絶望の世界
更新は最短で1日から3日以内。
最長で一週間には上げたい!
完結したいよぉ・・・
城の中心。つまりは王座に位置する場所には。
一際豪華な椅子に腰掛けたまま物言わぬ骸と化した白骨が座っていた。
その周囲には鎧を身に付けていたであろう者達の脱け殻。
明らかにこの国の王と臣下達であった。
何が有ったのだ・・・本当に・・・っ!
哀しみ。悔しさ。様々な想いが男の胸の中を駆け巡る。
男は王座の後ろ。王が退室する為の扉を開き、とある部屋へ足を踏み入れた。
そこは1つの水晶が鎮座してあるのみの、少し殺風景な部屋であった。
男はその水晶が何なのか判っていた。
この水晶。世界に2つしかない指定した生物の数を数値として表示し、場所すら特定する珍しい物である。
1つは今は失われた太古の国に、そして1つは今。
目の前にある1つ。
何を隠そう、この水晶を使い。人間達は男の居場所を探し当てていたのだ。
「水晶よ、この世に生きる人間の数を。そして場所を表示せよ」
水晶は声に反応し、淡く光る。
そこに表示されたのは・・・
「種族 人間種 数 30人 」
ボツネタ
「種族 人間種 数 0」
「鬱だ・・・死のう・・・死ねないがね!ハハハハハ!」