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ダンジョン突入2

次の丘を登ったら、またもや兎野郎を発見、二匹だ。


「おらおらぁ、兎野郎かかってきやがれっ!」


今回はやつらをおびき寄せて迎え撃つ。上に居るほうが有利なはずだ。

ドダドタと二匹揃ってこちらへ向かってくる。なんかハァハァしてるぞ?

多少距離があったけど、こいつらすでに息が上がってないか?

やっぱこいつら雑魚だな。


「アレキ流素振りその1だ、オラァ!!」


1匹の胸に槍を突き立てた、よし。引き抜こうとしたその時

2匹目が体当たりしてきて槍を手放してしまった。

そのまま後ろに倒れて兎野郎にのしかかられる。


「シャアァァ!」


左拳を兎野郎の側頭部に叩き込んで怯んだ隙に押しのけた。

なんとか立ち上がりナイフを抜く。

両手で構えて体当たりをかますようにぶつかりながら

腹部にナイフを突き立てて今度はこちらが覆いかぶさる形になった。

必死にナイフを振るい続ける、気づいたら兎野郎も俺も血まみれになっていた。



はぁ、焦った。複数相手はやばいな。

舐めすぎてたか、複数の場合は慎重にいこう。


チンポと魔石を回収していると、次の丘の上に兎野郎が現れた。

また2匹だ、俺に気づいたみたいだなこっちへ向かってきてる。

もう油断しねぇぞ、一方的に嬲ってやる。


待ち受けるには距離がありすぎるので俺も移動する。

丁度谷間に差し掛かる所でやつらと対峙した。


「アレキサンダー流槍術鍛錬型その二!」


なぎ払いだ。横薙ぎに槍をふるって牽制する。

左側のやつに穂先が掠って浅い傷を付けてやった。

怯んで足が止まっている。今のうちに右のやつを殺る。


突き刺し引き抜く、右のやつは殺った。

左のやつが動き出したがもう遅い、胸に槍を突き入れた。


よしよし、今回は良い感じだった。

この調子で油断なく牽制しながら隙を伺えば問題ないな。

チンポと魔石を回収して川を目指した。





「おー、おるなー。」


川辺りには2~4匹でグループを組んで兎野郎共が点在していた。

4匹同時は厳しそうだな。それに他のグループが合流されるのは

確実にまずい。1グループずつを素早く倒して他のグループを警戒。

出来ればチンポだけは確実に回収したいけど、魔石は捨て置く事も

検討しておくか。まぁ、一時的に放棄しても後で機会を伺って

なんとか回収してみよう。


よし、一番手前にいる3匹グループを仕留めるぞ。

他のグループが寄ってこない内に倒さなきゃいけない。

こちらからできるだけ早く接近してさっさと殺す。


見晴らしが良いからさすがに奇襲は無理だったか。

すでに3匹は臨戦態勢だ、少し前に出ていた右側のやつを突いて引き抜く。

次、もう間合いを詰められた。

穂先は当たらないが横薙ぎで棒の部分を首に当ててなぎ倒す。

振り切った槍をすぐさま逆方向へとなぎ払い3匹目を牽制。

こっちは空振りしたが振るんだ隙に突き刺す。

倒れたやつはどうなった?丁度起き上がるところだった。

間髪入れずに突き刺す、よし3匹でもやれたぜ。


他のグループを警戒せねば、一番近い対岸に居るグループは……。

俺を見て騒いではいるけど川を渡る様子は今のところないな。

川に渡ってまでは襲って来ないのか?


次に近い奥に居た2匹のグループは……こっちに来るか。

チンポ回収だけは間に合いそうだな。3本回収する。

対岸を確認したがやはり川を渡る様子はない。2匹を相手にしよう。



難なく仕留めた、チンポだけ回収。

次は4匹のグループだな。

これは普通に対峙するのはやっぱ無理だよな。

なんとか分断出来ればいいんだが、ここは一旦身を隠して機会を伺うか?


いや待てよ、こっちに向かって来てるあの4匹先頭と最後尾で結構バラけてるぞ。

俺との距離が結構あったから、走っているうちに体力差が露見したのか。


そう言えば昔読んだ漫画にそんな戦法があったな。

勇者様が原作者であちらの世界の漫画を参考にしたという確か……。

流浪の剣士だったか?

打倒王家を掲げて発起した南部の貴族達に加勢して

手柄を立てた剣士が、請われた仕官を蹴って旅に出るって話だ。

その流浪の剣士を慕っている少年剣士がゴロツキ共に囲まれた時使っていた戦法だ。

走って逃げながら追い付いて来たやつを1人ずつ倒すという。


やってみるか、兎野郎を待ち構える。

先頭の1匹目を刺して即座に走る。走る。走る。

ここで反転して2匹目も突き刺しまた走る。

反転して突き刺す、残りは1匹これも倒す。



ハァハァハァ

ハァハァハァ

やれたな。

この戦法は使えるぞ。

ハァハァハァ

チンポ……回収しなきゃ……

ハァハァハァ……

……



……水音!?なっ!!!


対岸の奴らがいつの間にか川を渡って来やがった!

10匹以上は居るんじゃないのか?くそっ囲まれる!

またマラソンするしかねぇか!





ブクマや評価頂けたら嬉しいです。

あと5000文字ぐらいの短編書いたので良かったぜひ読んでね。

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