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CROSS WORLD ―五世界交錯のレキハ―  作者: 数札霜月
第三章後編 第三世界アース 学園編
69/103

10:来るべきその日に向けて

 一応『最新話』のリンクで来た方ように、更新の履歴を載せておきます。

 6:もう一人の戦士長 2日午前1時

 7:世界間通信実験 2日午前10時

 8:異世界人のジェンダー論 2日昼12時

 9:すれ違う意思 2日9時過ぎ

⇒10:来るべきその日に向けて 3日午前0時

 ハマシマミシオの朝は早い。

 もともと朝に強く、自身の世界でもそれなりの早起きを得意としていたミシオだが、こちらの世界に来てからは夜に漁に行く必要がなくなり、元の世界にいたときよりも早く寝てしまうため、余計に起きるのが楽になった。智宏などは夜遅くまで起きていることも珍しくないらしいが、ミシオにとって夜はやることもなく暇な、寝るだけの時間である。

 それゆえ、智宏の起きる一・二時間前に起きることなど珍しくもない。というか、新しくできた家族の中で、ミシオはだれよりも早起きだ。

 では、そんなに早起きして、ミシオ本人がいったい何をしているかと問われれば、実は妖装の秘密特訓だったりする。


「やっぱり、尻尾は三メートル三十センチが限界かな……」


 頭に作った兜、その後ろから伸びる竜猿人の尾をこの世界のメジャーで測り、ミシオは手元のノートへとその数字を書き込んでいく。数字の書きこまれたノートには他にも右手や左手といった体の各部位の名称と、同じような数字が書き込まれていた。ちなみに智宏に読まれてもわからないように、書きこむ文字はイデアのものを使っている。

 八日前にリンヨウと話し合い、ミシオはとりあえず自身の持つ妖装という力の性質を詳しく調べ上げることにていた。

 現在行っているのはその実験を兼ねた妖装の使用練習だ。


(やっぱり、頭の後ろみたいな意識を集中できないところだとあんまり大きなものは作れないかな……)


 意識を集中させやすい腕、特に利き腕である右手で作る分には、それこそ智宏の使う魔術、車でも鷲掴みにできる【土神の剛腕(タイタン・クロウ)】と同程度の大きさまで作ったことがある。だがその半面、意識を集中させにくい部位、特に本来人間が持っていない尾のようなものになると、どうやらそのサイズもかなり限定的になるようなのだ。

 一応見えない場所でも妖装による鎧などは作れることには作れるようになっており、例えば最初はイメージし辛かったためできなかった、スカートをはいた状態での妖装も最近は行えるようになった。もっともその場合スカートの下に妖装を纏うことになるので、出来上がる服装が鎧姿にスカートという珍妙な代物になってしまうのだが、日常の中で一番着る機会の多い制服で問題なく妖装を纏えるというのはやはり心強い。

 しかし、見えない場所に作ったものは、頭の後ろの尾などを見ても、長く伸ばせもアース単位で三メートル少々が限度、それ以上伸ばそうとしても実態としては脆弱で、妖装の前段階の黒い霧以上のものは作れなかった。これはここ最近の練習で記録が伸びての結果である。


(大きさの割に軽いから、できればどこでも大きいものを作れるようになりたいんだけど……)


 実験していて気付いたことだが、妖装によって生み出される竜猿人の肉体は本来その生物が持つはずの重量より圧倒的に軽い。例えばミシオがアース換算で二十キロほどの重さになるはずの鎧を作っても、実際の重さを測って見ると、その重さは五キロから十キロ程度にとどまっているのだ。

 思えばミシオが腕を巨大化させた際に感じる重さも、その大きさから生まれるはずの重量には圧倒的に足りなかった。だからこそ巨大化させた腕を振り回すことができたし、妖属性の魔力による強化と相まって身軽に動くことができていたのだ。妖装の具現化範囲を鎧の形にまでとどめて重量を軽減していることを考えると、増加した重量よりも強化された身体能力の方が勝っているのかもしれない。


(夏休みのときみたいに、智宏のイメージを受け取って覚えたほうが簡単なんだけど……)


 そう思う一方で、ミシオは智宏に相談する気は少しもなかった。そもそもこの訓練は極力智宏には秘密にしている。智宏はミシオが危険なことに首を突っ込むために訓練しているなど歓迎しないだろうと考えたからだ。夏休み中に生活の中で使えるかと頭の後ろに尾を作って操る練習をしたことがあったが、戦うための訓練となればさすがに止められかねない。


(そう言えばそろそろ起きてくる時間かな……)


 時計を確認し、ミシオは妖装を霧散させてノートを机にしまい込む。妖装の魔力は智宏の刻印と違い、かなり遠くからでもその魔力を感知できるため、秘密の訓練を行えるとしたらそれは智宏が寝ている間しかない。

 部屋の中にある鏡で学校の制服や髪型に乱れが無いことを確認すると、ミシオは朝食の準備を手伝うべく台所へと向かうことにした。







「か、勘違いしないで! 別に喜んでるわけじゃないんだからね!! そうよ、この程度で喜んでるようじゃだめなんだから!!」


 そんな言葉と共に教師に差し出された答案用紙を受け取り、智宏はその点数を見てしばし唖然とする。苦手なはずの、常に赤点のラインとの戦いであったはずの英語の試験。しかし夏休み明け早々に行われたそれで智宏が叩き出したその点数は、実にそれまでの点数の倍以上、八割以上をキープした信じがたいものだった。

 唖然とする智宏の背後では、クラスメイトの驚くような声が聞こえてくる。


「すごいぞ吉田。式観原先生がデレた!!」


「待て、あれはデレてない。いつも通りツンデレてるだけだ!!」


「あ、あなたたち!! 先生のことを変なふうに言うのはやめなさい!!」


 智宏が半ば呆然とクラスメイトと英語教師のやり取りを聞いていると、頭の上から四時限目終了のチャイムが鳴り響いてそれを終わらせた。チャイムの音に気付いた生徒達が席を立ち、答案を配り終えた式観原が教室から出ていく。

 智宏いったん思考を打ち切ると、昼食を取るべく席に戻る。学園内での昼食は学食派と弁当派にわかれるが、最近の智宏は弁当の方が多い。家庭内に料理のできる要員が増えたことがその主な理由だ。


「やあトモ、今日も昼は浜島さんの所かい?」


「いや、今日はこっちで食べるよ。ミシオも僕とばかりじゃいつまでたってもクラスになじめない」


「そんなことまで気にするって……。君も結構過保護だよね。まあ、でも、よかった。最近トモがいなくてコウと二人だけだったからな」


 話し掛けてきた聖人とそんな会話を交わし、智宏はカバンを開けて中身を確認する。中にある『それ』が無事であることに胸をなでおろすと、その隣にある弁当箱とペットボトルのお茶を取り出した。

 同時に隣のクラスから鋼樹が現れ、聖人と共に机を動かして席に着く。


「それにしても、最近智宏どうしたんだい? 朝来るのはやけに早くなるし、苦手の英語では高得点をたたき出すし。夏休みのたった一ヵ月半会わなかっただけでまるで別人のようじゃないか」


「さっきこのクラスで騒いでいたのはそれが原因か?」


「そう言うこと。まあ、別人っていうのは言い過ぎだと思うが……。朝が早くなったのはただ単にうちにミシオが来てるからだよ。ミシオって早起きだからこっちも早く起きないと起こしに来るんでね」


「男としては夢のシュチュエーションだと思うんだけど?」


「いや、年の近い異性に寝てるところや寝起きを見られるのは色々と問題が……」


 からかうような調子の聖人に対し、智宏は肩をすくめながらそう返す。ちなみにミシオが智宏と同じ家に住んでいることは新学期が始まって三日とたたずにばれていた。流石にあのミシオにそのあたりを隠し通させることは不可能だったらしい。智宏としては頭の痛い事実であったが、異世界云々の事情を秘密にできているだけ僥倖だと思いあきらめた。


「成績が良くなったのも彼女の影響かい? 聞けば彼女、かなり成績もいいみたいじゃないか」


「教えてもらってるのか?」


「いや、流石に一学年下の後輩に教えてもらうほどじゃ……、っていうかむしろ……」


 言いかけ、しかしそれによって智宏はようやく自身の成績が劇的に上がった理由に思い至る。ミシオの影響というなら確かに影響ではあったのだ。ただし聖人や鋼樹が考えるのとはまったく逆の意味で、である。

 異世界人であるミシオは、本来この世界の学問的知識を持ち合わせていない。

もちろん、彼女は自分の世界でも勉強はしていたし、異世界とはいえイデアとアースではその学問に共通する部分が多いのだが、歴史を始めとするいくつかの科目はどう考えても一致しようのない知識であるし、二つの世界は使用言語は同じでありながら使う文字が根本から違うのだ。それがなぜ学園の難解な編入試験をクリアし、かつ一学年上の二人にまで聞こえるほどの成績を収めているのかと聞かれれば、それは一重に智宏と行った夏休み中の地獄の試験勉強のおかげといえる。

 智宏の【集積演算(スマートブレイン)】で纏められた小、中、高半年分、計九年三カ月分の

学習内容(データ)を、ミシオが通念能力(テレパシー)で読み取ることで行う強制入力(インストール)。一定時間続けると二人とも動けなくなるほど疲れる、ある種の詰め込み教育の極致のような方法が、ミシオに短時間で莫大な学習を行わせた要因だった。

 だが、どうやらその効果はミシオだけではなく智宏にも効果を及ぼしていたらしい。


(まあ、考えてみれば当たり前の話か……)


 何しろ智宏の脳は、【集積演算(スマートブレイン)】の影響を受けていたとはいえ、今まで学んだ全ての知識を、強化された記憶力によって教科書の一ページから授業の一分一秒に至るまで思い出し、それをミシオに教えるべく無駄を省いたり関係するものをまとめたりして編集し、まとめた学習内容(データ)をミシオに流し込むべく脳内でさらに反芻するという作業を、ほとんど毎日ぶっ続けで行っていたのだから。

 ミシオに行った、智宏のこれまでの学習を追体験するような詰め込み教育、それをすべて脳内で処理して、それが脳内に残らない方がおかしいのだ。そう考えれば智宏は、【集積演算(スマートブレイン)】で強化されていた脳で行っていたとはいえ、実はとんでもない努力をしていたことになる。


(まあ、逆に言えば僕が今までそれなりの努力をしていれば成績は上がってたかもしれないってことだよな……)


 普段からあまり勉強自体が好きではない自分を顧みて、智宏は内心でそんな複雑な思いを抱く。思わぬ形で成績も上がったことだし、これからは苦手意識を捨ててきっちり勉強してみようかなどと考えていると、残された二人は興味を智宏からミシオに映したのか、まるで別のことを話し合っていた。


「それにしても、すごいよね彼女」


「ああ。なにしろ一週間で瞬く間に有名になったからな」


「まあ、確かにすごいからね、いろいろと」


 聞こえてくる二人の会話に、トモヒロもそちらに意識を戻して多いに同意する。ミシオについて最初こそ周囲に溶け込めないことを心配していた智宏だったが、実際にミシオが見せた結果はそれとは真逆、というか後方斜め上を行く事態だった。

 簡単に言えば人気が出た。それも男女や学年を問わず一定人数に。

 智宏としてもわからなくはない。むしろ良く考えれば納得できる部分が多い。

 夏休みに強烈なまでの詰め込み教育を行ったおかげで、ミシオはすでに成績優秀な優等生となっているし、運動能力は元の世界での特異な生活も相まってかなり高い。容姿はかなり整っているし、性格が悪くないことは智宏が一番よく知っている。スタイルに対しては意見が分かれているようだが、『胸は無いけど芸術品みたいな体してた』という女子生徒のいたたまれない気分になるうわさが智宏の耳にまでしっかり入ってきている。ついでに『その体型を保つ秘訣は?』と聞いたら『サバイバル?』という答えが返って来たという肝の冷えるうわさもだ。


(考えてみればミシオってなんだかんだで完璧超人なんだよな……)


 頭も良く運動もできて、顔も性格もいい。加えてこちらの世界では関係ないものの、元の世界に帰れば結構な財産を相続するお嬢様的な立場でもある。そういう部分だけを見れば、ミシオは他に類を見ないほどの完璧な人間だ。


(まあ、完璧というには運と常識のパラメーターが低すぎるが……)


 これだけのステータスを誇りながら、嫉妬などの悪感情に曝されず、女子からも人気が高い要因は恐らくそこだろう。ミシオはその高いパラメーターとは裏腹にどこか抜けていて、ついでに苦労を感じさせるのだ。流石に以前どこでどんな生活をしていたかまでは分からないだろうが、常識が無くて抜けているのは会話すればすぐに露見するし、彼女との会話は本人自覚のない苦労が臭いとして感じられる。

 加えて、ミシオが少女らしくない、どう考えても嫉妬に繋がらないような無駄に男らしい特技を持っているのも大きい。


「それにしてもすごいよね浜島さん。魔女先輩のプランを本当に形にしちゃうんだから」


「ああ。電動工具の扱いこそ苦手みたいだが、下手な男子よりも大工仕事ができそうだ」


「だよね。僕なんて昨日は何回自分の指に金槌を当てたか……」


 連日の作業での苦労話を交えながら、聖人達はさらにミシオについて話を展開する。ミシオが変な嫉妬などの感情に曝されないもう一つの理由があるとしたらそこだろう。ミシオは儚げな外見とは裏腹に、妙にたくましい特技が多いのだ。


「でもさ、なんであんなことできるんだろう? 智宏はその辺聞いてる?」


「い、いやー……、なんでも、家族にそう言ったと趣味だか職業だかを持っている人がいたらしいよ? その手の本が家にたくさんあったって聞いたし」


 半分以上答えにならない嘘を吐きながら、智宏は弁当箱の中身を口に放り込んで自身の口に蓋をする。いくらなんでも食べている人間にこれ以上の発言を求められないだろうという、自然さを重視した会話の中断法だ。ミシオをこの学園に通わせるに当たり様々な設定と言い訳を考えてきた智宏だったが、いくら何でもこれに対してだけは納得のいく設定を思い付けていなかった。どんなにメッキで固めてもトラップ染みたギミックを料理でもするようにしかけられるなど、異常な特技にもほどがあるのだ。ぶっとびすぎない程度の理由をでっちあげるのが精いっぱいである。


「ふぅん。まあいいや。そう言えば知ってるかいトモ? 新聞部の付けてる二つ名シリーズ、今度浜島さんにも何かつけるらしい。有力株は『人魚(マーメイド)』だそうだ。何でもプール授業ですごい泳ぎがうまかったらしい」


「ああ、あいつ漁村出身だからな。それにしても新聞部はファンタジーが好きだな」


 新聞部の二つ名シリーズというのは彼らが書く記事の傾向から付いた暮村の生徒の間の呼び名のようなものだ。毎回学園内の一風変わった生徒を記事にする際、締めくくりに奇妙な呼び名でその人間を例えるから定着した風習で、今では新聞部自身積極的に名前を付けようとする節がある。


「まあ、そう言ってる当の智宏は『地味エルフ』だけどな。っていうかファンタジーで統一されてきたから『人魚』じゃないかって言われてるんだよ。ほら、『魔女』先輩とか火観子先輩の『女帝』とかさ」


「だが、みんなのはまだいい。うらやましい。俺は『大鬼(オーガ)』でアイに至っては『飛び膝蹴りの妖精』だ。もはや意味がわからん」


 ぼそぼそとそう呟きながら、智宏と聖人の横で大鬼(オーガ)が嘆息して項垂れる。智宏にしてみればこの二人と自分ほど見た目や言動そのままの二つ名もないだろうと思ったが、今ここでいうのはやめておいた。智宏とてわざわざ人の傷に塩を塗る趣味は無い。そう言うのは魔女の領分だ。いや、別にやってほしいわけではないが。

 ちなみに智宏がミシオに二つ名をつけるとしたら、ただの人魚ではなく『野生の(・・・)人魚』である。異論は認めるが反論は受け付けない。今まさにそれを実感中だからだ。


「……む? どうした智宏? そのおかずだけ除けて?」


 と、うなだれたことで視線が手元に来た鋼樹が、智宏の弁当箱に注目して疑問を口にする。実際智宏は、弁当箱の中にあった一種類のおかずだけを蓋を皿代わりによけていた。


「んー、いや、後で食べようと思っていただけなんだけどな」


 まさか食べるのに覚悟がいるからとは言えず、智宏が適当に答えていると、二人の視線が智宏の弁当に集中する。


「あれ? そう言えば今日の智宏の弁当、なんて言うかいつものと雰囲気が違うね。いつもの智宏のお母さんの弁当って、もっと気まぐれ感あふれる感じだった気がするんだけど……」


「ひょっとして、浜島さんか?」


 聖人の言葉に思いついたように、鋼樹がそう正解を口にする。智宏が黙ってうなずくと、二人はすぐさま口に笑みを浮かべて、もっと言えばニヤついた表情で智宏を見つめてきた。智宏にしてみれば居心地が悪いことこの上ない。


「へぇ、すごいな智宏。浜島さんの手作り弁当かい? やっぱり二人って仲良いんじゃないか」


「別にそういう意味で仲良いわけじゃないよ。そもそも互いの存在を知ったのだってこの夏が初めてなんだ。いきなり僕なんかとそんな仲になんてなるはずがない」


「そう言うのって時間じゃないと思うけどね僕は。それにしても、彼女って料理もできたんだな。やっぱそれなりに上手いの?」


「………………上手いよ。それもかなり。どんな珍しい材料(・・・・・)からでも、それなりの料理を作れちゃうくらい」


「それはすごいな。……一つ食べてみていいか?」


 鋼樹の申し出に、智宏はしばし迷った末より分けていた揚げものを皿代わりの蓋ごと差し出す。四切れあった揚げものが二人の箸によって二切れに減り、直後に口にした二人が小さく、しかし確かな歓声を上げた。


「おお、すごいな。普通にうまいじゃないか。っていうかトモ、こんな弁当を女の子に作ってもらえるなんて、君すごい幸せ者だぞ」


「幸せ者か。まあ確かに幸せなんだろうな」


 ただし、材料(・・)を知らなければの話だが。

 じっと見つめた後で覚悟を決めると、智宏はその揚げものを口に運ぶ。確かにおいしい、それこそ目の前で二人がなんの疑念も持たずに食べるその料理は、しかしどこか異世界エデンで食べた恐竜の肉と共通する何かを感じた。

 慣れてしまった自分に驚愕しつつ、智宏は思う。今度は一体どこから獲って来た材料なのだろうかと。


 次回の更新は3日の午前1時です。

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