Ep.00 転生
初になります。書き方など全くわからない初心者なので、上手く作れませんwアドバイス等々、お願いしますm(_ _)m
僕、一ノ瀬 天翔〔いちのせ かける〕は頭がいい。自分で言うのもあれだが、全国模試では常に上位。学年ではトップ。それでいて、美少年でイケメンボイス。運動も万能で、まさに完璧。しかし、僕にも欠点はある。…流行りに乗れない。今の流行は「滅びのレッカ」というアニメらしい。「らしい」と、言ったのは御察しの通り、そういうのに全く知識がない。だから、友達はいない。…笑いたきゃ笑えばいいさ。そうやって一人で生きてきたからな。
と、ここまでは[以前]の僕だ。え?どういう意味かって?つまり、僕はアニメで言う「異世界転生」をしたのだ。その経緯を説明しよう。
経緯はいたって単純。死んだ。死因は事故死。普段通り登校をしてたら、鉄骨が落ちてきて死んだ。簡単だろ?しかし、死ぬ時は性行為の何倍も気持ちいいというが、うん。よくわかった気がしたよ。そうやって、僕は死んだ。
死後の世界なんて考えてなく、死んだら新たな「生命」として生まれる。そうだと思ってたら違った。
『はぁ…また死んだ人が来たの…?めんどくさい…』
目の前に可愛らしい少女がいた。が、生意気だ。生意気金髪美少女。口は悪いがその美貌は確かだ。顔が整っていて、好きになる人はたくさんいそうだ。
「すまない…僕は今どんな状況なのだ?」
『そんな事もわからないの?全国模試上位の天翔くん』「僕の方が年上に見えるので、君付けはやめてくれないかな?」
『うるさい!私がチビとでも言いたいのか!?』
「あ、そうだけど」
『お前なんか、さっさと転生してしまえばいいんだ!』と、涙目ながらに言ってきた。とても生意気だ、この少女。
「それで、ここはどこで君は誰だ?僕はこれからどうなる?」
『あー…めんどくさい…ここは生と死の狭間だ。私の後ろにあるでかい門をくぐれば、晴れて新しい生活の始まりって事だ。そして私は…うーん…見た目で決めていいわよ、名前なんてないから。』
「じゃあ子供で」
『うるさいわね!子供じゃないわよ!あんたよりは年上よ!…んで、君はこれから人間界に行くか、別の世界に行くか選んでもらうわ』
「あれか…異世界転生とかいうやつか…よくわからないけど…」
『え、あんたわかんないの!?今時の若者はそういうのが好きだと思ってたのに…あ、プロフィール見たら友達いないのはそういうのが理由なのね…辛かったみたいだね…天翔くん…』
なんか、よくわからない間にこの生意気金髪ロリに同情された。なんかムカつく。
「で、僕としてはこの時間が無駄なので早くしてもらいたいのだが」
『はいはい、わかってるわよ。人間界でまた生きるか、異世界行くか、決めなさい』
「うーん…よくわからないが、探究心で異世界に行ってみたいな」
『はいはい、じゃあ行ってきてどうぞ〜。あ、向こうで死んだらまたここに戻されるから、そしたら次は人間界に行ってね〜』
少女が指を鳴らすと、僕の足元に魔法陣が出てきた。光に包まれると体が軽くなっていった。
「ところで、異世界ってどんなとこなんだ?」
『知るわけないじゃない』
「え」
ここで僕は転生された。