『どうだと言うのだ、信憑性』・・・『詩の群れ』から
『どうだと言うのだ、信憑性』・・・『詩の群れ』から
㈠
俺は今日も、雨の中を、走っている夢をみたんだ。
成程な、奇跡の墓地は、其処にあったのか、え?
分からないんだ、分からないことすら、分からない。
だろうだ、しかし、それが、どうだと言うのだ。
㈡
異質なる文明開化によって、お辞儀をする様になんだろうだ。
だろう、其処にはやはり、信憑性が必要だろう、そうだろう。
だな、ただ、俺も馬鹿ではないが、天才でもなかった。
そうか、寧ろ、詩の群れで、馬鹿をやっているように見えるがね。
㈢
もういいさ、そうか、どうだと言うのだ、信憑性ってことで、馬鹿だった俺の詩さ。
そうかな、それなら、自分一人くらい、自分の味方で居てやれよ、孤独の救済は、お前自身だろうだ。