初めての進化
森ネズミLV8/LV15
ステータス
生命力11/11
精神力11/11
魔力11/11
体力10/10
スキル
叡智LV2
鑑定LV4
コピーLV3
仲間呼びLV10
気配察知LV1
技
食いちぎりLV10
締め付けLV1
叡智を使い、森ネズミを見てみる。
相変わらずの一瞬で来る情報量による頭痛。
そして、叡智がまたレベルアップした。
気になる結果は、森ネズミは、ネズミ系最弱の種族の1つで、進化先は、大森ネズミしか確認できていないそうだ。
進化について、叡智で確認。
進化は、上限レベルに達している時、条件次第で、新たに強い個体になること。
色々やってみて、無理なら大人しく大森ネズミを目指そう。
その前に死なないことも重要なんだけどな。
魔法について叡智で、調べてみる。
膨大な情報が頭に入ってくる。
生命力が減るほどの頭痛だ。
魔法は、基礎7属性、火、水、土、風、闇、光、無と2つの属性を混ぜ合わせた21の合成属性があることがわかった。
基礎7属性は、生まれ持ってのものなので、持っていないと魔法は使えないらしい。
俺の場合は、コピーすれば、使えるようになるかもしれないので、見つけたら絶対逃さないようにしたい。
俺は、それから、しばらく何もなく、安全な暮らしを送った。
季節が変わる。
おそらく秋だろう。
クラの木が、実を落としたのを見つける。
俺で持てるくらいの小さな木の実だ。持って帰ってうろで食べる。
美味しいのだと思う。
食べやすく、いい感じだ。
俺は、実を拾ってうろに蓄えた。
そんなことをしているとふとやばい考えが浮かぶ。
俺って、冬越せるのか?
そう言えば、だんだん寒くなってきた気がする。
冬超しについて、案を考える。
1進化して対応。
2街とか村に避難する。
3動物の毛皮とかを集める。
4草のベッドと木の実で乗り切る。
一番無難なのは、4だが、あっけなく死にそうでもある。
2は、場所わからないし、移動も大変。
冒険者とかと仲良ければいいんだが…。
3は多分無理。
俺は、そこまで強くない。
1はアリなんだよな。
贅沢言うなら、進化してから、草のべベッドと木の実で乗り切るが正解だろう。
ともかく進化だ。
相手は物色アリたち。
俺は、物色アリの一体に食いちぎりを使う。
物色アリは一撃で経験値になって、亡骸をさらした。
顎だけは、気をつける。
頑張って、狩る。
狩る。
狩る。
…。
1日で、LV13だ。
仲間呼びも、まだ、使われていない。
木のうろで寝る。
その夜のことだ。
痛い。
お腹の辺りだ。
起きてみると、物色アリが、俺の体中に噛みついていた。
俺は、慌てて外に出る。
外には、十数体の物色アリたちが待っていた。
俺の体の状態は、傷が5箇所も出来て、血も流れている。
月明かりに照らされ物色アリたちが、こちらを眺める姿は、気味が悪かった。
物色アリたちは、こっちに向かってくる。
出血もあり、ここで決着をつけないとまずそうだ。
俺は、近くの1体を倒す。
物色アリの1体が、仲間呼びをした。
俺は、もう1体倒す。
食いちぎりじゃないと、倒しきれないようだ。
倒す。
逃げる。
倒す。
倒す。
逃げる。
…。
ステータスを確認する。
LV15/LV15
よし、いける。
進化。
このさい、大森ネズミでもいい。
進化先が3つアリます。
1大森ネズミ
2森ネズミリーダー
3牙ネズミ
2は却下。
今、リーダーになっても、仲間が呼べるとは限らない。
1か3だ。
欲を言えば、叡智を使ってからじっくり考えたいが時間がない。
多分、大森ネズミなら逃げられる。
牙ネズミは、大きさが変わらないかもしれないから危険だ。
でも、レアモンスターっぽいから、牙ネズミにしたい。
そう言っている間も、血は流れる。
決めた。
進化。
牙ネズミ。
おお。
牙ネズミLV1/LV15
ステータス
生命力6/6
精神力6/6
魔力6/6
体力10/10
スキル
叡智LV3
鑑定LV5
コピーLV4
仲間呼びLV11
気配察知LV1
牙強化LV1
技
食いちぎりLV12
噛みつきLV1
締め付けLV1