登場人物紹介
■悪役令嬢
セリア・アデレード
『聖女の選択』という恋愛シュミレーションゲームの悪役令嬢。
どのようなルートを辿っても処刑される運命。ゲームの最終イベントである学園祭で断罪される。
アデレード家でわがまま三昧だった・・・・・・とされていたが、実際は使用人や家族から距離を取られていたたため、それに反発していただけだった。
転生前は社会人だった。土日にやる恋愛ゲームとカフェ巡りが趣味だった。
仕事が忙しく疲れが最高潮の時、女子高生を助けようとして階段から転落。気がつけば悪役令嬢の姿になっていた。
●ゲームの主人公
レナ
『聖女の選択』の主人公。聖女として異世界から召還された少女。
小動物のようにかわいらしい見た目をしている。攻略対象との好感度は初期から高くやり手だった。
悪役令嬢の様子が違うことを不審に思っている。彼女も転生者。
◎攻略対象
1皇子
フェリクス・ブランシャール
悪役令嬢セリアの婚約者。セリアの性格が最悪だったため、婚約にうんざりしている。
セリアの様子が今までと変わったことで彼女に興味を持ち、自分から接触していくようになる。
2悪役令嬢の兄
クロード・アデレード
義理の兄。父親の亡くなった友人の子で、アデレード家の養子になった。
宰相として国の重要な位置にいるアデレード家の跡継ぎとして、外交に忙しい父親に変わり家を取り仕切っている。
昔、大怪我をした際に、彼女に傷つけられたと嘘をついた。その結果、悪役令嬢は自分の家での立場が悪くなり、性格もゆがんでしまう。
3騎士
エリク・バロワン
皇子の幼なじみの騎士。フェリクスに付きしたがっている。
騎士らしいまっすぐとした性格をしている。実直すぎる故に、フェリクスを困らすセリアのことを良く思っていない。
4従者
セルジュ
元奴隷だったところを、セリアが目の色が珍しいと使用人として買い取った。
本来はゲームの登場人物ではなかったが、エンディングに流れるイラストで、悪役令嬢のお墓に花を添えた姿が描かれていたことを思い出したセリアが、屋敷の中から探し出した。
セリアの従者となって、彼女を支えてくれている。