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異世界のフリークス  作者: タクトん
第一章 化物世界を渡る
3/13

目覚めの絶望

彼が目を覚ましたのは眠りについてから、約30年後の事だった。

目を覚まし、彼が見た光景は。

更に彼を絶望に陥れる事となる。


「どうゆう事だ!これは!」


彼が住む、城の頂から目にする光景。

それは草木が枯れはて、生き物が朽ち果てる死した大地だった。


これでは・・・人間も・・・


彼は急ぎ城を出立し、眠りにつく前に大陸で一番大きな国へ足を運んだ。

分厚い鋼鉄の城壁。活気ある人間達の話し声。発展した技術力。

あそこなら、あの国なら人間がいる筈だ。

しかし。彼が望む光景はそこには無かった。


崩れ墜ちた城壁。荒れた家々、所々に爆発した様な跡地。

活気処か人間の気配すら、そこには無かった。


何が・・・あった?30年。高々30年でここまで荒廃するなんて・・・


男は原因を突き止める為、国の城を訪れた。

しかし、城も例にも漏れず荒れ果てている。埃の積もり方を見ても、最低で数年。最高で丸々30年近いかもしれない。

城の内部には至る所に人間らしき白骨死体が散らばり、歩む度にパキンッと音を鳴らす。


「・・・む?」


奥に進む度に不審な白骨死体が増えてくる。

砕かれた、または切断。明らかな死因となった傷を負った死体が増える。

戦いの、闘争の形跡。


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