サクラの趣味編
そんな訳で
休みの日は趣味のダイビングに明け暮れますぅ
数年前からお世話になってるショプに最近若い超イケメンで女子好みのメンズが入ってきたのです
まだ数ヶ月だと言うのに
彼の、周りにはいつも女子が集まり
彼目当てで来てる子が多くなる
まあ我が輩は、うーんと年上だしぃー
顔だって超下ではないと思うが
上ではもちろんなく普通のやや下ぐらいはかなぁ?
まぁ
今まで一度だってイケメンに女扱いされた事も無いので
はなから相手にされないのは
重々承知致しておりますので
こちらから、眼中にないわん!
女子に「このハバア!」とだけ思われぬ様に
なるべく関わらないようにしております
なので客観的に見せて頂く彼の行動は
顔が、いいのに!
超誰にでも本当に親切、優しい!
あま営業だなぁ~とは思うが
それにしても
おじさん、あばさんや我が輩みたいな
完全にタイプじゃなかろう!と
いう女子にも、とにかく親切で優しいのであります
な、ものだから彼の周りには益々、女子が集まり
いつも話題に上るのが
「彼女いますか?」「好きなタイプは?」「お休みは何してますか?」
などなど質問攻め
隙あらば彼女になりたいー!と意気込み満々な女子に取り囲まれても
嫌な顔一つせづに対応
まじ 神だわん!
そんな時
同じショップの店員の女性が、そんな女子に
「あなた達、あんまりプライベート聞くのはどうなんだかねぇ~」と言うもんだから
瞬く間に、その女性と彼が付き合ってて女の嫉妬かい!嫌だねぇ~
なんて噂になるのである
そして数日後
ショップのメンバー達とお客さん数名でダイビングに出掛ける
もちろんイケメン君もねぇ”
若くてスタイルも良く顔もそこそこ良い女子達も、おるんで
イケメンの達哉くんは彼女達に誘導されて勝手に担当になってます
まぁ~
吾輩には、どうでもいい関係ないない~~
なので吾輩は
ショップで一番もててないインストラクターと、いつもの様に、いつもの感じで
担当して頂きお世話してもらう
まぁ
彼も、またこの女かあ!と思ってるだろうが
そこそこ愛想もいいので文句はない!
みんなで楽しく午前のダイビングをして
一旦島に戻りランチタイム
ランチは恒例の島のショップの人達が手作りしてくれる
今日はタコライスもどき?に唐揚げと麻婆豆腐がある
唐揚げの好きな吾輩、タコライスの上に唐揚げのっけたるぅ~
と思いながら取って乗せようとしたら
あっっ!
あれまぁ~~
落っこったぁ~あ~ぁああああ!!
吾輩のから揚げくん~~
心で号泣ぅ~
「これ良かったらどうぞ”」
と声の方向見ると
あのイケメンの達哉くんじゃん~~~~!
な、なんとタコライスに唐揚げ君3個も乗ってるではないかい
「ぇえ”いいんですか?」
「どうそ”唐揚げ落ちちゃいましたもんね」と優しく笑って私の持ってるタコライスとチェンジして
くれて、落ちた唐揚げくんまで拾ってた
そりゃ~あんた!
モテルわなぁ~と思う
「すみません、ありがとうございます」と言い
空いてる席に座ると少しして
「ここいいですか?」と言う達哉くん
ぇえええ!!?
なんで?
他に空いてるしょぅ!
他に可愛い子おるしょぅ!
と思うが
さっき、唐揚げお世話になったので
「あっ”どうぞ」と言う
「ダイビング長いんですか?」と彼が言う
「30歳からだから7年ぐらいかな~」と言うと
「え!見えませんね、30歳ぐらいかと思ってました」
・・・・・・?こいつ、恒例の接客用語かあ~
そんな見え透いたおべんちゃら、いらんねん!と思う
「ありえへんやろ~見え透いたお世辞は嬉しくないかも~」と言うと
「え!僕そんなつもりじゃなく、ほんとにそう思ってましたよ」とまじ顔
「あっ”そうなん?じゃ、ありがとね」
うんで~こいつ
日焼け肌に適度な筋肉のボディーでイケメンなのに
僕って言うんだぁ~となんか苦笑したら
「ぇ?何が面白いんですか?」とあどけない顔で聞く
「え?笑った?わたし?」
「はい」
「達哉君は、みんなに親切だな~と思ってね」と言ってたら
少し離れた席の女子達の目線が超怖いんですがぁ~~~~
吾輩は無実であります!
私から、ここ座れ!って言ってないんだからね!!と思う
お昼から2本目のダイビング
今度は午前よりは少し大きめの船で
全員で乗り込み皆で一緒にダイビング
目的地のスポットに到着して準備開始
小型の船だから止まると揺れる揺れる
本日少々揺れが強い
みんな自分の準備で必死
もちろん吾輩も超必死
ウエットスーツの後ろのファスナーを上まで上げ
ウエイト装着し
フィンを付けタンク装着したBC着けると
最低でも20キロは軽く行く重さになる訳であります
なもんで~
気を許せばドッスンバッタンで倒れてしまいますからぁ~
全体重を足に集中しながら仁王立ちし踏ん張ります!
踏ん張りますが時には
ありゃぁ~~~やらかした!
「すみません」「あっ”ごめんなさい」
左右前後に、よろけ人様に当たりますぅ~~
「大丈夫ですか?」と優しく支えてくれたのは
達哉君ではありませんか~~
あんた!いつの間に、そこおったん!?
「あっ”すみま~」と言いかけて
またよろける吾輩
笑いながら優しく腕を持ってくれたり手助けしてくれるのですが~~~
また、あの怖い視線感じるんですがぁああああああ!
あのぅ~~
わざとではありません!
船が揺れるのお!!
足腰弱なってるしぃ~~
ほんでもって吾輩イケメンはタイプじゃないんだからね!
と心で叫ぶぅ~~~
怖い痛い視線感じながらも
支えてもらい
踏ん張りながらマスク&シュノーケル装着しグローブ付けます
その頃にはクタクタの吾輩
本日なぜか・・?
心もぅ~疲れてるぅ~
吾輩の担当の、そこの!あんちゃんよぅ~~
若い女子手伝うな!
吾輩を手伝え!
そうじゃないと
怖いんだよん~~~~~
体中痛いんだよん~~視線がぁ~~
そして
無事になんとか海の中へ~~~~
少しづつ息をコントロールし耳抜きを繰り返しながら
目的のスポットまで潜って行きます
5メートル位潜ったら
少しづつ散策しながら深い神秘的な場所まで時間をかけて潜っていきます
もうこうなれば快適快適”
自分のエアーの音と周りの神秘的な海底ものしか感じない
15~20メーター位が一番綺麗
そこで仰向けになって身を任せると
濃厚な青い青い世界に
空からの一筋の太陽の光が差し込みスポットライトのよう
ダイバー達のエアーの泡が無数に混ざり合ったりしてキラキラ輝いたり
洞窟の中にいるダイバーの泡が漏れ出る美しい光景は
まさに神秘的
これだけで日常の、いろんな事がいっぺんに洗浄され
身も心も洗われる瞬間だ
もう少し潜るとそこは深海の様で光も届かなくなる
地形派の吾輩はそんな景色が好き
潜ってると空を飛んでる感覚になるのです
38億年以上前 古代は海だった!?
って納得しながら
海に酔いしれる吾輩
一番好きな場所で潜れるのは10分弱なんだけれど
この光景の為に長時間かけて船酔いにも負けづ!疲れにも負けず!来るのだ
なんか山登りにも似てる
浮上してる途中で水深10メートル位の場所でしばし休息タイム減圧症にならないようにね
魚やサンゴと戯れながら少しづつ海底の旅とお別れして行き
また船に戻るのです”
一日2本潜れば、かなり体力消耗しちゃいます
一本30~40分位しか潜らないんだけれど
前後の過程だけでもかなりハードだからねぇ”
でも、夢の海底散策後は、なんかみんな同志的な感覚になり
潜る前は一言も会話してない方とも
少し挨拶しただけの方達でも
そしてあの、痛い視線を投げかけていた女子達までも
男女&老若男女問わず
み~~~んな一緒に潜れば同じ仲間なのですぅ”
今迄の細かい事なんか、どこ吹く風~~みたいなぁ・・?
買えりの船では今潜った感動の話に
好きなポイントに、おもろい体験した事や
こんなん見た!
あんなんおった~~!
なんて
賑やかに爆笑しながら話しまくります
なので
みんな行きと全く違う別人になってます
お偉いさんであろうと
お医者さんであろうと
弁護士さんであろうと
フリーターであろうと
無職であろうと
37歳の独身の、おっさん女!
でもおーーーーーー!
もう一緒に潜っちゃえば一緒☆彡
そこもいいのよねぇ” 最高だぜーーー!
と
思いながら島に到着
本日みなさま、お泊りですから
3本目もトライ致しますので
木陰&日陰で、しばし休息タイム
3本目潜って帰る時は船から美しい夕日が見れます
海しかない海に沈む夕日は絶景!
自然より美しいものはない!
その代わりに
自然ほど怖いものだともダイビングで感じた事
そしてすっかり意気投合した仲間達で
恒例のオフ会なんぞ開催します
当日の写真お披露目や今迄行った情報交換などなど
お酒を飲みながらね”