~初めてのお仕事~
碧音の両親
栄司と碧咲に会って話し
栄司に気に入られた龍。
龍は碧音の親である碧咲に少し不思議な感情を抱きながらも 初めての仕事に取り組み始める
さて、初めての仕事で無事に碧音を家に戻すことができるのだろうか!?
両親に必ず碧音を守り無事に返すことを約束したあと 部屋から出る。
俺が出たあとすぐ爺も出てきた。
龍『爺、準備するとは言い切った物の 何をすればいいのか分からないんだが、どうすればいいんだ?』ノープランと言うのも時には痛手となるもんだな。
爺『そうですね。あまりこれと言って用意するものはございませんね。あるとすればこちらの無線位ですかね。』
ふむ。こういうことになると少し表情が変わると。 ある程度は臨機応変に対応出来そうですね。ですが、それがどこまで出来るかですがね…
龍『そうなのか?わかった。ありがとう』
そう言いながら 無線を爺から受け取り
装着する。
そして、更衣室へ1度戻り もう一度身なりを整える。
龍『んー。これにサングラスなんてかけたら本当にただのヤクザにしか見えねーな(笑)』
そう、元々ガラも悪いし、少し強面な顔で
ほんの少しだけガッチリとした体。
そんな俺が黒いスーツを来ているのだから。
何を馬鹿なことを言っているんだ俺は…
と思いながら 更衣室から出ていき
碧音の部屋の前へと足を運び 到着した。
コンコンッと扉をノックをすると 中から
碧音『はーい!今出ます!』
その言葉の数秒後に勢いよく扉が開く!
予想よりも早く扉が空いたため
龍に ドンッと扉が当たる…
龍『ぐっ。 いってぇな』
碧音に聞こえぬようものすごく小さな声で呟く。
一瞬だけ 眉間にシワが寄り 目付きが鋭くなるがすぐに元に戻す。恐らく反射的な物だろう。
碧音『!?龍さん!?大丈夫ですか!?今当たりませんでした!?』
あぁー!どうしよ!? 龍に扉をぶつけてしまった!?
龍『ん?大丈夫ですよ? 扉が勢いよく空いて危ないと思ったので、手で勢いを止めただけですので』
嘘でもぶつかって痛かったなんて言えない。ダサすぎるからな…
碧音『そうだったんですか!よかったぁ!龍さんにお怪我がなくて!!』
本当に手で止めただけなのかしら。
確かに当たったような。 考えすぎかしら…
龍さん、強がってる…?
龍『それではお嬢様。行きましょうか』
そう言い、俺はニッコリと笑顔を浮かべたが
碧音は何やら表情を少し曇らせている。
何故だろう?俺が笑顔を浮かべるのがそんなに不思議なのだろうか?
碧音『えっと。龍さん… 私が扉を勢いよく開けて怒ってます?』
今、凄く怒ってる!? 一瞬怖いかおされたような…
そう。龍は笑顔のつもりでも
周りから見たら不気味・怪しい・怖い
などと取られるほど 笑顔が苦手なのだ。
大きな欠点とも言えるだろう…
しかし、当の本人はそのような事には全く気づいてなどいない。むしろ、いい笑顔だと認識している。 龍はどこまで馬鹿なのだろうか(笑)
龍『ん?決してその様なことはないですが??俺は普通に笑顔で言ったのですが…?』
ん?俺の顔ってそんなに怒ってるよつに見えんのかな?笑顔なのに?
頭の中は ?←だらけだ。
碧音『あ、いえ!何となくそんな気がしただけなので!今のは忘れてくださいっ!!』
さっきのが笑顔… 本当に不器用な人ですね…
ふふふ←※笑ってます! 怪しくはないです!
本当に面白い人ですわ
龍『そうですか? では行きましょうかお嬢様。』今回は普段の顔で言ってやった。
これで、変な顔をはされないだろう
碧音『はい!ボディーガードお願いしますね!龍さん!』
なんだか龍さんとお出かけすると思うと
心強いと言うか頼もしいというか! 楽しみ!
碧音は心の中では凄くワクワクしていたのであった。
龍『では、こちらへどうぞ』
そう言葉を返し 玄関へと向かい
玄関から外へ出て 爺の運転する車へと乗り込む。
そして、碧音と俺が乗り シートベルトを着用したのを確認すると
爺が車を走らせる。
爺『お嬢様。今日はどちらまで行かれますか?』
この小僧が弱音を吐き逃げ出さなければ良いが…
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!!
ついに 碧音を護衛する初のお仕事ですね!!
そして、龍の笑顔は笑顔ではないと確信しましたねw
そして、碧音はどこえ向かい外で何をするのだろうか!?
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