夢の途中で夢だと気が付いた時の話
皆さんはそれまで違和感がなく過ごしていたのに
「あっ、これは夢の中だな」
って気がつく時ってありませんか?
私の場合はその時って大体周りに好みの女性がいる時が多いです。
まあ現実でそういう女性と出会う機会がないからかもしれませんが。
話を戻すんですけども、夢の途中でそれが夢だと気がついた時っていつも周りの景色が徐々に暗くなっていって、完全に見えなくなるまで大体十数秒。その後目が覚めていたんです。
なのでもし私がそれが夢だと気がついた際は絶対に目の前の女性といちゃつこうと決めているんです。
いやおかしいと思われるのはわかっているのだけども、折角の夢だし犯罪にならない環境でタイプの女の子が目の前にいたらいちゃつきたいと思うのは男なので仕方がないじゃないですか。
だから私もね、今回もいつものように
「よし、今回も目が覚める前にとことんいちゃつこう!」
と思ったわけですよ。
だからね、目の前の女性に抱きついてまあキスやら何やらやった訳ですよ。
しかもそれがまたいつも結構リアルでね、目が覚めるまでいつも十数秒しかないので、少ない時間を思いっきり楽しんで周りが見えなくなったら目が覚める。
「今日も良い夢見れたな」
と思い出しながらゆっくり起き上がるってのが私のひとつの楽しみなんです。まあ至福の時ってやつですね。夢の中なんですけども。
しかし、今回の夢はいつもと違ったんです。
今日の夢でも私はいつも通り目の前の女性といちゃついていたんです。
周りの景色も徐々に暗くなっていき、そして完全に見えなくなった。
名残惜しいけどこれで今日も目が覚めてしまうんだなって思っていたんだけどね、ここからがいつもと違いました。目の前の笑顔の女性が急に話しかけてきたんです。
「逃がさない」と。
その後私は金縛りに会いました。
夢から覚めてすぐに金縛りのようなものにかかり身体がしばらく動かないって事はこれまでの人生たまにあった事なのでそれ自体は特に問題はなかったです。
しかし、今回は夢からまだ覚めていないのに金縛りにあってしまった。
私は凄く焦り恐怖を感じました。
声を出そうとしても掠れて声が出ず、呼吸だってままならない状態。さらに女性もずっと笑いながら話しかけてくるしとても怖かった。
今まで生きていて現実でもそんな経験をした事がないのでパニックにならない訳がなかった。
「やばい、目が覚めないと殺される」
と本気で考えてしまった。
何度かどうにかしてしようとしたけども身体が動かない、声が出ない、周りが何も見えないといった状態。
「えっ、これ詰んでない?」
とまで思ってしまった。
焦り過ぎて一周回って冷静になれたのかも知れない。
ちょっと冷静になれた私は細くではなったが、ゆっくり息を吸うことが出来ました。
これで思いっきり叫ぶ事ができるって思ったんだけどもそれでも声が掠れて出なかったです。
「これは本当に死ぬな」
って私が思ってしまった時にふと目が覚めた。
起きてすぐに私は
「あっぶな、逃げれた!」
って思いました。
とても怖かった。本気で死ぬかと思いました。しばらくあれって本当に夢だったのかと疑いもしました。
時計を見ると寝る前に見た時間より約30分位過ぎていました。
日常でヒヤッとして危なかったと思う事はしばしばあるのですが、夢ではあるがここまで死を間近に感じた事は今まで一度もなかったです。
まあ、無事に生還?できましたし貴重な経験だと思う事にしました。
まだ深夜だしもう一度寝直して、起きた後まだ覚えていたら書き残そうと決めてすぐに寝ました。
その後見た夢は端的にまとめると、
「どこか知らない旅館で女性と恋に落ち交際を始めるも、寝取られて怒り狂った私が彼女を殺してしまう」
といったものでした。
こんな夢も初めて見ました。
ストレスでも溜まっているのかと別の意味で不安を感じてしまった私でした。
これが実際に起きた嘘のような本当のお話。
読んでいただきありがとうございました。