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かぶった

スキルの効果で武器を装備できないと言われた俺は、確認のため剣を振ろうとする。


が、からだが動かない。


その後色々と試してみて、いくつか分かったことがある。


剣を武器として使うことができない。


しかしただ持ったり、上下に動かすことはできるようだ。


武器として使おうとしなければ、装備したことにはならないという事だろうか。


ちなみに剣以外の他の武器でも試してみたが、結果は変わらなかった。


もしかしたらとヨーヨーも試してみたが結果は同じ。


回して遊ぶ分には問題ないが、何かにぶつけようとすると途端に体が動かなくなる。


ようするに俺は武器を使って戦うことができないということだ。


それに気がついたとき、俺は愕然とした。


「冗談じゃないっ」


ああ、そうだ。


全くもって冗談じゃない。


せっかく、異世界に来たんだぞ。


なのに俺に戦うなとでも言うつもりか!


内政チートなんてする気はない。


俺はモンスターと戦って、冒険がしたいんだっ!


何か解決策はないかとステータスを開き、武器を装備できない元凶の装飾品創造のスキル詳細を開く。





スキル 装飾品創造


1・魔結石(まけっせき)と魔力を消費し装飾品を創ることができる。(魔結石の大きさ、質に比例して高品質の装飾品が作成可能)


2・身につけた装飾品の効果が通常よりも上がる。(自らが創った装飾品限定)


3・ありとあらゆる武器の装備不可。





以上がスキルの効果だ。


・・・・・・どうやっても俺には武器が使えないらしい。


魔結石は無限ポーチの中にも小さいのがいくつかあった、魔物を倒したときに手に入る石だ。


だが、今はそんなことどうでもいい。


問題は武器が使えないということだ。


しかし、ステータスを見てる間にそれに気がついた。


系統魔術作成。


そうだ、まだ魔法があったじゃないか。


どっちかというと戦士がよかったけれど、この際魔法使いでもいい。


先ほどまで、興奮していたが解決策が見つかってだんだんと落ち着いてくる。


深呼吸をしてから、系統魔術作成の詳細を開く。


と同時に何かをダウンロードしているような画面になり、少しした後文字が表示された。





作成する系統を選んでください。


蒼雷 朱雪 切断 結界 負





いくつか表示された系統の中で、負だけがその文字に似合わず眩く金色に輝いている。


俺は気がつけば輝く文字を選択していた。


画面の文字が変化する。





<系統魔術作成>は<系統魔術”負”Lv,1>に変化しました。




スキル詳細を消し、能力一覧を表示すると確かに系統魔術”負”Lv,1に変化していた。


それと同時に、三つの魔法の呪文をいつの間にか理解している俺がいた。


効果は一度発動すれば分かるらしい。


試しに一つめの魔法を腕を前に伸ばし詠唱する。


【我は、許さない。質量も時の流れさえも。来たれ、許されぬものを閉じ込める檻よ。ダークプリズン】


詠唱が終わると同時に、伸ばした手の先に黒い煙のようなもやが現れる。


この魔法は、もやの中に無限に物を入れ保存することができるらしい。


・・・・・・あれ?


無限ポーチとかぶってね?

説明回が多くてすみません。



時間がありましたら、感想評価などしていただけたら嬉しいです。

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