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第一章 始まりそして改革 1-1

  

 


   …………会食から遡る事、数週間前…………



「プロム様、来週までに、式典での挨拶を考えてくださ   

 いね。」


「分かっ……」


 最後まで聞かずに、そう言葉を残し若い女が部屋から出て行った。


「クソヤローーー。

 あのクソ秘書め、式典の挨拶てどんな事言えば良いか、わかるわけネーだろ。あ〜街の空気を吸いてー。」




 …は〜ついこの間まで、

      普通に過ごしていただけなのに。……






 

  


 俺は、城下町の花街のトップの花魁、

      サキュバス種のニーズ・レシュロの息子。

 ただのインキュバス、プロム・レシュロだった。


 俺は、公では公表してないが12代目魔王の息子であり、事実上のマジン族領の王子に当たる。

 普通なら、公表するのだろう。しかし俺は、12代目魔王がお忍びで、花街の母の元へ通っていて、その交際の間に出来た子供なのだ。

 

 魔王たる者が、花街のサキュバスに惚れ、その上子供が出来てしまうなど、民衆に知られてしまうと魔王の指示が減って行くなどを目に見えている。

 そのため、公に公表せずに隠している。

 そして、口止め料も含まれていると思うが、多大な養育費が送られてきている。

 そのおかげで、花街出身の俺だが、学校にもしっかり行けている。


 


 そして、今日も学校に行っている。

 

 俺の通っている学校は、マジン族領立シュロス学園で、他族領よりも戦争が少なく安全で、勉学に力を入れていてエリートを排出している。

 だから、この学園の評判は良く他族領からも、貴族や金持ちの子、珍しいケースでは、他族の王子なんか通っている。


 そして、毎朝恒例の貴族の子達の鬱憤を払う時間が始まる。



「サキュバスの子が今日も来てやがる。あんな奴が学園に居ると、名誉ある学園が汚くなる。」


……また言ってやがる。貴族出身の奴らから見れば、俺はただのクズらしいな。いつもゴブリンの如く喚いてやがる。


「そう言えば、君たち先日返却されたテストは、どの様な結果でしたか?僕をそれだけ貶すという事は、貴人方は僕よりも嘸かし良い点数がいいはずでしょうね?

 だけど、おっかしーな? 

 僕は、全教科合計800満点中792点で過去最高点だったですよ。何上僕よりも低知能な君たちが、僕のことを馬鹿に出来るのでしょうか?

 …あっ!

 

 失礼しました。ゴブリンの様な低知能な貴人方には、嘸かし難しい話しでしたね。(笑)」


……あ〜、困ってる困っている。なんて良い気味なんだ。

 

「ケッ、サキュバス如きが。」


 そう言って、貴族の奴らはその場から尻尾を巻いて逃げ去っていった。

 

この学園の主な科目は、

   六族共通語

    マジン族史

     六族史

      数学

       経営学

        マジン族領地理

         マ獣族生体学

          薬学

           の八科目を、している。


  騎士の家系や、スキルキャスターの家系は、戦闘科目を取ることもある。


 


 ……俺は、サキュバスの息子っていうだけで、

 蔑まれていた。だから、俺は勉強だけを努力してきた。

 そう、俺を蔑んだ奴らを、馬鹿にするために。



 そうこうしている内に、チャイムが校内に鳴り響き一時限目が始まることに気がついた。



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