表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
現実ニートは異世界勇者  作者: しろ
2/4

ニートの風当たり

一輝が世界一周に出て1ヶ月。

俺は相変わらずコンビニの廃棄処分をもらいながら暮らしていた。

今日も何気なく立ち寄り


「彰ー。いつものー。」


そう言うと最近は裏の倉庫の鍵だけ貸してくれるようになった。


借りた鍵を差し込み鍵を回すと、ガチャッと音を立てて鍵が開く。

するとその開いた扉の向こうは白く光っていていつもの倉庫ではなくなっていた。


「ちょっと覗いてみるか。」


俺は好奇心で倉庫の中を覗く。

するとその先には………


「なんだこれは…。ただの草むらじゃないか。」


その光の先は広大な野原が広がっていた。

あまりにも不自然だったが、最近ニートへの風当たりがきつい。

彰もそうとう呆れている。

まだ旅に出た一輝が真っ当だと言われる始末だ。

そんなことを考えていたら足が勝手に光の先まで進んでいた。


周りを見渡すと辺り一面は野原だけだった。

そう。扉も消えてしまった。


「な…無くなったー……。」


と、一人で呟いてしまったが無意識で出た言葉を感じれるほど意外と冷静だった。

ただなにをしていいのか、ここがどこなのかわかるわけもなくとりあえず寝た。


寝てから何時間経ったのだろう。

辺りは暗く、そして冷え込んでいた。

明るいうちは分からなかったが何キロか先に明かりがついている場所が見えた。


「くそっ、どんな田舎だよ。」


と、文句を言いながらもその明かりを目指して歩くことにした。

それから二時間ほど歩きようやく目の前までたどり着いた。

しかし、普段から運動をすることもなく、働くこともしていなかった俺だ。

もうすぐ着くという安心感と、極度の疲労で倒れこみ、そのまま意識を失ってしまった。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ