでこない
普通のゴブリン達は剣を持っているのは少ないが、ゴブリンナイトは錆びた剣からちゃんとした剣まで装備は玉石混淆だが少なくとも普通のゴブリン寄りかは強い
私はその集団に突進するように走りながら左腕のフックを直線上にいたゴブリンナイトの1匹に発射し、装着している木製の鎧の隙間に見事引っ掛かった
私は引っ掛ったフックを上にブゥンと引っ張りフックを外すと同時にゴブリンナイトは飛んで行った
ゴブリン達はその光景を見て一瞬動きが止まった
だが私はお構い無しにさっきのように右腕と左腕のフックを飛ばしていき、どんどん空に投げてゆく
それを脅威にかんじたゴブリンプリースト達は良く解らない言葉で魔法を唱えてファイアボールやウインドカッターを飛ばして来るが散漫な攻撃なため簡単に回避しながら確実にフックを飛ばして行く
そして6匹程を空に投げ終えた頃、ゴブリンナイトと私の間の距離は5メートル程まで近づいていた
私はフックを飛ばすのをやめてマジックソードを両手に持ち構え、ゴブリンナイト達と対峙し私はマジックソードを振る
ゴブリンナイトは剣で防御しようとしたのだろうか、剣を私に向かって振ったが、ゴブリンナイトの装備しているのは錆びかけの剣
それに対して私はマジックソード
たちまちゴブリンナイトの剣は溶かし切られてゴブリンも体を真っ二つにされて死んだ
だが私はゴブリンナイトが死んだ瞬間は全く見ていなかった。なぜなら私はその時同じタイミングで襲って来たゴブリンナイト2匹を蹴りとマジックソードで殺していたし、殺したと言う自信があったからだ
蹴られたゴブリンナイトはそのまま風を切るような音をたてながら後ろに飛んでいきゴブリンにぶつかった
ゴブリンナイトの死体に当たったゴブリンは首が折れて死んでしまった
その光景を見ていなかったのか、確認出来なかったのかは解らないがゴブリンナイト達は後退する事もなく私に襲いかかって来たが、私はマジックソードを縦横無尽に振り回しその様子は剣の舞であった
また殺し切れなかったのは足蹴りなどで殺し、1分弱でゴブリンナイトの半分が殺られていてゴブリンジェネラルは普通のゴブリンを全員前衛に投入した
ゴブリンシャーマン、ゴブリンプリーストを後退させた
私は増援にも動じることは無く剣で切り殺し、仕留めきれなかったゴブリンは蹴りで倒して行った
このころになるとゴブリン達は私を恐怖の対象として見る奴もいたが、ゴブリンジェネラルの威圧から逃げられずに前進して私に切り殺されたり、蹴りを食らっていた
「ギガォォォァ!!!」
するといきなり後ろにいたゴブリンジェネラルが大声を上げて私の所に突進するように走って来て、ゴブリンジェネラル以外のほぼほぼのゴブリン達が散り散りに逃げて行き、残ったのはゴブリンプリーストとゴブリンシャーマンが数匹だった
「…一騎討ちでもするのか…それとも単に邪魔だっただけか…」
私はそんな呟きを漏らした
「グシャグシャグシャ!」
いきなりゴブリンジェネラルが今まで聞いた事も無いような声を出して、ゴブリンナイトよりかはマシな鎧の腰に無造作に吊るされているマジックソードを起動させた
「…ッッ!…ゴブリンにもつかえちまうのか!なんて厄介な」
ゴブリンジェネラルは醜悪な微笑みをしながら後ろにいるゴブリンシャーマンに何か指示をしたからと思うと、私に向かってウインドカッターが飛んで来たが簡単に避けた
ゴブリンジェネラルはやはり回避されるのを見越していたのか、私が避けている間にどんどんと接近してきた
私は避けながらどんどんとゴブリンジェネラルに接近して行き、お互いの右手に持っているマジックソードがぶつかりあった
ゴブリンジェネラルは体重を乗せるように切りかかって来たが私はびくともしない
私は左手に持っているマジックソードをゴブリンジェネラルの右腕を狙い一閃
ゴブリンジェネラルは回避できずに右腕の関節から下を切られてマジックソードごと落とし、さらに右手に持っているマジックソードで腹を切り割いた
「グギォオオォォ」
ゴブリンジェネラルは苦しい声を上げながら倒れた
私は残ったゴブリンシャーマンやゴブリンプリーストを倒そうとしたが、それは必要が無くなった
後ろからマジックライフルとマジックキャノンの赤い閃光が飛んで来て、頭や胸を撃ち抜き倒された
「マリーレ!よくも置いていったわねぇ!」
「全く、マリーレ大変だったんだよ!」
ネモとネロがそんな怒りの声を上げながら歩いてこちらに来ていた




