生まれたての少女
「ふう。なんて大きさの卵なんだ。」
おれは目の前にある卵の大きさに再び唖然してしまった。てかなんでこんな大きさの卵が落ちてくるんだよ。俺は下敷きになった卵から上半身だけ這い出た。しかし幸い大事になる程のケガではない。とっさに俺は回避行動に移したらしく頭や胸はぺったんこにならずに済んだようだ。でも足が重くて抜け出せない。
これ骨折してそうなんだけど。
これもしかしてこいつが生まれないとおれは抜け出せないのか?
少なくとも1週間も持たないぞ俺。
とこれからのことを思っているといきなり卵が光出した。
「まぶしい・・・。」
あまりのまぶしさに俺は目を閉じてしまった。
だがその光の中で足の重りが取れたと同時に痛みが癒えていくのが分かった。
そしてすこし光が収まりだすと目を開きその卵が変化しているのを見た。
どんどん小さくなっていくそして原型が姿を現した。それに俺は興奮した。
そこには全裸の尻尾の生えた赤髪の少女が静かに寝息をたてながら眠っていた。
「おーい。生きてますか~?」
まず寝ているかどうか確認をした。
けしていやらしいことをしたいわけではない。
俺はちょど持ち合わせていたレインコートを彼女に着せてあげようとしているだけだ
悪いことをするのではない。
反応がない。ならとっととレインコートを着せてあげるか。
もう一度言う。俺は決してヤラシイことをするわけではない。
そう思いつつとりあえずレインコートを着せてあげた。
そういえばこいつ色々と人間と違う部分があるな。
まず目がいったのはお尻の部分だ。こいつ尻尾が生えてる。
こいつは獣人か?いやそれにしても尻尾が長すぎる。
足ほどの長さがある。
次に目を向けたのは顔である。
耳が半魚人的なことになっている。だが耳は人間ほどの大きさである。
かわいらしいといえば可愛いしい耳だ。
で、最後に背中だ。
さっきのお尻といい、耳といい、俺が知ってる他種族に似通っている特徴が複数あるが、これだっといえる種族の特徴が見えない。
で、さらにこいつの種族が分からなくなったのが背中についてる魔法陣だ。
さっきは髪で見えなかったが少なくともこいつは俺が知ってる種族じゃない。
まあ本人が起きたら聞くとしよう
言葉が通じるかどうかは知らないが。
一通りレインコート着せたらおぶってとりあえず帰ろうそうしよう
こんな美少女を置いておくわけにはいかない。
「おい君。ここに卵が降ってこなかったか?」
そう。いかにもこの人さらいからこの娘を守るため。
「おい。きいているのか君。ここに大きな卵が降ってこなかったか?話を聞け!」
「いいえ。こんなところに卵なんて降ってきていませんが、馬鹿なのか?」
「なんだと貴様?こちらが下手から出てるのに調子に乗りやがって小僧!」
おやおやこちらは普通の反応を返しているのになんでキレてるのかな?
これ以上煽っても仕方がない。さっさと逃げ出すか。
「そうか、ならこのクレーターと尻尾のある女はなんだ?」
「さあ?このクレーターには見覚えないけどこいつはおれの妹だ。じゃあな。」
俺はそういいつつその場を離れようとした。しかしうまくいくわけではない。
「そうか。じゃあお前もドラゴロイドか?」
と、男が告げると、俺は包囲網にあった。
というかいかにも準備してましたという雰囲気だ。
まいったな。
どうやって逃げよう。いつもみたいにアニキはいないし、だけど今回は俺に運がついてるようだ。
対熊用にめっちゃうるさい音が出る音爆弾だ。こいつを分投げてできたすきを利用して逃げる。
「俺はそのドラゴノイドではないし、ただの木こりだ。じゃあ。」
そういつつ俺は、音爆弾をたたきつけた。耳栓をちゃんとつけてな。
キーーーーーーーーーーン!
さすが対熊ようだ。
耳栓しててもうるさい。
「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!?鼓膜が破れるぅぅぅぅぅぅ!おい!まて!」
俺はそんなことを思いつつ、まんまと俺は包囲網を抜け出した
まあ女の子を負ぶっているとは言えかなり距離を話すことができたが、無事に逃げ切れるのか。
骨が折れそうだ。
「こらぁぁぁぁ!そのガキをよこせぇぇぇぇぇ!」
うわ、もう追いついてきやがった。案外こいつらも鍛えてやがる。
ちょんちょん。
え?もう追いつかれた?
ちょんちょん。
いやまさか。
ちょんちょん。ちょんちょん。
てか肩をたたくな。ひっとらえるのなら早くひっとらえろ。なんかうざいぞ。
ちょんちょん。ちょんちょん。ちょんちょん。
「あーもうしつこいな!なんだよ!」
「あの重かったら降ろしてください。走ることくらいはできますので。」
なんだこいつこんな状況なのに悠長にしゃべってるんだこいつ。
てかこいつ眼が爬虫類みたいな眼してやがる。
「いつから起きてた。」
「うるさい音が起こってから」
「なるほど、起きているならさっさと言ってくれ。」
「なんですか。あなたは生まれたての赤ちゃんをいきなり捨てるのですか。」
「おまえのせいで俺は追われているんだ。わかるか?」
「わかりました。では私が彼らを始末すればいいのですか?」
「なんで自己完結するんだ。お前。」
「このまま逃げ続けてもらちがあきません。それともこのまま一緒に誤解のまま奴隷として売られてしまいますか?」
「お前・・・・・。相当自信があるな。」
「そりゃ、私ドラゴンと人間の子供ですから。」
は?今なんつった?
ドラゴンと人間の子供?
なるほど今までの特徴とがやっと納得した。
ドラゴンはこの世界では最も魔法が使える。背中に魔法陣があるのも納得できる。
じゃあ。
「そのドラゴンの子供の力をすこし拝見させてもらうかな」
「君ずいぶんとドラゴンの子供って聞いたら強気になったね。いいけど。」
とレインコートをきた少女は大きく息を吸った。
そして、ドラゴンの基本攻撃ともいえる。
ブレスを放った。
「あちぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!?」
追手は理不尽な暴力を振るわれたような顔をしている。
まあお気の毒に。ドラゴンの子供とはいえ、これはひどい。
山火事レベルなのだが。
「ほらさっさとずらがりますよ。こんな山火事見られたら警察にお縄になりますから。手を取ってくださいよ。」
「いや、これお前が招いたことだろ。」
「そうですか。なら私はあなたに罪を擦り付けて逃げますね。」
「悪かった。とりあえずおいていかないでくれ。
そういえばお前そんなにも言葉は喋れるから名前はあるんだろ?」
「いえ、私は器用に言葉は喋れますが、名前はありません。
そうですね、名前を付けるとするならば・・・・・。
この青い空から名前をいただいて(ソラ)と名乗りましょう。」
くそなんて自己中な奴だ。こいつ帰ったらこの世界の生き方を教えなければならないな。
そう、これが始まりだった。
この退屈な俺達の日常を破壊するきっかけになったのだ。
「それじゃあずらがりますよしっかり手を握っててくださいね」
そういうと俺たちは天高く羽ばたいた。
おはようございますこんにちわこんばんわ。
この作品をご覧いただきありがとうございました。この作品わたくし処女作品となりますが、気軽に読めるお手軽小説・・・?をめざして作品を手掛けていく予定です。
主人公は農村に住む、悪知恵が働くだけの木こりのつもりで書いていく予定です。
それで、ソラがなんでこんなにも知識があるのかというと・・・・・・。
それはご想像にお任せします。
もしこの作品を読まれてお気に入りなさったら是非感想をご記入されるとうれしい限りでございます。




