家族も人間なんだなぁと特に思った経験
昨年の秋に、ちょっとした出来心で父のスマホのアルバムを見ていたら卑猥なサイトのスクリーンショット画像が何枚か保存されてて吐き気がした事がありました。
父だって1人の男性だし勝手にスマホの中身を見た僕が悪いのですが、親のそういう所を見てしまった時は結構複雑な気持ちになりますね(汗)
他にも、働き者だと思っていた父が時々仕事をサボっていたり、高校受験に合格できた時に普段落ち着いている母が小学生みたいにはしゃいで喜んだりと「家族も人間なんだなぁ」と改めて思う事がたまにありますが、特にそう思ったエピソードをこれから2つ書きます
まず1つ目は、7年前の8月の事です。
ある日、バスに乗っていて喘息の発作が起きて吸入をしたら、危ない薬だと運転手に誤解されて「カメラ撮りましたよ」と怪訝な顔で言われた事がありました。
あまりに腹が立って父にその出来事を話したら後日、祖母がカンカンになってバス会社に抗議しに行っていたという知らせが来ました。
どうやら祖母は父経由で上記の出来事を知って激怒したらしく、居ても立っても居られなくなりバス会社に直接抗議に行き、その剣幕に職員がたじろいで運転手に厳重注意したとの事。
知らせの内容自体には驚きましたが、それ以上に驚いたのはいつも笑顔で優しい祖母が激怒したという事実でした。
祖母は僕に対しては特に優しく、問題を起こしたとしても怒鳴らず軽く注意する程度なので、本気で怒る様子が想像できません。
また、ある時は「この間◯◯(祖父の名前)がトイレの修理を素人知識でやって家中水浸しにしたから頭に来て大喧嘩になっちゃったよ」と祖母本人から聞かされた事もあり、彼女も怒る時は怒るんだなぁと思いました。
2つ目は一昨年の7月の話です。
実家で10年以上飼っていたアメリカンショートヘアの猫が亡くなって、タオルに包んだ亡骸を庭に埋めてチャオチュールを供えてお祈りしていたら、それまで冷静だった姉が突然涙を流してすすり泣き始めました。
普段の姉はクールで、ロボットと見紛うぐらい焦ったり泣いたりするところを見た事がなかったのですがこの時ばかりは悲痛な声で、ずっと我慢していた感情が一気に爆発したんだと思います。
さっきまで毅然としていた姉がいきなりただの小さな少女に変わったような感覚になり、声をかけようにもかけられませんでした。
そして最近は彼氏ができて、学生時代はおしゃれに興味なさげだったのに化粧やファッションにガッツリ目覚めて女性みが増しており、やっぱり姉も僕と同じ人間なんだなぁと再認識させられました。