表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

猫バカ

 

 手の甲に走る平行線。

「犯人の爪には、俺の皮膚が付着している。よって」

 俺は犯人の手を掴む。

「犯人は、お前だ!」

「や、つうか血だよな、付いてるの」

 藻掻く彼女の爪には赤い血。

「ニャー」

 後ろ脚が俺の鼻に強烈なキックをかます。

「ちょ、鼻血、鼻血垂れてる! 笑ってる場合か! 離してやれよ!」

「離れられない運命なんだ!」

「もうイヤだコイツ!」

 バリッとやられても本望。それが猫バカ。猫には時に迷惑な生き物の名前である。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ