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夢狩り  作者: renzi
第二章「微睡」
19/30

柴崎という男2



蓮二ぃ………

 



「何人だ?」

「四人………いや、五人かな。ひとりぼやぼやしてる」

「安曇の探索にかかりにくいやつか。他の四人はたいしたことなさそうだな」


 蓮二が立ち上がると同時にスーツ姿の五人が姿を現した。


「どういった要件で?」

「……………」


 男たちは一切口を開かなかった。


「答える義理はないと、そういうことか」


 男たちのうち二人は大振りのコンバットナイフをもち、土足のまま入ってくる。


「お前ら手を出すなよ。燈、黄色貸せ」

「やりすぎないでくださいよ!」


 燈は蓮二に黄色の夢玉を渡し、自分は赤色の夢玉を潰した。


 一人が蓮二に斬りかかると蓮二はナイフを持った方の手首を掴んで動きを封じる。

 それと同時に側面からもう一人が斬りかかるが、蓮二の回し蹴りによって壁まで飛ばされた。


 ガチャ


 その音が聞こえた時には蓮池は蜂の巣になっていた。


「あっぶねー。まさかこんなところでアサルトライフルなんてぶっ放されるとは思ってなかったよ」


 蓮二はつかんでいた男を盾にして凌いでいた。


「そっちは?」

「大丈夫ですよー」


 燈が作り出していた炎の壁によって銃弾は全て蒸発してしまったようだ。


「全くさぁ。お前らの仲間ごと打つってどういうことなの」


 蓮二は盾にしていた男を投げ捨てると夢玉を潰す。

 光とは違い両手で、しかし刺青は光のものとよく似ていた。


「あーあ、蓮二さんキレちゃってるよ………」

「あいつ昔から変わんねーよなぁ」


 蓮二の両腕は光のものよりはるかに多く帯電していた。

 それは徐々に形を整えて行く。


 帯電する片手剣が両手で二振り。

 光の槍は輪郭がぼやけていたが、蓮二の剣は今にも切れそうなほどに鋭利な刃をしていた。


 三人はマガジンを交換して再び蓮二に向けて弾を吐き出すが、一つたりとしても蓮二に当たることはなかった。


 蓮二は一歩で距離を詰めると左右の男の胸に片手剣を突き立てる。


 肉の焼け焦げる音と匂いが混ざり合い、血は一瞬にして乾き赤黒く剣にこびりつく。


 蓮二は刺さったまま剣の向きを変え、真ん中の男もろとも三人を半分に分断した。




安曇の探索

とは、のちのち燈の修行編で触れます。

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