邂逅~3
同時進行でやらせて貰ってます
・・・何時間。
どれ程、時が経っただろうか?
いつの間にか軽く寝ていた様だ。
閉じていた瞼を開けると、目の前に少女が正座の姿勢で固まっていた。
「・・・娘。震えは止まったのか?」
「はっ!はい!大丈夫です!」
多少、まだ震えてはいるが。
ちゃんと話せるレベルのようだ。
「なら、聴かせて貰おうか。私を呼んだ理由とやらを・・・」
「は・・・はい。実は・・・
私はこの国の王女なんです。あ、でも上に二人。姉が居るのですが。
いつも虐められてて・・・す!すみません!
えっとですね。
今、この国と他の3国と争っているんです。
それで、各国3人の英雄を異世界から呼び寄せ、競わせるんです。
それで、私達王女もちょうど3人居るので、一人一人英雄を呼ぼうと・・・姉さん達はすぐに呼べたのですが、私は才能も魔力も乏しく・・・召喚から5日経っても呼べてませんでした・・・」
「ふむ・・・」
つまり、各国とも。
国力を無駄にしたくないから、違う世界から英雄(潰しても良い駒)を呼び寄せ、戦わせている・・・と。
「くっくくく・・・」
「あの・・・英雄様?」
「はーっはっはっは!実に人間らしいイカれた考えだ!」
もうすぐクリスマス!
予定がパッツンパッツンです!