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最後の挑戦  作者: 石井桃太郎
メジャー開幕
69/73

2戦目の行方

 試合は9回に入り、球場は異様な雰囲気に包まれていた。

「昨日は先発のゴールドマンが見事な完封劇で開幕戦をとりましたが、今日はここまで毎回失点と苦しい状況が続いています」

「本当よね、昨日は先発のゴールドマンがよかったのに」

 夏実と雪子は、昨日の試合を振り返っていた。


「そして、投手ですが、抑えのライトルが出てきました」

「普通なら出てこないけど、毎回得点だもんね。なんとか止めないと」

 画面には祈るような思いで見てるファンの様子が映しだされた。


「今日も登板はなさそうね」

 夏実は少し残念に思っていた。

「この展開で登板がないと思わなかったわ。いったい、どうなってるのかしら?」

「たしかに。パパは勝ち試合で使う投手じゃないはず」

「うーん、聞いてみないと分からないわね」


 その後、抑えのライトルが二つの三振を奪う力投で、スコアボードに0を刻んだ。

「ブランクあるとは思えないわね。ストレートも最速152キロ」

「しかも、あのスライダーの曲がり方とんでもない」

「やっぱり、メジャーの方が上ね」


 そして、その裏の攻撃。ライトルの力投に奮起したのか、先頭バッターが内野安打で出塁してノーヒットノーランを阻止。しかし、後続は倒れて試合には敗れた。0-22の記録的大敗だった。

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