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最後の挑戦  作者: 石井桃太郎
夢のつづき
56/73

7回裏(3)

 代打は左バッターが登場。

体の線は細いが、かなりスイングが鋭い。

キャッチャーがマウンドに駆け寄った。


「やっぱりね。さっきのショートゴロは痛かったね」

「きっと、これが最後の試練なんだと思う。ここが勝負の分かれ目かもしれない」

 雪子はそう言うと、黙って見つめていた。


 セットポジションから、1球目を投げた。

チェンジアップを打ったがファール。今度は1塁線への鋭いあたりでヒヤッとした。

2球目のストレートは完全に外角に外れ、1-1。

3球目も外角低めを狙ったストレートが外れ、1-2。


「今のは惜しかったわね。今日はあそこを取ってくれないわね」

「日本と比べると、審判のストライクゾーンのバラつきがあるね」

 そして、このあと誰も予想してないことが起きた。


 なんと2塁へ牽制球を投げたのである。

逆をつかれたランナーは戻れず、タッチアウト。

その瞬間、水川家は一瞬きょとんとしたあと、すぐに大声をあげた。

「やったー、3アウト」

 意表をついてプレーに会場もおーっと声をあげ、意外な幕切れに驚いた。


 その後、ピンチの後にチャンスありはこのこと。

8回に追加点を取り、3-0。8回、9回も予定通りの登板になり、逃げ切った。


「いよいよ、パパに審判が下されるね」

「大丈夫。信じましょう」

 雪子は手を握って祈っていた。

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