第百十九話 英雄として2
エフェオデルは帝国よりも古くから存在する国だ。
元々は国ですら無く、蛮族などと言われていたものたちだったのだが、ある日一人を王として立国宣言をした。
その時はまだ小さな街程度の規模でしか無く、立国に気づいたものたちもまた居なかったくらいだ。
ただし、その存在はすでに知られており……周辺の集落や町などでは魔物以上に恐れられていた存在だ。
何度も小規模な討伐隊が組まれて出ていったものの、彼らが戻ってくることはなく、一つ……また一つと集落は消えていく。
周辺国もそれ自体は把握していたものの、規模が小さかったために見逃していた。
別な要因で消えたと思っていたり、彼らの仕業で有ってもいつでも潰せるだろうと高を括っていたのだ。
それがいけなかった。
段々と襲う規模は大きくなっていくが、国が動くギリギリのラインを見極めているらしく容易に姿を見せることもない。
さらわれた人数はトータルで見ていけばものすごい数になっているのだ。
それこそがエフェオデルの狙いだった。
さらった女を使って子を産ませ、男は戦士として教育し、女は子供を産ませる。
それを繰り返し、いつしか誰も気づかない内に自分達並みの国に成長していた。
略奪を繰り返し、それによって幾つかの国が滅び、彼らに下った者達が国として機能するようにとある程度の法を定めた。
軍師が入り更に凶悪化した彼らに対抗するべく、周辺国は手を取り合う。
それの一部が神聖ホーマ帝国でもある。
現在、エフェオデルはホーマ帝国と、主にあと2つ、クルカとネストリアという国に挟まれた状態だ。
一時期は大陸の大半に勢力があったエフェオデルだが、周辺国が集まって一つの軍として動いた結果縮小に縮小を重ねて今の状態になっている。
蛮族上がりとは言え、戦いが上手く、彼らのスタイルは自滅も辞さない勇猛なものだ。
だからこそ捕らえること自体が難しい。
捕らえたところで何もしゃべらない。
女性と奴隷以外が全て戦士というエフェオデルは、例え子供であっても油断はできない。
ホーマ帝国、クルカ王国、エストリア王国の3カ国がなんとか今の状態を保てているのも、かれらの国と面しているところが物理的に遮断されている事が大きい。
地割れによって深い谷が出来ているのだ。
その裂け目に沿って国境を作り、攻めて来れないように見張っているからこそずっと耐えてきていた。
唯一、ホーマ帝国のみが陸続きとなっている場所がありそれこそがクレールの城塞都市だ。
そこが食い破られた今、放っておけば次から次へとエフェオデルの民が侵入してくるのは間違いない。
だからこそ、そこで止めなければ帝国は滅びる。
ディノスにとって帝国そのものは特に問題はない。
しかし折角自分のことを英雄として高く評価してくれているのも確かだ。
それによってこうして研究や武器の開発などに携わりつつ、資金を集めることが出来ているのだ。
他の国に行ったところでここまでうまくいくとは思えない。
であれば……守らなければならないだろう。
自分が生き延びるためにも。
「偵察隊から報告がありました。魔物達はゆっくりとこちらへ向かっているとのこと。現在は……この地点です」
「かなりゆっくりと来ているようだな、好都合だ」
偵察隊からの情報を地図で確認すると帝都からもクラーテルからも十分に離れた位置に居た。
これならば毒を散布しても、その場に居たものたちが被害を受けるだけで済みそうだ。
あまりにも拡散してしまえば当然ながら効果は落ちる。
酷いことにはならないはずだ。
「こちらが全力で進軍すればこの地点で迎え撃つことは可能だな?」
「出来ます」
「では、進軍開始!こちらは数が少ない!あくまでも毒を抜けてきたものだけを叩け!」
おお!と返答する帝国軍の士気は高い。
更に後ろからは騎兵団が追ってくる事になっている。
上空には竜騎兵隊が10騎。
あくまでもディノス達は迫ってくる魔物の数を減らすことが第一の任務だ。
それから数が減ったところを後ろから来る騎兵隊達が殲滅し、ディノス達はサポートに回る。
「報告!クラーテル方面へ向かった部隊からです。魔物の通った後を進軍するエフェオデル軍を発見したとのこと!」
「やはり繋がっていたか」
「そのようです。見つからないように迂回してクラーテルへ向かっています。規模は1万ほど。それほど多くはありません」
「……そうか……魔物をけしかけたのは私のせいか。なるほど」
エフェオデルが魔物を使って強襲をかけてきたこと、それは恐らくディノスによって人員が著しく損なわれたからだろう。
実際、かなり大量の人死が出ているのを確認しているのだ。
その人員を失う代わりに魔物を味方につけて先に突っ込ませる。
ありえない話ではないか。
どうやって魔物を従えているのかは分からないが、その方法を知れば自分のためにもなりそうだ。
自分の居場所を守りつつ、エフェオデルを潰す。
それが目下の目標となった。
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「テンペスト、大陸の全景はもう大体いいか?」
『とりあえずは良いとしましょう。それにしても、大陸の半分が大きな島となっているのは少々驚きました。前に見たあの石版では確か一続きの大陸だったはずですが』
大きな大陸だったはずの半分ほどが、幾つかの大きな島と、小さな島に分裂していた。
何があったかは知らないが、今はまだ調査に行く時間はない。
「長い年月の内になんかあったんだろ、多分……。それより、次は帝国の奥にある谷のところから行くか?」
『先程確認した所、谷の一部が狭くなっているかもしくは陸続きとなっている場所がありました。その付近にクレーターらしき円形のくぼみがあり、中心に都市が作られています』
「俺達の王都みたいな感じか?」
『似ていますが成り立ちは違うでしょう。高度を5000mまで下げそこからある程度詳細な情報を収集します』
ホーマ帝国がどこまで大きな国なのかは全く知らない。
その為目的地となっているその都市はどこの国のものなのかは全く分かっていない。
上から見た限りは巨大なクレーターの中心に城塞都市らしき物が見えているという、それだけが分かっていることだ。
これ以上は更に近づいて見なければ分からない。
が、その前にコリーにはどうしても先に済ませておきたいことがあった。
「了解だ。……それにしても……便所に行きたいんだが?」
『私の本体のように導尿カテーテルを使ってみては?』
「いや、あれ一応サイラスから聞いたが……あれだろ?挿すんだろ?」
『はい、男性器の尿道に差し込んで膀胱まで管を入れます』
「お前俺がちょっとぼかそうとしていることをストレートに言うなよ……。リアルに想像してしまっただろうが」
ちょっとだけその時のことを思い浮かべて背筋が寒くなるコリーだった。
ただ、こればかりはどうしようもない。
長時間飛んでいられるのは良いが、この機体にトイレはないのだ。
一旦適当に問題なさそうな所に着陸してコリーを下ろすことにした。
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「ふう……スマンなテンペスト。もう大丈夫だ」
『周囲には敵性反応はありません。もう少し休みますか?』
「……そう、だな。ちょっとだけでいい」
『テントを出します』
コリーが帝国で買ってきた物だ。ただ外に寝るよりは疲れが取れるだろう。
展開も特に労力は必要ない。
「便利すぎるだろほんと。その状態でも魔法使えるとか」
『身体強化などもかけられます。その場合は装甲が強化されます』
「何でもありだな。さて、じゃあすまないが30分ほど休ませてもらうぜ」
テントを展開し、少しの間ではあるが休憩に入る。
流石に獣人であるとは言え、長時間狭いコクピットの中に入っているのは辛い。
思いっきり伸びをしてパキパキと骨を鳴らしながらテントに入っていくコリーを見送る。
テンペストがすることと言えば時間までこの地点の安全を確保することだ。
眠らなくても良い金属の塊であるこの身体はこうして見張りをするのにはうってつけといえる。
周囲の警戒を始め、明らかにここにあるべきではないワイバーンの身体を消して、コリーの護衛を始めるのだった。
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「ディノス様、攻撃準備整いました」
「よし。そのまま待機だ」
敵……エフェオデルの魔物の軍勢が少しずつ近づいてきているのが、丘の向こうに見える。
現在、ディノス達は攻撃地点に到着して、魔物達が来るのを今か今かと待っていたところだ。
小高い丘に車体を隠しつつ、砲身のみを覗かせて攻撃の合図をまつ毒榴弾を装填した急造戦車はいつでもその凶悪な弾丸を解き放つことが出来る。
恐らく、身体の大きな魔物に対しては効きが悪いだろうが、スワームなどのような比較的小さめの魔物であれば覿面に効果があるはずだ。
「観測隊、風向きはどうだ?」
「風向き変わらず、軽風。時折強くなる程度です」
「……よし、始めるぞ」
「魔砲弾、敵両翼に対して撃て!」
ズン、と腹に響く音がして魔物集団の両脇の辺りに魔砲弾が撃ち込まれる。
閃光と共に広範囲が炎で焼き尽くされ、それによって魔物が中央へと集まる形でこちらへ速度を上げて突っ込んでくるのが分かる。
「予定通りだ!毒榴弾2発!放て!」
魔物達が向かってくるその大分手前に着弾したそれは、大した爆発もなく小さな土煙を上げて地面に突き刺さる。
しかし砲弾側では、内部の毒草が魔晶石の力によって高温で燻されていた。
突き刺さった砲弾から白い煙が吹き出し、風に乗って広がってゆく。
ただの煙幕に見えたのだろうか、構わず突っ込んでくる魔物達だったが、その煙を抜けてくる頃にはスワーム達の様子がおかしくなっていた。
「……どうだ?成功しているのか?」
「スワームの足取りがおかしく……転倒したようです!次々と魔物が倒れていきます!飛竜と大型の魔物は未だ健在!」
「よし!竜騎兵は十分に高度を取って飛竜を落とせ!相手はたった2匹だ絶対に勝てる!我々は後退しながら出来る限り魔物を減らすぞ!撃ちまくれ!特にタラスクはなるべくここで倒しきれ!」
「下がれ下がれ!」
魔導車をバックさせて距離を取りつつ砲撃を加えていく。
上空では飛竜が竜騎兵隊に追われ、次々と被弾していき最後は騎竜の噛みつきながらのブレスによって事切れる。
地上では引き撃ちしながら魔物を誘導しつつ、毒の効果の様子を見る。
先頭集団の方にはあまり毒がかからなかったのか元気なものたちが多かったが、後続はボロボロだった。
数の多いスワームは大半が毒によって死に、身体が小さな魔物から順番に毒が全身に回って心停止を引き起こす。
毒に耐性があるのか、単純に鈍いだけなのかは分からないが、そうして残った魔物達は全て強敵でありいくら数を減らしたとは言えその数はまだ百を超える。
毒榴弾は残り2発。これは温存しておきたい。特に後続のエフェオデル兵達に対して撃ち込みたいのだ。
しかし、ここである程度数を減らし、更に退却しながらの攻撃でも少しずつではあるが毒が効き始めたり大砲や魔導砲によって倒れていく。
「騎兵隊との合流地点まではあとどれくらいだ!?」
「もう少しです!」
「見えた!騎兵隊だ!!」
武装クレールに乗った騎兵隊が後方に見えた。
すでに距離はそう離れていない。
騎兵隊が通るための場所を開け、ディノス達は両翼へと別れて騎兵隊を援護する。
魔物達もディノス達の激しい攻撃によって、すでに満身創痍となっている。
数はまだ多かったのだが、そこは流石に最強兵力である騎兵隊と竜騎兵隊によって次々と倒れていく。
毒のダメージがある程度あったのだろう、割りとあっさり倒れるものが多いようだ。
それでもやはりタラスクは危険だった。
足を引きずり、強張って関節が動かなくなった右腕を無理やり振り回して攻撃をしてくる。
さらに長い尻尾は未だ健在のため、それが左右に振られる度にけが人が出た。
しかしそれでも数の暴力には敵わず、やがて動きを止める。
1時間ほどたった後、そこには無数の魔物の死骸と被害を最小限で抑えた帝国軍の姿があった。
「将軍」
「ディノス!よくやった、危険な毒とは言えよくぞここまで見事に使いこなした」
「は、運が良かっただけです。……それよりも、後続のエフェオデル軍はどうなされますか?」
「当然、ここで仕留めておきたい。奴らが居る限りクラーテルは取り戻せない。連絡を聞いた時に驚きはしたが一応可能性として考えていたことだ」
やはりクラーテルを取り戻すためにエフェオデル軍は倒すようだ。
弾を残していてよかった。
まともにぶつかると少数でも相当な被害が出ることは予想されている。
「ではまだ毒榴弾が残っています。私にお任せいただければ奴らも魔物と同じ運命を辿らせることが出来ましょう」
「ではまた魔物と同じ方法を?」
魔物と全く同じようには無理だろう。
流石に毒が使われたとわかればその煙を避けるようにして向かってくるはずだ。
しかしこちらも毒を散布した場所は危険すぎて近寄れない。
遠距離からの攻撃が主になるだろう。
ふた手にわかれざるを得なくなった敵に対して、両側面から畳み掛ける。
出来れば風魔法によって毒の撒かれた空気を敵に仕向けられればいいが、逆手に取られる危険もあるので注意が必要だろう。
その辺が人を相手にする時と魔物を相手にする時の違いだ。
ある程度毒の範囲から離れたらまた騎兵隊と交代して一気に殲滅するのだ。
そしてこちらには竜騎兵が居る。
「負けはありません」
「自信があるのは良いが、エフェオデルは油断ならぬ奴らだ。少し慎重なくらいが良いぞディノス。だが今回はその方法で行こう、脚の速さと上空からの支援があれば……我々だけでも何とかなるだろう。だが危険と判断したら即座に撤退しろ、良いな?」
「はっ、では参りましょう!」
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「くぁ……ふぅ。いやよく寝た」
『では続きを始めましょう。かなり遠くではありますが微かに爆発音なども観測されました』
「戦争が本格的に始まったか?その辺も見ていくか」
『了解しました。大まかな方向などは計測済みです。クレーター周辺を観測した後、そちらに向かって進みましょう』
テントを収納して離陸する。
目標とした都市上空まで行くと、その状況がよく分かる。
崩れた壁、焼け落ちた民家、おびただしい数の魔物と人の死骸。
「テンペスト、門の手前を拡大してくれ」
そこに写っていたのは、無残にも殺された誰かの串刺し死体。
身ぐるみを剥がされ、首を切った後に杭の先に突き刺してある。
「……ひでぇ……」
『他の場所にも幾つかあるようです。斬首が行われた可能性のある場所も発見しました』
「あー、いい。そっちは見たくねぇ。ここを襲った奴らは人間だ。魔物はこんな殺し方はしねぇ」
『中央の砦が半壊しています。報告があった攻撃を受けた場所とはここのことだったのでは』
「可能性はあるな。ってことはここから帝都に向かう何処かで戦闘中だったってことか?」
『恐らくは』
上空を何度も行き来しながら詳細なデータを取っていく。
このクレーター都市は近くに巨大な大地の裂け目がある。恐らくこれがずっと未来になれば大陸の半分と同じように分裂するのではないだろうか。
その裂け目はどこまでも深いように見えた。
しかし、探索をしたくとも一応時間は決められている。
今回は戦いの様子を見て、ディノスが居れば見つけてマークしておきたい。
そしてどんな戦い方をするかを見ておきたい。
そこからしばらく飛んだ所でそれを見つけた。
軍隊と思わしき団体だ。
『片方はホーマ帝国の鎧と一致します。もう片方は重装兵のみで構成された兵のようです』
「魔物の死体のようなものもあるな……」
少し離れた場所だが、魔物の死体が広範囲に渡って散乱していた。
砲弾の痕が所々にある。
テンペストのセンサにかかったのはこの砲撃音だったのだろう。
観察していると、ホーマ帝国側から砲撃が始まった。
「何やってんだ?全然届いてねぇぞ?」
『砲撃着弾地点に高熱源反応』
「んん?煙を吹いたぞ?」
『煙幕でしょうか?』
敵軍が走り寄ってくるその大分手前に砲弾が直撃し、そこから白い煙が吹き出した。
その2発を撃っただけで他の攻撃をしようともしないホーマ帝国軍を見て、煙幕と判断したのだろう、敵軍の方も大砲を用意しだした。
「……おいおいおいマジかよ狂ってるな」
コリーが驚くのも無理はなかった。
4人一組となって、大砲を支えて撃ち始めたのだ。
2人の肩の上に砲身を乗せ、片方を地面に置いた盾の上に固定して砲口から弾を入れて撃ち出している。
圧搾空気か何かを爆発的に発生させ、それによって砲弾が飛んで行く。
火薬を使わず音もあまりしない……そんな新しい大砲だった。
それに合わせて一斉に矢を放ち帝国軍への牽制をしている。
だが、薄くなった煙がかかってきた敵軍中央部が突然攻撃を止めてバタバタと地面に倒れていった。
『敵軍の反応、大量に消失。毒……でしょうか。ここからでは推測に過ぎませんが』
「あれだけの人数を殺せる毒だと?えげつない事を考えるものだな帝国も……」
『帝国軍が両翼に展開していきます』
「ディノスは見つけたか?」
『不明です。指揮官らしき者を見つけていますが、ヘルムで個人が特定できません』
そもそも距離が遠すぎて顔を特定するところまでは行かない。
行動である程度絞りこめるかと思ったのだが、目立った行動を起こす者は居なかった。
代わりに両翼に展開していく部隊を率いる者を2人、中央で指揮を取っているらしい者を1人マークしておく。
中央部が壊滅した敵軍は煙を警戒して左右に広がって前進していくが、今度は飛竜からの攻撃が加わり、展開したホーマ帝国軍の砲撃を受けていた。
『この様子だとホーマ帝国の勝ちは決定した様ですね。相手側があまりにも愚直すぎます。海戦のときもそうでしたが……』
「だな。防御を固めればなんとかなると思っているのかは分からんが、あれでは良い的だ。大体なんで全員歩いてるんだ?」
『魔物によって蹂躙した後を通っていくからと考えていたのではないでしょうか。恐らくこの交戦は予想はしていたものの、もっと少ない人数を相手にする事が前提だったのでは』
「失敗した時の策位考えておくだろう普通……アホかこいつらは」
次々と討ち取られていく敵軍。
最終的にクレールに乗った騎兵隊の白兵戦によって決着した。
『では残りの部分を埋めてから帰投しましょう』
「了解だ。ま、面白いもんが見れたな」
その頃、下ではエフェオデル軍を壊滅させたホーマ帝国軍が勝鬨をあげていた。
全てを焼き払える力を手にするため、今はまだ帝国でその時を待つ。
そのためにディノスは金をくれて権力を保証する帝国を守る。
クラーテル奪還は自分の研究結果等の成果を取り戻すためでもある。
でも一番魅力的なのはいつでも抱ける信徒w