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Ep.4 アホの子ショナ

村を出て数時間、僕たちは未だ街に辿り着けずにいた。

「…なぁ、あとどれくらいで着くんだ?モンスターにも何回か会ってるけど…そろそろキツイよ…」

「んー、あと少しで着くよ〜。大丈夫、私を信じて!」

…ショナはアホの子らしい。あの緑色の生物はゴブリンと言うと教えてもらったが、そのゴブリンと戦う時に得意げに剣を振り回して倒していた。倒した後に「フッフー!これが私の力!」と毎回言ってくるのだ。そして、僕に戦闘の仕方を教えてくれた時、かっこ悪く失敗して、僕に助けられてた。涙目で「ありがとう…」と抱き着いてきた。…好きになっちゃいますよね、普通の高校男子だと。それと、さっきもあと少しと言いながら着いてない。

「…ちょっと地図貸して…」

「…ん?あ、いいよ〜!今ね、ここら辺かなぁって」

…もちろん予想通り、地図の使い方を間違えてた。そりゃ着くもんも着かないよな。

「…こっからは僕に着いてきてね、ショナは敵が来るかもしれないって警戒しておくだけでいいからさ」

「…?わかった、カケルの言う通りにしておく〜!」

単純なところが本当可愛い。もう、ショナに可愛いって感情ばっか抱いてる気がする。

「…はぁ、僕もダメになってきたかな…」

そう、呟いて進行方向を逆に変更して進み始めた。

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