第九十七話 復活
『只今帰還しました』
「よくぞ、やってくれた!闇が払われたのはこちらからもよく分かったぞ!これで輸送路が一つ拓ける、感謝する」
ブルーノが頭を下げる。
相当嬉しいのだろう、まあこの後の経済効果を考えれば当然とも言える。
ただ数百年という長い期間に渡って閉ざされていた森が、自分の目の前で解放されたと言うことの方が恐らく大きい。
『では私達はこれで。研究所の皆は後でカストラ領まで送り届けてもらえると嬉しいのですが』
「この後の祝勝会へ……と思ったのですが、その姿では無理ですか」
『そうですね。私とギアズの分まで皆で楽しんで下さい』
『儂の顔は見るに耐えんからな、一人で祝うことにさせてもらう』
「そうですか……。では戻ってきたときにでも」
重装備のオルトロスとギュゲス、ホワイトフェザー、ギアズを収納してテンペストも身体へと帰る。
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「……っつ……??」
「テンペスト、戻ってきたんだね。あぁ!まだ起き上がらないで!やっと身体が落ち着いてきたところなんだ」
「何が、あったのですか?」
戻ってきたら激しい頭痛と吐き気が襲ってきた。
下着だけで寝かされ、血が付いたタオルを横に置いたニールが心配そうに顔を覗き込む。
そっと額に手を乗せられるが、とても冷たく感じた。
「……まだ、熱もあるね……。何があったの?突然こんなにひどい状況になるなんて……」
「元凶であるスペクターを倒すつもりだったのですが、姿は見えずおおよその場所しかわからなかったのです。しかし時間を掛けていると逃げられる可能性があったためにその場所を強襲してジャミングを使いました」
「あれに乗ってる時に使ったの?もしかしてその反動……とか?」
「今のところそれくらいしか思いつきません」
「……もう、二度とやらないで。サイラス博士も言ってたんだ。次にこうなった場合、脳に障害が残る可能性もあるって。さっきまで熱も下がらないし、鼻血も止まらなくって……本当に怖かったんだよ……テンペストが死んじゃうんじゃないかって、怖かった」
負荷がかかってたことは承知していたが、かなりの大事だったらしい。
どんどん血が流れて顔が真っ青になっていくのを見て、ニールは生きた心地がしなかったという。
更に熱は上がって体を冷やすために服を脱がせて、汗を濡れたタオルで拭き、股のところに凍らせた革袋を挟んでやっとで落ち着いてきたという。
適切な処置をサイラスがしなかったら少し危険だったようだ。
鼻血はピクシーワードで何とかなったらしいが熱は下がらず、体温が一時は恐らく40度を超えていたと言われて少し反省した。
あまりそれが長く続くと確かに障害が残ってもおかしくない。
「申し訳ありません。わかりました、もう二度と今のような方法は取らないと約束します」
「本当だよ?」
最悪の場合は躊躇せずにやるかもしれないが……。最後の手段として取っておくことにする。
少なくともニールが存在している時には使わないと決めた。
それに、本当に頭が痛くてあまり何も考えられない。
心臓の鼓動に合わせて痛みが来るような状態で、身体中がとても熱を持っていることも分かる。
目眩がして吐き気もあり、まともに起きていられる状態ではなかった。
とりあえず意識を集中してギアズを呼び出し、報告を任せた後……テンペストはまた気を失った。
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『戻ったぞ、サイモン殿』
「ああ、無事だったか。テンペストは?」
『報告を儂に託した後気絶したらしい。ニール殿が介抱しておる』
「まだ容態は良くならないか……。心配だな」
『サイラス殿も見てくれているのだろう?あまり心配することはないだろう。今は休ませてやるが良い。かなり無茶をしたのだからな』
サイモンも容態は知っていた。サイラスに危険だと言われた時には本当に狼狽えていたのだ。
峠は越しているということは言われたが、まだ安心できるわけじゃない。
しかし自分にはどうしようもないことも確かなのだ。
とりあえず落ち着くことにして、ギアズから報告を聞く。
『結論から言おう。宵闇の森から闇は払われた』
「本当か!?ついに成し遂げたのか!!」
ずっと闇に覆われ通行を妨げ、多くのハンターたちが帰らなかった森から闇が消えた。
成し遂げられれば歴史に名が残る偉業となるとまで言われていたそれを、義理の娘とはいえテンペスト達が成し遂げたのだ。嬉しくない訳がない。
闇が払われたということはとても大きな意味がある。
その場に居合わせられなかったのが心底悔しいくらいだ。
『テンペストがああなったのは、やはりアンデッドに対する切り札とやらを使ったせいだろう。その時にあの魔導騎兵も機能しなくなると聞いている。強制的に肉体へと引き戻された際に負荷がかかったものと思われる。詳しくは本人から後で聞くと良い』
「確かに、それらしいことをニールが言っていたな。で、どうなったんだ?」
『その時は儂は倉庫へと転送されて居ったからな。戻った時には魔物に四方を囲まれて居た。流石に肝が冷えたぞ……無いが。だがグレネードランチャーで吹き飛ばしていたら散り散りになって逃げていったのだ』
そこで闇が消えていることにようやく気がついた。
ギアズにはそもそもこの闇の効果が殆ど効いていなかったため分からなかったのだが。
『戦闘が終わるまでは気が付かなかったのだが、近くに土を盛り上げたような作りの住処を発見した。そこから元凶であるスペクターの気配を感じたのだ。テンペストは入れぬから儂が入った。中には死霊術師であることを伺わせる魔法陣や文献が散らばっていた。その地下に奴が居た』
「消えていなかったのか?テンペストの攻撃を食らって?」
『恐らくだが……テンペストの攻撃はマナや魔力の繋がりを破壊するものではないか?確かに儂らのようなアンデッドには致命的な物だ。しかし……今回は少し事情があったようだ』
部屋にあった魔晶石の破片。埋め尽くすように描かれた魔法陣。生贄の代わりとなる供物。
強力な死霊を呼び寄せる為の行為の後だろう。
魔晶石はテンペストの攻撃によって砕け散ったと思われる。
『恐らくあれは死霊術をベースにした魔道具みたいなものだ。魔法によって固定された何かの魂の固まりが魔晶石となり、術者はそれにマナを吸い上げて願いを実現する為の道具として組み込まれたようだ』
「……そのスペクターの意思ではなかった、ということか?」
『直接聞いたから本当のことだ。作ろうとしたのは自分のいる場所を隠蔽するための魔法。決して森そのものを暗闇で覆い隠すということまでは考えておらん。魔法というものは少しのミスで発動しないのは当然だが、逆に何が起きるかわからない不安定な部分も持ち合わせている。死者の魂を縛り付けて燃料にでもしようとしたのが間違いだったのだ。……結果として、隠蔽する為という目的は達せられた。森を闇で覆い尽くし、見つけられないようになったのだからな。そして守護者として巨獣や黒い魔物達を次々と生み出した……というわけだ』
「残された魔法……魔道具が意思を持って暴走した結果、ということか。人騒がせな……」
ミレスが隣にいたから、むしろそれ自体はハイランド側にも良い結果とはなっているのだが、それでもハンターたちが挑み、消えていった事実は残る。
「分かった。良くやってくれた。私からも礼を言おう」
『礼なら娘に言ってやるが良い。危険だったとはいえ確かにあの状況では必要だった行動だ。そうでなければ誰かが死んでいた可能性もあるのだからな』
「そうしよう」
あれのお陰で魔道具となっていた魔法が消え、囚われていたスペクターは解放されたのだ。
テンペストのジャミングは殆どが魔道具の破壊に消えたのだろう。
それでも死にかけと言ったところまで衰弱していたが。
ようやく解放されるということで、本人は安らかに逝った。
まあ実際悪意があったわけではないので良いだろう。罰は十分に受けたのだ。
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テンペストの部屋ではニールがまだ介抱していた。
熱もだいぶ下がり、顔色はまだ青いものの少しずつ呼吸も良くなっている。
たまに突然吐き出しては呼吸困難に陥るなど、かなり危険だ。目が離せない。
「……無茶しすぎだよ、全く」
一応覚えているピクシーワードを使ってテンペストのダメージを受けているだろう場所を回復させていた。
目には見えていないが、一応効果はあるようだ。
ニールもまだ完全に内蔵の働きなどを理解しているわけではないので、効果はかなり鈍い。
「ニール様……あまり根を詰めないほうが……。私達が代わりますので」
「ああ、うん。……お願いしようかな……でもここにいていい?」
「それは構いません。テンペスト様が認めた方ですから」
「ありがとうニーナ」
「ニール様もそろそろ食事を取ったほうがいいのでは……?こちらに取り寄せましょうか?」
「んー……ごめん、今はいいや。ちょっと食欲が無くて」
ずっと介抱を続けるニールだったが少し疲れが出ていた。
ボクがやるから、と言って自分で世話をしていたがここまで酷いとは思っていなかった。
それでも自分で何とかしたかったからこそ、メイやニーナの手を借りずに頑張っていた。
でも今は気を張りすぎて眠気も来ている。
素直にニーナ達に任せることにした。
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肉体が意識を失っている間、テンペストは夢を見ていた。
人間になってからたまに見る不思議な現象。
サイラスは脳が情報を整理したりしている時に見るものだと言っていたが、これが自分の脳で勝手に作り上げたものと聞いても信じられないほどだった。
まるでVRのようだ。しかし、夢の間はそれを夢として認識していない。
今テンペストは暗闇の中に何も身に着けずに浮かんでいる。
ふわふわとした浮遊感が心地よい。
「……宇宙?」
身を捩ってみるが思ったように動かせずもどかしい。
しばらく身を捩っていると、以前のワイバーンが音もなくこちらへと飛んでくるのが見えた。
ゆっくりと近づいてくる。
「……コンラッド大尉……?」
「よう、テンペストじゃねぇか。こんなとこで何してんだ?」
「あなたは死んだはずです。なぜこんなところに?ここは何処なんですか?」
「さあな。それよりもお前、応答しなくなったと思ったらそんなことになっていたのか?うん、もうちょっと育てば俺の好みだな」
話を聞いてくれない。
何かを聞こうとすればはぐらかされ、意味のない会話が続く。
「それにしても、こう……やたら人間臭くなったな」
「……そうでしょうか」
「前はもっとそっけなかっただろう?今は……本当に人と話をしているようだぞ」
「この身体に慣れるために色々と試行錯誤しましたので」
その返事を聞いてコンラッドは苦笑する。
「そういう所はまだ前のお前も残っているな。ああ、時間だ。俺は死んでしまったが、またこうしてお前と話すことが出来たのは幸運だ。出来ればまたお前と空を飛びたかった」
コクピットの風防が開いてコンラッドが手を伸ばす。
パイロットスーツに身を包み、ヘルメットを脱いで顔を見せる。生前の彼そのものだ。
コンソールは暗くなっており、電源が入っていない。
「乗れ。送っていってやる」
「……何処へですか?」
「お前には今、仲間がいるんだろ?もう帰れ」
「しかし私は現在制御ができていない状況です」
「なら手を取れ」
コクピットから伸ばされた手を取ると、コンラッドの前に引き寄せられる。
ガシガシと頭を撫でられ、びっくりしたものの……何処かその感触は心地よかった。
また、ゆっくりとワイバーンは動く。
さっきまでは無かったはずの光へと向かって。
それがどんどんと近づいていき、辺りを白い光で満たしてゆく。
「じゃあな。今度はきっと、一緒に空を飛ぼう」
「……約束はしかねますが。できたらいいと思います。大尉」
目を開けていられないほどの光量に思わず目を閉じる。
周りが暗くなったのを感じて目を開ければ、そこにはニーナとメイが居た。
まだぼんやりする頭で周りを見渡すと、やはりと言うか……ソファに横になって居るニールを見つける。
頭痛も大分治まり、吐き気も殆ど無い。目眩は……特に無い。
少し寒気を感じるくらいだ。
「メイ」
「テンペスト様!目が覚めましたか!」
「心配をかけました。……それよりも、ギアズを呼んできて下さい。今すぐに」
「え?は、はい。わかりました!」
ニールではなくギアズを呼んでこいという予想外の言葉に、少し面食らったもののすぐに思考を改めて呼びに行く。
声を出したことで口がとても乾いていることに気がついた。
「ニーナ、何か冷たい飲み物を」
「はい、ここに。飲ませましょうか?」
「……はい。身体がとても重いです。腕を動かすにも少し辛いので、お願いします」
大丈夫、と思って腕を動かそうとしたが動かない。
動くには動くが、力が入らないのか自分の腕ではないような気がするほどに重く感じられた。
まだ本調子とは程遠いようだ。
外を見てももう真っ暗でかなり長い間自分は眠っていたことは確かで、ニールは自分を介抱し続けて疲れ果てたのだろう。
自分はとてもいい人に出会えたと、そう思った。
少ししてドアをノックされ、ニーナが出迎える。
『テンペスト、起きたか。儂の事を呼んだと言うが……』
「ギアズ。あなたの力でこの付近に居る魂を探れますか?」
『誰のだ?出来るが……』
「コンラッド・ジェーン。私の元相棒です」
『ふむ……おお、居たぞ。良く分かったな?』
そう言ってギアズは宙を掴むような動作をする。
軽く握った手の中に彼が居るのだろう。
人の考え方の中に、魂と言うものがある事は知っていた。この世界においてはそれは実在し、人が死ぬ時にそれはマナへと還っていくのだという。
何故彼がまだここに留まっていたのか、今ここで出てきたのかは分からない。
しかしもしかしたら……あの時見た夢は、夢ではなくて現実だったのかもしれない。
それであれば彼は何処へ行こうとしていたのか……。
でも彼はテンペストとまた空を飛びたいと言った。ならばギアズならそれを実現できるだろうと思ったのだ。
これであれがただの夢であれば何もなかっただろうが、実際に彼の魂はここにあったらしい。
ならばあれはただの夢ではない。
であれば……今度と言わず、今すぐにでもこちらに戻ってきてもらおうではないか。
「彼を私のように出来ますか?」
『……本気か?出来ないことはないが……。生きた人間にと言うのは……』
「いえ、一時的にでも良いですがホワイトフェザーへ。死霊術と精霊術は似ているということなので出来なくはないはずです」
『それならば問題あるまい。……良いのか?』
「約束を果たしてもらうだけです」
一緒に空を飛ぶという願いを叶えるだけだ。
ホワイトフェザーに入っている間に、人間大の器を作ってもらう。
そうすれば全てが上手くいくだろう。
そして彼は優秀なパイロットだ。
もう一機マギア・ワイバーンを作り、テンペストが動き方を覚え込ませてやれば恐らく操縦可能だ。
まだまだ根幹部分のコンピュータは作れていないが、似たような働きをするものを研究し続けているのだ。その内上手く実現できるだろう。
そうすれば、一緒に空を飛ぶという約束を果たせる。
今のパイロットとしての相棒はコリーだ。しかし翼を並べて彼と飛べるのであれば……それはとても楽しいことだろう。
既に消えたと思っていた彼が、どうやって残っていたのかは気になるが……それは些細な事だ。
今はこの事実を喜ぼう。
ギアズを倉庫へと送り、自分はマギア・ワイバーンへと移動する。
突然意識を失ったテンペストを支えるためにメイとニーナが今までにないくらいの勢いでダッシュした事はテンペストは知らない。
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『……これで一応は定着したはずだが』
『仮の姿ですから不完全で構いません。それよりも、ギアズは研究所へ行って彼の身体となるものを作ってもらうように言って下さい。ギアズの身体を作ったことで、人間大の物も作れるようになっているはずです』
『了解した。では行ってくる、少々待っておれ』
マギア・ワイバーンの視点でホワイトフェザーを見る。
今はまだ無理やり突っ込まれたばかりだから動けないだろう。
それから20分ほど経っただろうか。ホワイトフェザーがビクンと動き出した。
『な、なんだ!?うおお!?』
『落ち着いて下さい。周りのものを壊すつもりですか?コンラッド大尉』
今のコンラッドは5mの巨人だ。腕を振り回しただけでも簡単に物が壊れてしまう。
軽いパニックになっているコンラッドをなんとかなだめようとする。
『その声はテンペストか!何処だ!?ってかなんだこれ!!』
『現在大尉の肉体は消失し、魂だけの存在となっているそうです。魔力を持っていればゴーストなどになって自我を保てたはずですが。そのままだと消滅しそうだったのでこうして魔導騎兵と呼ばれる器に入ってもらいました。もう一度言います。落ち着いて下さい。現在の大尉は5mの大きな魔導騎兵となっています。私の装備品でもあるので壊さないで下さい』
とりあえず動きを止めてくれたようだ。
ただ、キョロキョロと周りを見ては混乱している様子だ。
まあ、仕方ないだろうが……。
『と、とりあえず動かなければいいんだな?あー……ここは何処だ?テンペスト』
『私専用のハンガーです。一応、何とか武器なども破損していないようですが気をつけて下さい』
『お、おう。……っておい……これは……なんか夢で見たぞこんな感じのやつ……犬みたいなやつが乗ってた気がする』
『やはり大尉はこの世界に来て死亡してからも、ずっとこの世界に居たのですね。お会い出来て嬉しいです大尉』
『何が何だかよく分からんが……おう、俺も嬉しいぜテンペスト』
普通に会話しているが、この世界の言語で喋っている。
英語ではない。特にテンペストが何かをしたわけではないので、恐らく魂のままでさまよっている内にこちらの方に順応していたのかもしれない。
『うし、現状は大体把握できた……。が、俺が、死んだ?』
『はい。この世界へと飛ばされた際、私は確かに大尉が死亡しているのを確認しました。他の者もそれを確認しているので間違いありません。私もワイバーンの中にAIとして存在していたはずですが、精霊であると言われて人の肉体へと移り現在に至ります』
『ん……なんかそんな感じの事、覚えてるぞ……。もしかして金髪の美少女になってないか?』
『はい。大尉の好みである姿に近いものと思われます』
戯れに言ったものが実現するとは思わなかっただろう。
ただしベースの肉体が幼かったため、理想を詰め込んだ子供となっている。
『マジかよ……ん?ってことはこの機体に居るわけじゃないのか?』
『私はこちらです。地球製のワイバーンを元に再構築され、魔力によって動作する新しい形態へと進化しました。マギア・ワイバーン。それがこの機体の名前です』
『でけぇな……。それにしても……なんつー造形だよ、よくこんなもん作れたな!やべぇカッコイイじゃねぇか。ん?今の俺も巨大ロボットだったか?』
そのままギアズが戻るまでの間、コンラッドはすげぇすげぇと言いながらその身体を楽しんでいた。
もしかしたら人型を用意しなくてもいいのではないかと思わずにはいられないテンペストだった。
まさかのコンラッド再登場。
手駒が増えるよやったねテンペスト!