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異世界のフリークス  作者: タクトん
第一章 化物世界を渡る
6/13

崩壊

(-_-)異世界まだー?



あれから、人類が。

人間がこの世から絶滅してから100年が過ぎた頃。

干からびた大地に佇む城。

その王座に男は居た、だが。

顔色は悪く、視線はただ。虚空を眺め。

表情は抜け落ち、一見。

人形の様でもあった。


絶望、悲しみ、怒り、後悔、憤り。

男の心は砂の如く、吹けば形すら保てない程に壊れていた。

そんな時だ。遠く、遥遠くから。

ガラガラと崩れる音が聴こえてくる。


次第に音と同調するかのごとく、地震にも似た震動が続き、音も大きくなってくる。

流石に無視出来なくなってきた頃、男はゆっくりと視線を回す。

すると、どうだろうか。

遥、地平線の先。見えない筈の地平線が近付いてくる。

いや、地平線が近付いてくるのではない。

地平線が、大地が、空が。

崩れていくのだ。

まるで大地が升目に切ったブロックの様になり、消えていく。

空も同様に、消えていく。

消えてしまった場所には何もない。

真っ黒や、真っ白とも違う。

色が判別出来ないのだ。

空間自体が消えているとでも、思えば良いのか。

男は冷静に有り得ない光景を分析し、眺めている。


ただ、あれに巻き込まれたら。如何に私だろうと助からないだろう。

そう感じたのか、男は思わず。

笑みを浮かべた。

(;´д`)まだだっちゃ♪


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