~最終試験~
やっと碧音の家に到着しましたね!!
これから碧音と龍はどう絡んでいくのか!?
そして、今回は更衣室を出たあとからのお話です!
更衣室で身なりを整えた後
スーッ…ハー… 深く深呼吸をする
龍『よし!いくか!』
気合を入れて更衣室の扉を開け部屋から出る。
出てすぐのところに爺が待っている。
爺は家に着いてからやけに表情が緩んだな。
これが俗に言う営業スマイルってやつか!?
などと馬鹿なことを考えて、少しでも妙な緊張感 をほぐしながら、爺が碧音の親の元へと案内してくれるので黙ってあとを着いていく。
そんな事を考えながら後をついて行くと
少しして部屋の前についた。
爺『弥雲様、こちらのお部屋が 碧音お嬢様の御両親。この家の主のお部屋でございます』
くっ… なぜ私がこのような小僧に丁寧な言葉などを使い 親切にせねばならんのだ。
だが、仕事だ。割り切らなければなりませんな。
そして、爺は扉を コンコンッ とノックをした後声をかける
爺『爺でございます。旦那様・奥様 例の者を連れてまいりました』
旦那様…奥様… このような野蛮な者を連れてきてしまい本当に申し訳ない…
そして、中から声が聞こえる
?『はいれ』
少し渋い声をした男性の声が言葉を返してきた
その言葉を聞き 爺が扉を開ける
爺『失礼します』
扉を開け 爺が先に入り2人の元へを近ずいていく。
俺も同様、爺について行き 近くまでいくと
碧音の母親が話しかけてきた
碧音母『貴方が弥雲 龍さんですね お待ちしておりました。 私は 茉乃 碧音の母 茉乃 碧咲です。よろしくね』
この子があの噂の子… 本当に大丈夫かしら。
あの子の我儘に耐えれるといいのだけれど…
噂だけの人材じゃないと信じたいわね。
龍は碧音のあの顔、笑顔は母親譲りとはっきりわかる。
だが、この親の笑顔には何か引っかかるような感じはしない。何故だろうか。
まぁ今はそんなことはどうでもいいか。
碧音父『そして、私が 茉乃 栄司だ 。 よくぞ来てくれた!っと言いたい所だが、君は悪い噂しか流れてないようだが。その噂はどこまでが嘘で事実なのかね?』
この少年 相当の苦労をしてきたのだな…
だが、それを理由に優遇する訳にもいかん。
ここは私の家であり 城でもある。
この目で見極めなければな。
龍『噂は所詮噂に過ぎない。それにもし、あんたの言う噂が本当だとしても それは紛れもなく己の行動に伴って流れたもの。それならそれで 自分なりの思うような考えを持ち行動をしていくだけなので。まぁ、大抵が本当ですがね』
噂程度で促される奴の下には着きたくないもんだ。 この人が探りを入れているだけと信じたいがな。
栄司『そうか。君の答えはよくわかった。』
栄司は内心では凄く笑っていた。いや、笑っていたと言うより楽しんでいたのだ。
私の問にこのような幼き少年が自分の意思を確実に伝えるとは。しかも、包み隠さずに。
この少年、なかなか面白い!
気に入った!
碧咲『っ…』
碧咲は何かを言おうとした。
しかし、何故だろうか 言うのをやめたのだ。
龍『答えは決まりました?』
俺は俺の信じる道を進むのみ!
そして、こいつは俺のことを試してたな。
中々面白い奴だ!
栄司『あぁ。 決まったよ…』
数秒の沈黙を作り そしてまた栄司の口が開く
栄司『君をこの家に歓迎しよう! これから娘のことを頼んだ!』
確かに見た目や発言などは不良そのものだが
こやつには他にはない本当の芯の強さもあり 肝が据わっている! それに、本当は心優しき少年なのだろうな。 私も道は違えど 苦労をし、様々な人を見てきた。そして見られてきた。
この少年は並大抵の人物じゃ そこまでわからないだろうな。 つくづく面白い少年だ!
龍『ありがたきお言葉 感謝します。旦那様』
契約が成立した以上 俺が今 敬わなければいけない奴には丁寧に接していかねぇとな。
碧咲『龍さん、早速ですが 今日、碧音はある場所に行かないといけないので 早速で申し訳ないですが ボディーガードを頼みましたよ』
本当に任せて大丈夫かしら…
栄司さんはいいと言ったのなら信じたいたけども…
龍『はっ!かしこまりました奥様!では、さっそく準備をして参ります。』
とは言ったものの 何をすればいいのか全く分からないとで チラッと爺の方に目をやる。
気づいたのか アイコンタクトを飛ばしてくれた。
よし、このあと聞いてみるか。
龍『では、失礼します。必ずやお守りして見せます』
そう言い放ち俺は部屋から出た。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!
前回は少し短めに書きました!
そして、今回は長めに!
バラバラですが見逃してくださいw
これからの展開はどうなっていくんでしょうかね!!
次は爺に何をすればいいか聞くところからです!