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プロローグ
・・・・・・・・。嘘だろ?
俺は空をみて思わず立ち止まった。
俺は今日の夜の分のまきをとるため、近くにある林に木を伐採するために訪れていた。
いつもならほんとは何も起きないはず、でも今日は急に空が暗くなった。
朝起きたときは雲もなく晴天だった。でも山の近くの環境は天気が変わりやすい。
はじめは雲だと思った。しかしどんどん影が大きくなっていくのが分かった。
だから俺は空を見上げる。黒くて丸いものが落ちてきた。
いや、ふつうはこんなこと起こるわけがない。これはきっと夢だ。
よし、一度ほっぺをつまんでみよう。
いたい。
いや、まてこれが夢じゃなきゃ冗談じゃない。
ふざけるな。おれはただーーというか
「兄貴!たすーーー!?」
ドーーーーーーーーーーーーーン
俺は林道を歩いてただけだよ。
俺は下敷きになった。卵の下敷きになった。




