end・village〜last・day〜
『なにも関わりの無い短編です
残っていた奴の書き足しと少しの説明なので……本当に何も無いのです』
『それでは本編へどうぞ』
この世界には様々な病気がある。そんな病気は大概治せるし、治療だって出来る。だから……
俺の前に現れた少女の周囲が氷を纏い俺を見ていた。彼女は何者かは分からない……
ただ、こんな事が出来るのは……数年前に見つかった新種の病気だけだった
それが……
並列並行人格
症状の例が……
……分類上は精神障害
……未知の病気の存在があり、その特効薬の元になる
……未知の病気は心臓が弱くなるが、使用すれば治る為に同一とも言われてる
……天使と呼ばれる存在が居り原因で正体不明
……嘘を嫌い、並列並行人格内では絶対的信頼がある
・第一段階
現実の境目が分からなくなる
・第二段階
並列並行人格同士のどちらかに並列並行人格の人格が宿る
・第三段階
……電子機器のハッキングもしくは人間を超えた能力を得る
・覚醒時
……能力使用の制限が外れる。VRにまで影響を与える
ここまでが分かってる情報。ただ未知の病気の方が厄介で……
心体強弱症候群と呼ばれる症候群
特徴なのが……
…心臓が徐々に弱くなっていく
……並列並行人格で治せるのは混じったのが原因でもある
……身体強化が大幅にされて体自体は動きやすいと感じるが、それと同時に心臓にも負担が徐々にかかってる
これも同じ人から確認出来た症状で、その人も今はこの世に居ない。ただ発症者は少ない為に研究自体もこれ以上進んでない
そんな珍しい発症者が目の前に居る
「大丈夫?」
俺は頷くと同時に意識が薄くなりゆっくりと倒れ込む。彼女が能力を使ったのは理由があり俺が意識を落とす理由でもあった
気が付くと彼女が座って俺を見ていて
「大丈夫?」
再び同じ言葉で聞いてきた
「……殺すのか?」
彼女に聞くと彼女は俺を見てから立ち上がり
「見られたからには……ね。まだやらなくちゃいけない事があるから……」
そう言って氷が広がっていく。初めて……死を実感し、死が簡単に訪れるのが目に見えてしまう……
非現実的な状況の中達観して見てしまっていた
「怖くないの?」
俺は頷いた
「諦めてしまったからな……どうでもいいやと……」
そう答えると彼女から広がっていた氷が治まっていき
「……」
彼女は矛先を納めて何処かへと行ってしまった。追いかけもせずに俺は黙ってそれを見てるしか無かった
非現実的な事を言っても意味は無い……ただ、あの時の彼女は少し寂しげな表情をしていた
「お前……」
帰りに彼女が座って待ってる
「……会いたくなったから。それに……」
彼女は言葉を言うと俺は目を開いてから少しして
「誰にも言わない。何があってもな」
彼女にそう言うと少しだけ微笑み
「もう会わない……」
それだけ言って歩いて何処かへと行ってしまう。ただ本当に彼女に会えなくなり……その先も知らないまま俺は過ごす事になってしまった
恨みも無いし、何かにぶつける事もなく……ただ終わりを見て目を瞑った
『本編関わりないあったかも知れない世界です
ただ、一応……二人の間との最後の会話はお別れであり、本当の最後の会話になります』
『それでは今回はここまで。次の話まで……またね!』