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第6話「俺の未来はここからだ!」

むむむ…もっと寝たいよ。

寝させて。って起きろ!俺!

誰かに肩を叩かれて名前を呼ばれる気がしている。


「絢介?起きて!」


視界が徐々に安定してくる。

もう朝か。

榑亜が起こしてくれてるんだよな。


「榑亜?昨日は…」


そう俺を起こしたのは彩華だった。

いつもと同じ教室の風景に俺は唖然あぜんとするしかなかった。

教室には俺と彩華2人きり。時計は5時をまわっていた。

なにも理解できない。さっきのは何だったんだ?

とりあえず聞いてみるしかないな。

夢か?そんなわけがない。

夢の中で倒れるってそんなことあるのか?

「彩華?俺今までなにしてた?確か3時に下校だったはずだけど。」


「寝てたんだよ!」


彩華はふと笑みをこぼしながら言う。


「え?何時から?俺お前と一緒に帰らなかったっけ?」


「帰ってないよ!ずっと待ってた!」


なんだ夢オチかよ。まてまて俺はいつ寝たんだ?

どのタイミング?そんなことに気づかないほど俺は馬鹿じゃないぞ?

って1人で考えてると虚しくなるから忘れよ。


「俺って何時に寝たんだ?」


「えーっと…確か私が見たのが2時だから?2時前かな?」


俺なにしてんの。進級初日からこれとか。

てことは?榑亜の事も夢か。

やっぱりな。話しがうまいとおもったよ。

あんなに可愛い子が俺なんかに興味持つわけないしな。


「ねえ?絢?榑亜ちゃんの事好き?」


俺は手と顔を激しく横に振り身体でも言葉でも否定した。


「いやいや…滅相もない!」


なんで俺はこんなに動揺するんだよ。本当に好きじゃないんだ。


「だって…榑亜ちゃんと話してて楽しそうだったし…」


「まじでそんなんじゃないからな!」


てか別に俺の事なんかどーでもいいだろ!

なんて言えないしな。

てことは?榑亜が俺にかっこいい?って言ったところは本物か。

まさかの夢オチっていうね。

まあ確かに二次元みたいな可愛い子が俺の家にいるわけないしね。

あ?まてよ?これはまさかの!

正夢?てことは?

俺はいつも通りいれているバックの中に手を入れて鍵を探した。

鍵はバックのいつも通りの場所に入ってた。

なんだ。やはり夢か。

まあいいや。俺にはもう恋愛というか女と絡むって言ったら彩華ぐらいだし…。


「ならいいんけどね…一緒に帰ろ?」


「おうよ!」


俺たちは他に誰もいない教室をあとにした。

下駄箱で靴を履き替える時、なぜか榑亜の下駄箱を見てしまった。

何してるのかな?なんて考えてないからな!


「今日は疲れたわ。家帰って寝る」


「絢!さっきまで寝てたのによくねるね!」


睡眠時間なんて何時間でもいいんだ。

眠かったら寝る。眠くなかったら寝ない。って昔から決めて生きてるから。


「彩華は勉強か?」


「うん!大学に向けて頑張らないと!」


偉い!流石我が幼馴染よ!あっぱれ!


「俺はとりあえずお父さんみたいな仕事に就けるようになりたいな。仕事はストレスたまるらしいし支えてくれる人が欲しいかな」


そうそう。

俺のお父さんはアイディアマンとして、世界各地に飛び回っている。

お母さんはその仕事先で、出会ったアメリカの白人女性と結婚して俺たちが生まれた。というわけだ。

お母さんは中学、高校と日本にいたのでもちろん日本語はペラペラだ。


「うん…」


俺が言った直後彩華は顔を真っ赤にしながら答えた。

なにがそんなに恥ずかしいのか。


「今度勉強聞いていいか?俺の家来てさ?」


「うん!いいよ!なら来週の日曜日いい?」


こんな可愛い子から勉強教えてもらえるとか最高だな。

美樹と別れてから成績は下がるし。

やめろ。考えるなり


「いいぜ!」


なんか俺リア充だな。てか1人で喜んでるからソロ充か。

こんな毎日が続けばいいなとか思ってる俺だけど。

少しフラグでも立ててみるか。

何と無く思いつくのを!

よしこれならどうだ?

おれが失恋を乗り越えたら二次元みたいな可愛い彼女ができてリア充生活!

よしっこれだ!これが恋愛フラグならいいんだけど…

そう考えているうちに自分の家が見える交差点まで来ていた。


「じゃあね絢!ここら辺で行くね?」


「また明日な!」


いつも通りに手を振って俺達は別れた。

家の前に着き俺は日曜のことを思い出しながらにやけていた。

ドアを開けようとするとやはり鍵がしまっていた。俺はバッグから鍵を取り出して、玄関のドアを開いた。

玄関には誰もいない。

靴は何足か置いてあるが、俺のださい靴と妹の靴だけだ。

やはりあれは夢らしい。

どことなく虚しい感じはするが、仕方ない。

俺には学園ラブコメなんて概念はないらしい。

俺はすぐに靴を脱ぎリビングに向かい大好きなコーラを冷蔵庫から取り出し500mlをわずか1分で飲み干した。

そう!俺はコーラが大好きすぎる男で。一時期は親に止められていた時もあった。

喉の渇きをコーラ様で潤したため、自分の部屋に向かおうとした。

すると階段の前に制服姿の犁兎がいた。


「お兄ちゃん!ご飯でも食べにいこ?」


「いきなりどうした?別にいいけどさ!」


どーしたんだこいつ。高校でいいことでもあったのか?

まあいい。飯を食べてる途中にでも聞くとするか。


「今日スーパーいくの忘れちゃって明日からまた作るから!今日だけ!」


「二人で行くなんてデートみたいだな。」


時間が止まったかのように突然固まる犁兎。

何気無く言ってしまった言葉でこんなに動揺させるとは。


「え?そんなんじゃない!お兄ちゃんなに考えてるの。」


その真っ白で透き通った肌が徐々に血圧が上がり顔にまでそれが出ているのがわかる。

やば!可愛い。にやけるって!


「もういい!そこらへんのごはんでもたべて!」


足音をわざと大きく立てながら二階にむかった。

俺って本当に悪いこと言ったかな?

なんも言ってない気がするのだが。

俺は、食欲を満たすためにリビングの食べ物がある場所をくまなく探した。

すると担々麺があった。

すぐにタイガー電気ケトルを取り出し、水をいれて、お湯を沸かした。

2分後。

お湯が沸いたのを確認して担々麺の中にお湯を注ぎ込む。

3分後筋トレをスタートするも、腕立て5回でギブアップ。

5分後

担々麺が完成した。

俺は食欲を満たすためにかなりのスピードで箸を進ませた。

俺は猫舌だったがやはり食欲にはかなわなかったため2分もしないうちに食べ終えた。

よしっ食欲も満たされたとこだし、風呂でも入るか。

夢だと榑亜がいきなり入ってくるんだっけ。

まあどうせ正夢なんかあるわけないし来るわけもない。

俺はサッと音を立てて服を脱ぎ俺は風呂場に入った。

こんにちわ!えーっとなに話そうかな(笑)

題名の略しをみんなで考えてていろいろな案がでました!

俺壁。俺を超えたら可愛い子。俺出会。いろいろとでてますが次の話までに考えておくので楽しみに!

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