第百十七話 反撃
格納庫には既にコリー、サイラス、ニールの他にも戦える者達が集まっていた。
それぞれがそれぞれの武装を用意し、後部甲板へと移動する。
「何だありゃぁ……」
「魔鎧兵……?変わった形してるね。やっぱり僕達以外にも用意してたところはあったんだ」
「腕の部分についている国旗、ルーベルですね。自分達で独自に魔鎧兵を改良して作りましたか」
ちょっとばかり不格好ではあるが、紛れもなく魔鎧兵だ。
背は少し低く、胸部が前に突き出たデザイン。脚部もこれまでのものとは大分形が違っている。
それらが4機。ホワイトフェザーの横に並び、何やら準備をしていた。
既にリヴァイアサンは速度を上げて敵の後方で足踏みしている艦隊を射程に入れ、敵の射程外を保ちつつ周回をしようとしている。
「水虎隊、位置につけ!ハイランドだけに良いところを持っていかれるな!眼の前に居る物は全て餌だ、全て食い破れ!出撃!」
号令とともに、攻撃を開始するかと思っていた彼らは海に向けて走り出し……。そのまま海の中へと沈んでいった。
「お、おい……何やって……ってマジかよ!」
「どうやら水陸両用タイプだったようですね」
「あんなの有りか!?」
海洋技術の得意なルーベルならではのやり方だった。
沈んだかに思われた4機だったがすぐに浮上してかなりの速度で海面を移動している。
特徴的な胸部は船の船首となり、手足を器用に動かして方向を変えられるようになっているらしい。
「テンペスト、サーヴァントを」
『了解しました』
サイラスもサーヴァントを出して乗り込んだ。
武装をチェックしながら、大きなハンマーを選んでいる。
『よーし、これと、これにしますか。さて……面白いものをお見せしましょう』
そう言ってサーヴァントがルーベルと同じように甲板から走って飛び出す。
水中でも動けるとは言え、サーヴァントはその為の装備ではない。
コリー達が驚きの悲鳴を上げる中、サーヴァントは空を蹴るようにして……飛んだ。
「……あ。レビテーション……」
「お、脅かすな馬鹿野郎!!」
『その反応だと大成功ですね、では行ってきますよ』
そのまま飛び去っていくサーヴァントが途中で消える。恐らく姿を消したのだろう。
何でもかんでも取り入れてはいつのまにやら強化していくサイラスのことだ、やっぱり使ったのか、という感想しか出てこなかった。
ちなみに、横でルーベルの奴らがちょっと悔しがっていた。
その手があったか!と。なんだかサイラスとものすごく気が合いそうな気がしてきた。
サイラスを含め先に飛び出していった水虎隊の機体をマーカーに出し、リヴァイアサンと共有する。
こうすることで誤射を防ぐ。
大型レールカノンが敵船団へとその砲口を向け、第一撃が撃ち込まれる。
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「船長!護衛対象が……!!」
突然大きな声で敵艦を掃討すると言って列を抜けていった護衛対象の船。
先程見せた攻撃は確かに凄かったのは分かるが、あの数に対して1隻の船でどうしようというのか。
このことを予期していながらも、対応が遅れてしまったこちらにも非はある。
実際あの魔物の何体かはあの船に攻撃を仕掛けていた。
とてもダメージを与えているようには見えなかったが。
それよりも前、魔物が襲ってくる時に突然大音量で何かが聞こえた。
後ろから攻撃を受けたのかと思ったが、どうやら警告の音だったと、魔物を確認してから分かったわけだ。
しかし、あの船の警戒範囲が常識外に広い。魔物があの速度で突っ込んでくる事を考えれば、大分離れた位置で既に認識していたことになる。
実際こちらは何も見つけることが出来ず、近づかれてやっとで分かったくらいだ。
だが分かってしまえば何の事はない。
それにしても、武装を積んでいるようには見えなかったあの船だが、続いてやってきた翼竜や巨鳥を次々と落としていた。
かと思えば射程外の艦隊に向かって撃ち始め、敵が燃えていくのを見た。
しかし……1隻で全てを行えるほど海戦は甘くはない。
「何を考えているのだ!両舷最大船速!彼らを追え!あの数では……」
「なんだ、あの後ろに乗っているものは!」
「巨人!?」
こちらに背を向けてどんどん加速していく護衛対象だった船。
その背に大きな人型が動いているのが見えた。
巨体の割に驚異的な加速を見せるその船にも驚いたが、巨人もまたとんでもない存在だった。
なにせ先程まで船団に向かって攻撃していたのがあの一人の巨人だったのだから。
巨大なライフルのようなものが火を吹けば、敵船団のどれかが炎に包まれる。
あっという間に海域は燃える敵船によって埋め尽くされていった。
「彼らだけにやらせるな!これは我々帝国の問題だ、助けてもらっている場合ではないぞ!」
あの敵船に掲げられた国旗は隣国エフェオデルのものだ。
帝都からは魔物による侵攻があったと聞かされていたものの、その裏にはやはりエフェオデルが絡んでいたということが判明する。
急ぎで帝都へも報告し、今の状況を何と伝えたら良いものか迷ってしまう。
護衛対象が自分達を振り切って、敵に攻撃しているのだ。
ならばお前たちは何をしていたと言われるだろうが、真実を言うしかあるまい。
通信が終わった後は若干疲れたものの、どんどんこちらの船を引き離していく護衛対象に変な笑いがこみ上げてくる。
とりあえずは一刻も早く追いついて、自分達も戦闘に参加しなければならない。
少しでも良い、あの船に向かう攻撃が分散されるだけでも違うだろう。
どうやってあの速度を出しているのか、色々疑問に思うことは数多くあるが、今の自分達に課せられた事は彼らの護衛である。
守られる側ではないのだ。
通常ならば絶望的な状況。しかし状況をひっくり返すだけの戦力があの船にはあった。
だからと言って見守っているだけではない。
自分達の戦いに自分達が参加しないでどうするのか。
次々と船を沈め、炎上させていくリヴァイアサンを見ながら、最短距離で敵艦隊へと向かい横から叩く。
「対艦戦闘用意!彼らに負けるな!1隻でも多く沈めるのだ!」
射程に捉えた敵艦に容赦なく魔力砲弾が着弾し、彼らの戦いも始まった。
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対するエフェオデル艦隊はと言えば、まさかの手痛い反撃に大混乱に陥っていた。
魔物を操り誘導することで敵勢力を「魔物の縄張りを侵す敵」として「エフェオデルと他種族も仲間」と認識させた上で突っ込ませた。
地上では情報通りに英雄はその場に居らず、丁度良く出ていた濃霧に乗じて奇襲をかけることに成功し、数時間程度で街を一つ落とせたのだ。
現在は水路を通って帝都に向かっていることだろう。
そんな報告を聞きつつ、艦隊は側面から一気に物量で押すつもりで用意をしていた。
少し遠目のコースを通って総攻撃を掛ける。
当然魔物が先陣を切って混乱している中に突っ込む。船は乗り捨てるつもりで使い、船ごと乗り上げるのだ。
そして目的地付近まで来て、運悪く帝国の船を発見してしまった。
遠見の魔法によってたった4隻の船だとわかると、即座に魔物をけしかけ攻撃をすることにした。
……それが間違いだった。
「火が!火が消えねぇ!!」
「あぁぁぁ!!熱い!助けてくれ!!」
あちこちで火の手が上がる。
目に見えない何かが飛んできてはピュンピュンと音を立てて通り過ぎ、いくつかは船体にめり込み小さな爆発を伴いながら炎を吹き上げる。
水をかけても消えず、とてつもなく熱い火の粉を盛大に撒き散らして燃え続けている。
あっという間に甲板は燃えて穴が空き、下にあった火薬庫に落ちては大爆発を引き起こしていた。
かと思えば何も無かったはずの船が突然傾いて沈み始める。
甲板で慌てふためく兵たちの姿が見えるが、為す術はない。
「船長!下に何かいます!大きい!!」
我々が放った魔物よりも大きな何かが、海面下を泳いでいる。
隣の船にそれが取り付き、竜骨をへし折ったのが見えた。
見ている前でみるみるうちに自重で折られた部分から船体が耐えきれなくなり崩れていく。
海に飛び込んだ者達が沈んでいく船の渦に巻き込まれて消えていく。
またとてつもない音が響き、何隻かが纏めて爆ぜた。
爆発ではなく何かが目にも留まらぬ早さで突っ込んだかのように、大きく船体を抉られて航行不能に陥る。
やがて接近してきたホーマ帝国の船からの砲撃も加わり、被害はどんどん増すばかりとなった。
真っ黒な煙を吹き出して燃えていく味方の船のせいで視界は悪く、敵が何処にいるかが分からない。
海面下を泳ぐ得体の知れない何かは小さめの船を狙っているらしい。
「一体、何が起きている?」
上空を飛んでいるはずの翼竜達はもう殆どいない。
突撃させた魔物以外にも海中には従えた者達が居たはずなのに、何も反応がない。
周りは文字通り火の海と化し、あれだけいた艦隊の既に半数近くを失っている。
「ひ、退け!後退しろ!これ以上船を失う訳にはいかん!回頭しろ!面舵いっぱい!!」
そうこうしている間にもどんどん前線が削られていく。
たまに来る目に見えない何かは既に自分達を射程に捉えている。
それは少し後ろを進んでいた船が直撃を受けて沈んだのを見ても明らかだ。
たった4隻。
見たこともない大きな船は逃げている物だと思っていた。主力は前方の3隻だと勘違いしていた。
とんでもない思い違いだ。
あの巨大な船こそが最大戦力だ。
その証拠になんだ、あの速度は。
自分達の船も足が速いと思っていたがそれ以上だ。回頭したらすぐに加速しなければ。
短時間しか使えないとは言え、まさかここで強制的に船を加速させる装置が役に立つとは思わなかった。
「全艦加速装置を使ってこの海域から離脱しろ!全速!急げ!!」
今まで使っていた動力とは別の物へと切り替わり、船底に複数設置された物が姿を現す。
斜め後方に向けられたそれに魔力が送り込まれると共に、甲板で立っていたものがゴロゴロと転がってくるほどの加速を始めた。
エフェオデル近海にいるとある魔物の特性で、体表に触れている水を魔力によって反発させ、後方へ勢い良く飛ばすという推進方法を取っている物がある。
敵に襲われた時のみの緊急時にしか使われないが、その速度は恐ろしく早く、一度逃げられたら追いつくことは不可能とまで言われたものだ。
その技術を使って船に転用したはいいが、やはり長時間の出力はできず、魔力も食う事が分かり緊急時用の非常用装備として取り付けられていた。
今の今まで使われることのなかったそれが、やっと訪れた出番を待っていたかのようにぐんぐんと船を加速させていく。
が。
突然甲板に衝撃が走り、船体が大きく前に沈んだ。
『この速度、良いですね。何をしたんです?』
声はすれども姿は見えず。
しかし、明らかに先程まではなかった甲板の凹み。一人巻き込まれて潰れている。
そこに突然巨大な人型が現れた。
「なんだ!?何処から出てきた!!」
『私達を見てしまったわけですから、このまま逃がすわけにも行かなくてですね。沈んでもらいますよ』
そう言って片腕を隣の船に向けると、破裂音とともにあの悪夢が繰り返される。
ドンと腹に響く音が鳴れば、脱出中の船に突然火が吹き上がる。
加速によって新鮮な空気が送られてしまい、それによって延焼速度が上がってしまっている。
次々と火に包まれていく船を黙ってみているわけではない、当然巨人に攻撃をした。
しかし……砲台は内側を向けず、魔法によって迎撃しようとすれば手に持った大剣が振られて、そこに残るのは両断された死体だけだった。
周りの船を燃やした後はこちらに振り返り剣を担いで挑発している。
「なんなんだ、なんなんだお前らは!」
『これが旗艦ですよね。この加速を生み出す装置、なんです?ちょっと興味がありまして。教えてもらえませんかね?』
「何を言っている!?ふざけるな!敵にそのようなことなど……」
『ですよね。では自分で探しますよ、どうせ下でしょ』
こちらに向かって腕が向いた次の瞬間には、とてつもない衝撃とともに艦橋が吹き飛ばされ、あの消えない炎があちこちから立ち上る。
先程の攻撃で死ねたものは良かった。
死ねずにこうして生きてしまった場合……。
「あ、ああぁぁぁぁ!!熱い!!身体に、穴があぁぁぁ!!止めてくれぇぇぇ!」
「助けてくれ!腹が燃え……」
「ぎゃああぁぁ!!熱い!!熱い!!」
飛び散った火の粉が運悪く付着すれば、あっという間に高熱によって皮膚が燃え炭化し、貫通する。
船長たちが苦しみの中最後に見たのは、巨人が加速装置を抱えて飛び去る姿だった。
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『もう良いでしょう、反応の殆どは海に落ちた者達です』
「マギア・ワイバーンの出番すら無かったな」
「実験では散々見たけどさ……焼夷弾、怖っ」
「っつか……どんだけ弾使ったんだよ、出費考えると頭痛くなりそうだな」
なにせ焼夷弾とは言え、ただのものではなく……魔物素材も使われている物だ。
通常であれば燃焼剤を突っ込んで終わりにするところを、あの小さなスペースになるべく長時間反応が続くようにと火竜の魔晶石まで砕いて入れてある。
結果としてテルミット反応が数十秒ほど持続する上に熱量が上がった。
当然その分お金もかさむわけで。
『サイラスに作ってもらった金属粉と魔物素材は自前です。特に問題ありません』
「……そか。つくづく金に困らねぇな、テンペストは」
『むしろ火竜の魔晶石が枯渇しました。何処かで手に入れられれば良いのですが』
通常だったらどれだけの金額になるか分からない様なものでも、ここまでばら撒けるのは結局のところテンペストとサイラスの力によるところが大きい。
この世界ではまだ作られていない金属であるアルミニウムは、サイラスが物質創造によって作り出している。
材料として鉄などを使うことで魔力コストを下げているのだが、それ自体が既に錬金術そのものだ。
と、サイラスが戻ってきた。
何やら抱えているが。
『なんですか?それは』
『旗艦を含めた連中が途中で逃げようとしていたんで沈めたんですよ。でも、その船途中からいきなり速度が上がったんで……それらしいものを引剥して持ってきました。ハンガーにでも入れておいて下さい』
『なるほど、了解です。新しい推進機関となれば使い道はありそうですね』
なかなか敵もあなどれない性能を持っているようだ。
攻撃手段に乏しかったのが敗因だろう。あれで高火力で攻められていたらリヴァイアサンはともかく、ホーマ帝国の船はキツかっただろう。
後方に見える彼らの船も、流石に多数の弾幕によって満身創痍の様子だ。
サイラスがサーヴァントから降りようとした時、一人の男が近づいてきた。
ルーベルの人らしい。
「すまないが、頼みたいことがあるのだが……」
「なんです?」
「あいつらを回収してもらえないか?」
「あいつら?」
その指の先には4機の魔鎧兵。海に飛び込んでいった奴らだ。
水虎隊とか言われていたはずだが……。
「……もしかして、上がれない?」
「勇んで飛び込んだは良いのですが、帰りのことを考えていませんでした」
ちょっと格好いいところあるじゃないかと思っていたのに、全てが台無しだ。
後部ハッチを開いてもらって、そこからサーヴァントで引っ張り上げる羽目になったのだった。
バツが悪そうに魔鎧兵にのったままでペコペコとしているのがなんとも面白い。
しかし彼らもただ突っ込んでいっただけでないことは分かっている。
1機はその手に推進装置らしきものをしっかりと握っていた。とりあえず持ってきただけかもしれないが、有用になるかもしれない物だ。
それにあの戦いにおいても何隻も沈めているのは確かだ。
実力はあるらしい。
海中での高機動性を発揮して、船底に取り付き竜骨を破壊して大穴をあける。もしくは船尾に行って推進装置と舵を破壊する。
海中に居た他の魔物を殲滅する。
それだけでもかなりの戦果を上げているのだ。
最後のこれが無ければ完璧だったのだが。
テンペストが一旦身体に戻ってからサーヴァントとホワイトフェザーを格納し、戦利品も受け取った。
弾薬の補給はしばらくかかるだろうが、次はワイバーンを使うことが出来る。
あの後そのまま進路を変えて、一旦自分たちの国へと戻ることになったため、既にホーマ帝国の船は見当たらない。
「ふう……ちょっと数が多くてヒヤヒヤしたよ……」
「もう少し船が頑丈であれば、あそこまで上手くは行かなかったでしょう。見た目に反して脆かったので上手く行ったといえます」
「そうなの?」
向こうの大砲も長距離を飛ばせるようだし、テンペスト並みの範囲でこちらを発見できるであろうことは今のところ分かっている。
リヴァイアサンのレーダー範囲外からいきなり魔物が襲ってきた……ということは命令を出したのはその前だ。索敵範囲は相当広かったに違いない。
大砲に関しては僅かにホーマ帝国側が射程が長い程度。そして向こうは実体弾の攻撃だった。
火薬や砲の設計に関しては相当知識があるだろう。
それにもかかわらず船体の補強が殆ど見られなかったのはおかしい。
古い木造船の様な構造で、沈んでいくのを見れば大体の場合船首がまず分離して沈んでいっていた。
「恐らく、船首が切り離せるか開くような構造になっていたのではないでしょうか」
「なんでそんな事を……」
「大きさは違いますが、似たような使い方をするものが私達の世界にもあります。揚陸艦です」
揚陸艦とは相手の海岸などに船ごと突っ込んで、歩兵などを上陸させることが出来る戦艦を言う。
大抵の場合前面などがが開くように設計されており、砂浜などに船首を突っ込ませて中に入っている陸上部隊を下ろせるようになっている。
見た目は戦艦だがそれがかなりの数あったはずだ。図体の割に貧弱な装備などが気になる船が混じっていたが恐らくそれらがそうだったのだろう。
旗艦を含めて周りに展開していたものはそれを守るための護衛艦隊だろう。
「ってことは……僕達があそこで沈めてなかったら、あのメールの街は……」
「魔物の襲撃がまず起きるでしょう。それに対して混乱している間に、揚陸艦によって人員が送り込まれて一気に街は攻め落とされる……といったところでしょうか。分かっていれば防御のために人を割けますが、準備が出来ていない時にであれば簡単に壊滅します」
「……あの国の人達を、助けてあげられたってことかな?」
「少なくとも海からの侵略は、ですが」
陸からの侵略はもうテンペストたちには手が出せないところにある。
そして、今回は失敗したが今度は普通に戦艦を送り込んでくる可能性もある。
どれだけの国力があるかは分からないが、この後のことはホーマ帝国の人達の問題だ。
今はとりあえず、国へ帰ることを考えることにした。
サイラス「巨大ロボットで空を飛ぶ……また一つ夢が叶ってしまった!」
ニール「……嬉しそうで何よりだよ」
サイラス「後でニールのも作りますか?」
ニール「ほんと!?欲しい!」