新しい人生
目が覚めた。知らない天井だ。部屋を見回すと学生時代を思い出す。6畳程度のザ・男子部屋に寝ていた。変な夢を見たな。ここはどこだろう。部長の部屋!?そんなことはないな。あのケチな部長が。とりあえず酔いつぶれて誰かに運ばれたのか。お礼を言って帰るとしよう。
すみませーん!おはようございまーす。
・・・・・・・
誰からも返事がない。
とりあえず、のども乾いたし顔でも洗ってと。
えええええ~。ちょい。ちょい。俺の顔。。。だよね。。。ちょいイケメンになってるやないか~!!!!
落ち着け俺。。。まさか夢じゃなかった。てことは。俺は死んで転生した?
冷静になれヒロト。。。。部屋にはケータイと段ボール。何か手掛かりは無いのか。段ボールはかなり大きく箱の外には油性マジックで荒く「おまけ」と書かれている。
マジかー。あの夢の女神が言ってたことマジなのか~。とりあえず開けてみるしかないよな~。段ボールの中をあけると、生首が。
ギャー!!!!!!なんのおまけだよ!!
「声帯認証。確認しました。花椿蘭丸様 プログラムを起動します。」
生首かと思った箱からは小学生くらいの少女が全裸で登場した。なんだこの光景は。。。児ポ逮捕案件・・・それだけは、俺の人生が~。まぁ死んでるらしいですけど~。
「蘭丸兄様。私は妹、兼、秘書、兼、サポート、兼、おまけの2120年に作られたAIロボットだよ。廃棄寸前で2020年に連れて来れました。」
またしてもツッコむポイントが多すぎて、パニックだ。蘭丸って、このリアルなのはAIロボットなの?そこだけ超未来設定!?
とりあえず何か来てくれよ。幼女の全裸。。。犯罪者気分です。
「分かりました兄様。でも服が無いのです。」
じゃあ、とりあえずシーツ羽織ってくれ。目のやり場に困る。
「かしこまりました!」
元気に返事をしながらシーツを羽織る幼女を見ながら、考えを整理し始めた。まずは、死んで転生してちょっとイケメンになって幼女に出会う。これはアカンやつだな。完全に夢の続きだ。もう一回眠ろう。そのままベッドに倒れこみ眠り込んでしまった。