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最後の挑戦  作者: 石井桃太郎
夢のつづき
31/73

いじめ

 俺は少しの間、ぼーっとしていた。

“家族に相談すればよかった”そう思い、自宅に向かっていた。


「ただいまー」

「お帰りなさい。あなた、どこ行ってたの?」

「いや、ちょっとな」

「どう?そろそろ就職決めなきゃね。今日はFAしていたイチローが再契約よ」

 雪子は台所で夕食の支度をしていた。


「うん、俺も決めてきたよ」

「えっ、何か言った?」

「いや、何も・・・」

 俺は言いづらくなってしまい声が小さくなってしまった。

 さすがに急すぎるので、もう少し黙っておくことにした。



 プルルルルー。電話が鳴った。

「いいわ、出なくて。どうせ、勧誘だから。5時頃はよく鳴るのよ」

 雪子がそう言うので、俺は出なかった。すると、電話が切れた。

「ほーらね」

 雪子は得意そうに言った。しかし・・・


 プルルルルー。電話がもう一度、鳴った。

「あれっ、おかしいわね。あなた出て」

 そう言われ、俺は出た。


「はい、もしもし。水川ですけど・・・」

「もしもし、○○小学校の3年2組担任の石川ですが、水川さん宅でよろしいでしょうか?」

「はい、そうですが。少々お待ちください」

 俺は学校からだったので雪子に任せることにした。


「雪子。大輔の担任の先生から電話が来た。代わってくれ」

「えっ、学校から」

 雪子は驚いたようで、すぐに手を拭いて受話器を握った。

「はい、もしもし。お電話代わりました・・・えっ、分かりました」

 そう言うと、雪子はすぐに電話を切った。


「あなた・・・すぐに学校に行きましょ」

「えっ!」

「急いで。大変だわ」

 そう言うと、すぐに着替えて学校に向かった。



 学校に着くと、すぐに職員室へ向かった。

「すいません、水川の母です」

 雪子は頭を下げた。俺も続いて頭を下げた。

「水川の父です」


「立ち話もなんですから、教室へ来てください」

 担任の先生が教室へ案内してくれた。

 教室に入ると大輔と夏実がいた。さらに大輔の同級生が3人いた。

 また、相手の親もすでに揃っていた。

 俺は雪子から聞いて驚いていた。大輔がいじめにあっていた。

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