狂わせる少女
午後7時。公園。
私は公園のベンチに座っていた。少し息を吐いた。まだ少し白い。
「まだかなぁ・・・。少し寒いかも。」
「あいつ待ってんのやろか?まぁ、夜って言って時間なんて約束してるわけじゃあ、あらへんし・・・。」
俺は街をぶらついていた。
「ねぇ、そこの君ぃ!暇なのぉ?だったら、おねぇさん達と遊ばなぁい?」
ケバイ女が逆ナンしてきおった。甘ったるい声で・・・。しかも、後ろには2,3人いるようだ。
キモチワルイ・・・
「あぁ、いいぜ・・・。おねぇさん達♡」
全員顔を赤く染める。そして、俺たちは街へと消えた。
午後8時。公園の前の道。
「ホントに、退院おめでとう!栖大!私すっごく嬉しいよ!今まで甘えられなかった分いっぱい甘えさせてもらうからっ!」
「フフフっ・・・。もちろんだよ。藍楼、かわいいね藍楼は」
美形のカップルがベタベタしながら歩いている。
このカップルが巷で噂の最凶カップル。元ヤン藍楼。なんか、色々噂が立っている栖大。
「ねぇ・・・。あれ、柳架じゃない?」
「いや、俺はあったことないけど、藍楼が言ってる友達のこと?」
「うん・・・。やっぱあれ柳架だっ!おーいっ!柳架っ!!」
ベンチに座っている柳架は見向きもしない。
「ったく!柳架っ!柳架っ!」
揺さぶってもびくともしない。爆睡している。
ついに藍楼がしびれを切らした。
「おいっ!!!起きろって言ってんだろっ!?聞こえねぇーのか!!?あぁん!!?」
「ごめんなさいっ!!はいっ!!今起きましたっ!!おめめぱっちりです!・・・って、藍楼、何してんの?」
私は驚きすぎてベンチから落ちてしまった。
「なにしてんの?、はぁっ!!?寝言言うなら寝てからいえやっ!!心配して声かけてやってんのに・・・。」
「あっ!!ご、ごめんなさいっ!」
すぐさま土下座した。藍楼はあきれたみたいだった。
「あんた!こんなに体冷えてるじゃない!なにしてんの?…大丈夫なの?」
私は軽くうなずく
心配そうな顔になって心配してくれた。
やっぱ、藍楼はやさしいな。
「フフフ・・・君がいつも藍楼が言ってる柳架さんかな?」
目の前には・・・白雪姫がっ!!(@_@;)めっちゃ綺麗っ!!
「フフッ!面白い人だね。・・・残念ながら俺は男だから、白雪姫じゃないんだよ」
・・・。あれ?私声に出してた?
「ううん、勝手に聞こえてくるんだよ」
「・・・私の心と勝手に会話しないで頂けますか?(汗)プライバシーの侵害ですよ」
「あぁ、ごめんね、勝手に聞こえてくるもんだから」
私のこの人の第一印象は凄く綺麗な人。
第二印象は・・・。
黒魔術がつかえて絶対に敵に回しちゃいけない人。
「その通りだね(黒笑)」
「もうやめてください(泣)」
「はぁ・・・。んで?あんたはなんでここにいたの?」
藍楼は私に尋ねた。
「あぁ、・・・えーと、人を待ってる?」
「なんで、疑問形なの?・・・てか、その人誰?(そいつ、殺す!!)」
あっ、やばい・・・。後ろに黒いオーラが見える・・・。
「あはは、(汗)・・・まぁ、多分いい人だと思うよ」
「ったく・・・ってあんたそんな人のこと待ってんの?」
「うん」
「~~~~っっ、この・・・大好きじゃあぁ~~~~~~っ!!もうっ!どうしてあんたはそんなに純粋なのっ!?可愛いんだからっ!!」
藍楼が私に抱きついてきた
「フフフフフフフフ(微笑)」
笑ってないで助けてくださいよぉ~。
あぁ、もうこんなこと全国のヤンキーに見せたら失望しちゃうよ・・・。
まぁ、藍楼のここが好きなんだけどね・・・。
あっ、なんか、しんみり。(^-^)
「風邪ひかないようにね、私のパーカー貸してあげるから!あと、三十分で来なかったら帰るっ!!、いい!?」
「うん!心配してくれてありがとう!」
じゃーねっ!っと、言って去って行った。
「ったくもうっ!あの子はどこまでお人よしなの!?」
「確かにね・・・でも良い子そうじゃないか」
「そうだけど・・・。ん?」
「どうした?」
「ねぇ、あそこに歩いてるの・・・。栖大の友達じゃないの?」
二人の前方には、三神 龍騎がゆっくりと歩いていた。
「あぁ、ホントだ、・・・やぁ、龍騎」
「・・・ん?あぁ、栖大か・・・。って藍楼っ!お前よくも栖大を連れまわしたりしたな!?」
「あぁっ!!?なんだこのやろう!?喧嘩売ってんのか!?私は栖大の彼女なんだよっ!当然だろ!!?」
「退院した日にこんな時間まで連れまわすやつがあるk・・・!!」
「へぇ・・・。俺の彼女にそんなこと言うんだ・・・。随分と偉くなったもんだね(黒笑)」
びくっ!!(*_*;!!
「わ、わりぃ・・・。」
「分かればいいんだよ(微笑)」
「(相変わらずこえー)(汗)」
「そう言う龍騎は何をしてたんだい?」
「あぁ、まぁ、いろいろとな(逆ナンされとった、なんていにくいからのぉ、あぁ、もてるって大変やぁ・・・。)」
「へぇ、大変だね、もてるって(笑)」
「だから、心読むなって(笑)」
「フフフ・・・じゃあね・・・。いこうか藍楼」
「うん・・・。」
二人は手をつなぎ帰って行った。
「なんだったんだよ・・・。ったく、あいつ、いるのか?」
俺はゆっくりを公園へと近づく、ベンチに人影が見えた。
「(ま、まさか!?)」
俺は走って公園へと、向かう。
「ちょ、な、なんでねん!?なんで、こんな時間まで待っとんねん!?」
「ん?あ、えーっと・・・三神 龍騎さん?」
たぶん、俺は焦った顔をしてたと思う、それにも関らずあいつはヘラヘラした顔をしとった。
「こ、こんな時間まで待つやつがあるかっ!!!?」
「へっ?・・・でも、三神さん夜だっていったから、三神さんの夜っていうさじ加減が分からなかったんで、待つだけまとうかな?って思って」
「思って、やないでぇ・・・。はぁ、こんなに体も冷やして・・・。」
俺はあいつの手を握った。思った以上に冷えていた。
あいつは少し顔を赤らめている。
そのしぐさがとても新鮮で可愛かった。
春瀬とは、大違い・・・。
「っ!!(なにしてんだ俺は?この女は遊ぶための女・・・。なのに、どうして、俺は?・・・。この感情を消さな!)」
「三神さん?」
心配そうな顔で俺のことを見てる。
なんて、あほな女や・・・。
「あぁ、大丈夫や!(こいつは、本当のあほや・・・。この女を・・・。ナカセテミタイ・・・。)・・・なぁ、柳架・・・。俺があっためたる」
手を引き抱きしめた。耳まで赤くさせている柳架。
俺の腕に中にすっぽり収まってるから、顔は見えない。
「み、三神さん!!?」
「龍騎・・・」
「え?」
「龍騎って、呼んで」
耳元で囁いた。
「り、龍騎さん・・・。」
「さんは、いらん」
「龍騎・・・・・・。くん」
「呼び捨てで、ええて」
「・・・むり」
「しゃーないなぁ・・・。んじゃあ、敬語はなしな!」
「・・・。う、うん・・・。龍騎くん、」
「なんや?」
「く、苦しい・・・。」
「あぁ、わるいなぁ、ほい、これでええか?」
俺は軽く抱きしめている。
あいつが顔をあげた。あいつの顔は俺の目の前。
お互いの息がかかりそうだ。
「////////っ!!、は、離してください!!」
「やだ・・・。」
あいつは俺のことを押しているつもりなんだろうけどビクともしない。
所詮女の力だ・・・。
「敬語はなしってゆうたやろ?」
俺はやさしく微笑みかける。
そこには顔を真っ赤にさせた柳架の顔があった。
「(ほっんとちょーしくるうわー)・・・。すまんなぁ柳架。こないおそなってもうて・・・。」
「いいんですよ?それにみか、龍騎さんは夜といっていたのでしょうがないです。・・・でも今度からちゃんと時間を決めておきましょう」
「・・・せやな。それより、敬語じゃなくてためでええ!!」
「あっ!!はいっ!すいm・・・。じゃなくて、ごめんね?」
「ほいっ!ごーかく☆・・・。肉まんおごったるわ」
「ほんとっ!!」
目を輝かせて柳架は言った。
「(なんやこいつ?面白いくらいにくいついてきたなぁ)おぅ!またせたしなぁ!!」
「ありがとうっ!!」
そのあと近くのコンビニへ行った。約束どうり肉まんを買って公園で食べて少しの時間しか離さなかったけどとても楽しい時間だった。家に着き、ベットヘダイブ。
・・・・。なんだろう?
最初は一目ぼれだって言われて、まだ、2回くらいしか会ってないのに・・・。
ナンダロウ・・・。コノキモチワ?
俺はあいつと別れた後家には帰らず道をふらふらと歩いていた。
・・・。あいつは、俺の心を狂わせる・・・。
ただ、律儀とか、礼儀正しいとか、天然とかじゃなくて・・・。
「なんなんだよ・・・。」
ぼそっと呟き。また歩き始めた。
マッタクアイツワ・・・。オレノケイカクヲクルワセル。




