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評価Sの3人

「従魔召喚評価Sが3人ですか…。」


「古龍を召喚したレイン君、大天使を呼び出したアレクシアさんはわかります。ですが、エレオノーラさんの召喚したモンスターは、失礼を承知で言いますがただのネズミではないですか。2人と並べるのは少々ひいきが過ぎるのではないでしょうか?」


「だから、彼女には、追加課題も与えました。それで、いいのではなくて?」


「まあ、彼女の課題は、良くできていましたが…。それでもやはり…。」


「従魔召喚は、狙ったモンスターを召喚させるものではないですよね。」


「急になんですか?狙ったモンスターを召喚できるならみんな古龍や大天使を召喚するでしょう。」


「ネズミの彼は、5体の仲間をしっかり狙って従魔にしたらしいですよ。」


「馬鹿な。いや、でも実際に…!」


「エレオノーラさんが目をつけたコピーというスキルもですが、叡智というスキルも名前からして危険です。彼が生まれながらにこのスキルを持っていて、それを使いこなすだけの知能を持っていたとしたら…。」


「ネズミの皮を被った化け物…。」


「そこまでは、思っていませんよ。ただ、まあ、色々期待はしていますけどね。エレオノーラさんにも。従魔君たちにも。願わくば、魔法の歴史を動かしていただきたい。その深淵に近づいてもらいたい。私はまだまだ楽しみ足りないもの。」


「理事長…。」



俺たちとエレオノーラは、学園の裏の森にいた。

「右から森ウルフ3体倒せる?」


俺は、地面を凍らせて、森ウルフを捉える。

魔ネズミに進化した仲間ネズミが森ウルフに魔法を放つ。


1番チビが爆発属性、もう1匹のチビが、嵐属性、真ん中2匹は、影属性と雷属性、1番大きいのは、天属性。


それぞれが、最大火力で放った。

それでも仕留めきれなかったところを俺とエレオノーラは、風魔法で仕留める。


魔ネズミに進化したら、仲間ネズミたちは、2つの基本属性と1つの複合属性を覚えたのだ。

エレオノーラは、また、レポートださなきゃと、頭を抱えていた。


せっかくなので、俺もレベルを上げている。

エレオノーラも張り切っているようでちょうどいい。

1日かけて、狩りを楽しんだ。


「この森、いつも一定数モンスターがいるから、楽なのよね。」

モンスターが多いので、取り合いになることもないそうだ。


遠くで、光属性の柱が立つ。

「何アレ。すごい火力。真似できる?」

聞かれても困る。

多分、2倍くらい魔法レベルが必要だろう。


また、別のところでは、空中に熱線が飛んでいく。

水の竜巻に、雷、でっかい氷。

なんでもありだ。

叡智に聞いてみると最初の光の柱は、大天使の攻撃、次の熱線は、古龍の攻撃、水の竜巻と雷とでっかい氷は、人同士が争っているようだ。


まるで、近くに行きたくない。が、大天使が、飛ばされてきた。

天使というより結晶に羽が生えたような見た目のそのモンスターは、地面をえぐりながらこっちに近づいてくる。

俺は、戦士の咆哮を使った。

みんな、でかい大天使から距離をとった。


その場に転移で現れる。

少女。

「ひどいよ!レイン君。私の方が、すごいからって、私たちに当たらないでよ!」

結晶のようなものに亀裂が入り中からたくさんの手が出てきて、まっすぐ、何かを掴む。

龍だ。

うっとおしそうに手を焼いている。


「黙れ!お前、むかつくんだよ。明らかに俺の古龍の方がすごいだろ!古龍もなんとか言ってやれ。」


「このレベルの天使とやりあってるときに、しゃべれるか!あいかわらずの馬鹿力しやがって!」


なんかお取り込み中みたいだ。

エレオノーラと仲間ネズミたちが危険そうなので、今、見せてもらった転移を叡智で解析して使ってみる。


エレオノーラの部屋に帰還した。


「これ、アンポンタンアレクシアの転移?」

ひどい名前が聞こえたな。


エレオノーラは、俺を調べているみたいだ。

へー、そういうことだったんだ。

とか、ふーん、こっちの方が、最適なのになんで?とか言って、自分の中に入ってしまった。


次の日、古龍が大天使に負けたと大騒ぎになっていた。

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