その順位、ちょっと待った!
大昔、永きに渡って世界の均衡と理を守ってきた神は
絶対王である事に怠惰的になっていた。
有り体に言えば飽きた。
そこで神は思い付く───
神の言葉を見聞きできる動物達を集め
こう言い放ったのだ。
「元日の朝、新年の挨拶に出かけて来い。一番早く来た者から十二番目の者までは、順にそれぞれ一年の間、万物の頂点にしてやろう。」
こうして神はつまらない職務から離脱し
慰安旅行へと洒落こんだのである。
絶対王である事に怠惰的になっていた。
有り体に言えば飽きた。
そこで神は思い付く───
神の言葉を見聞きできる動物達を集め
こう言い放ったのだ。
「元日の朝、新年の挨拶に出かけて来い。一番早く来た者から十二番目の者までは、順にそれぞれ一年の間、万物の頂点にしてやろう。」
こうして神はつまらない職務から離脱し
慰安旅行へと洒落こんだのである。