魔導学院
少女エレオノーラは、困惑していた。
従魔契約を理解出来るほどの知力のあるモンスターを引き当てたこと。
めちゃくちゃわくわく驚き嬉しく召喚したら、ちっちゃいネズミだったこと。
ネズミが目の前で、従魔契約を5個同時に行ったこと。
そのネズミが、俺なんかやっちゃいました?みたいな感じでこっちを見ていること。
…もしかして、全て夢かもしれない。
私、ネズミ当てて若干意識飛んでたかも。
でも、ネズミ6体いるのよね…。
ネズミ。
ネズミ。
ネズミ。
ネズミ。
ネズミ。
ネズミ。
はあ。
「まあいいわ。最初に出てきたのが、どの子?」
一匹がさっと前に出た。
「能力の確認をっと。…うわ。いっぱいスキル持ってる。レベル高いのもあるし…。コピーってなんだろう?農業とか絶対あってもネズミじゃしょうがないでしょうに…。っていうか、あんた魔法使えるのよね。うーん。当たりなのかしら?種族、魔導ネズミ。うん。当たりかも。これからよろしくね。」
座って指を出す少女。
俺は、パンツ見えてるなあと思いながら、指を掴んだ。
後ろで、1番大きな仲間ネズミと1番のチビすけが俺のしっぽをかんだ。
痛い。
どういうことか説明しろという感じである。
俺は、パンツ丸見えな少女に、とりあえずチーズが食べたいと訴えた。
少女は、わかってくれたようだ。
後ろの扉を開けて、俺達を手招きした。
俺達は少女のあとをついていく。
少女を鑑定する。
人間:魔法使いLV16
ステータス
生命力18/18
精神力31/31
魔力40/40
体力5/5
スキル
魔法の才LV15
そして、魔法は、火、水、風、土、光、闇、無の基本7属性と霧、溶解、崩壊、熱、氷、雷、吸収、毒、重力、精神、破壊、聖、滅、天、消、爆発、衝撃、固、嵐、影、星の複合属性全てをLV10以上で、扱えるようだ。
叡智で、ここはどこかと確認。
リスティオ魔導学院。
どうやらこの世界最高峰の魔法学校のようだ。
少女は、食堂のようなところで、チーズをもらい、外の広場で食べさせてくれた。
「あなたの従魔の子たちも魔法使えるの?」
聞かれて困る質問だ。
多分、魔ネズミになれば、使えるようになるが、生命力が一気に少なくなってしまうからな。
少女は、俺が困っているのを察して、それ以上は聞いて来なかった。
今のうちに契約内容の確認。
俺と少女の契約は、従魔契約。
マスターは少女。
従魔は俺。
マスターに危険があったら守ること。
マスターの命令には、あまりにも理不尽な命令でなければ、極力従うこと。
契約期間は応相談。
食事の面倒は基本マスターが見る。
そんな感じに落ち着いた。
ちなみに俺と仲間ネズミたちの契約は、急に危ないことをしないこと。
マスターに迷惑がかからないように配慮すること。
そんな感じだ。
仲間ネズミたちは、マスターからもらったチーズをかじりながら、マスターを認めたようだ。
チーズを貰えたことがとても嬉しいそうだ。
あとは、従魔になったら、マスターからは、従魔の能力を見ることが出来るようになるそうだ。
俺は、鑑定があるから関係ないが…。
「これから、従魔の報告しないといけないの。来てくれる?」
俺は、頷いた。
仲間ネズミたちも、シャキッと集まってきた。
「本当に言葉の意味がわかるのね。じゃあ、一度部屋にもどってから行きましょう!」




