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やってやるぜ。

 あれから3日が過ぎたが、俺の怒りは収まらない。

たかが2000マネーだけどさ。冒険者の屑如きにコケにされたんだから当然だ。


 そして俺は怒りのテンションのままにある決意をした。


 もういいと、あんな奴らには頼らないと。

あんなやつらに出来るんだから俺にも出来るに決まっていると。


 自分でダンジョンに潜ってチンポ取りに行けばいいじゃんと。




 つーわけで、色々準備をしようと思う。まずは情報、と思ったがこれは問題ない。

サーギシュを待ってる間に暇だったのでギルド内にあった資料コーナーで掲示物とか

本とかを読んでいた。


 だから『ラビットハウス』の地形、兎野郎の生態、冒険者の心得えやら

立ち回りやらが大まかには頭に入っている。あとは当日に地図を買えば十分だろう。


 次に必要なのはなんといっても装備だな。商業で賑わう40地区にある

ウエノ商店街にやってきた。ここには何でもあるが武器とか防具関連の店も多い。

適当に一番大きい武具セレクトショップに入った。


 武装なんて正直よく分からんので店員に尋ねて初心者おすすめの品を買う。


 いくつもの大規模ダンジョンの管理を手がけている

ダンジョン管理業者最大手のブラックサークシュ社が自社の

新人社員ハンター向けに開発製造したという上下の戦闘ウェア。


 同じく同社が開発製造している新人ハンター用防具セット。ヘルメット、胸当て、籠手、脛当て、ブーツの豪華5点セットだ。


 俺には防具の目利きは出来ないが、有名企業が社員の為に

わざわざ開発した品だ。新入社員は安全の為にとこのウェアと防具セットを

給料天引きで必ず購入させられるんだとか。

それだけ自信のある確かな逸品だということなんだろう。


 ダンジョン管理業社が作らなくても有名武具メーカー品を買えばよくね?

とも思ったが工房に篭もりっきりで偏屈な老舗の防具職人達が伝統と言う名の慣性と

怠慢の元に作った防具なんかよりも


 戦闘の現場の声をダイレクトに反映して弊社で期間契約雇用した若手の武具職人達による柔軟な発想によって開発された弊社の防具は実用的で最新鋭で最先端でパーフェクトである。


 ってブラックサークシュ社ブランドのパンフレットに書いてた。


 本来ならば、社内で独占しておきたい最高の逸品ではあるが

人命に関わる大切な防具。社会貢献の観点から他社のハンター達にも

使ってほしいとわざわざ外部への販売事業を始めたんだと。


 しかもなんと、売上金の一部を怪我で退役するハンターへの義援金に

寄付するらしいじゃないか。いい会社だなぁ。ここの製品なら間違いないね。


 試着してみたら、有名防具メーカー製の同価格帯製品よりも薄くて軽くて動きやすい。

奮発しちゃったけどいい買い物したなぁ。


 武器は防具で大分予算を使っちゃたので輸入品でデザインが気に入った

安いやつを適当に買った。メインウェポンの短槍とサブウェポン兼剥ぎ取り用の

大ぶりなナイフだ。



 これで装備は完璧。次はポーション類、これもウエノ商店街で買った。

実家に顔出すのは嫌だからな。治癒ポーションを3本、スピードポーションを1本、

スタミナポーションを1本。ポーション用のウエストポーチも購入。


 あとは雑貨屋で安物のバックパックと水筒も買っておいた。買い物はこんなもんかな。



 

 翌日は45区内にあった槍術道場を訪ねてみた。

武器なんて振り回した事ないからな。少しは手ほどきを受けておかなきゃ

さすがに実戦なんて無理だと分かる。3日通ってそれなりの手応えを掴んだ。


 明日ダンジョンに行くと言ったら槍術スキルも無いおまえには

まだ早いと師範には止められたりもしたが、もう十分だ。

いつまでも受講料を払ってやるつもりはない。


 

 さて、最後に用意するのは……オナホだ。さっき抜いてチンポイントが10貯まった。

素早さ+10体力+10の効果があるエイティーンを入手。これにスピードポーションと

スタミナポーションを併用して素早さと体力をマシマシにして兎野郎に挑む。


 あいつらは柔肌らしいので特に力がなくとも普通の武器で十分ぶっ刺して殺せるらしい。

だからパワーポーションは買わなかった。それと、身のこなしについては戦闘職ではない

一般成人男性並らしい。


 つまり身体能力は俺と同程度のはずだ。しかし俺はオナホとポーションでドービングする。ドービングした素早さと体力を持ってすればやつらを圧倒できるはずだ。


 ステゴロの兎野郎に対して槍を使う俺にはリーチの有利もある。これで完璧。

明日は兎野郎共相手に無双してやるぜ。チンポを狩りまくってやる。





食費7日21食分マイナス12800マネー 交通費マイナス800マネー 


下級治癒ポーション3本マイナス24000マネー スピードポーションマイナス10000マネー


スタミナポーションマイナス8000マネー 短槍マイナス12800カネー


ナイフマイナス5980マネー  戦闘ウェアマイナス29800マネー 


防具セットマイナス119800マネー ポーションポーチマイナス2600マネー


バックパック1800マネー 水筒400マネー 


槍術講習料3日マイナス15000



残金17400マネー 残チンポイント0 

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