ショートストーリー
さてさて、第4段でございます。
ショートストーリーの4作目はかなりくだらない展開です。
ただ、最後の方にならないと展開が読めない構成にしております。
タイトルに全てを込めて。
「ねぇ、花だったら何が好き?」
「え、いきなり何?」
「いや最近、園芸部の友達から新しく花壇に花を植えたいけど何がいいかって聞かれちゃってー。」
女子校に通い、よく連む4人で昨日のテレビ番組の話をしていたところに今までそんな話したこともない乙女みたいな話題が出たもんだから、私含めた3人が目を丸くして驚きを隠さなかった。
「私はさ、パンジーとかどうかなって思うんだよね。小さくて可愛いし、色のバリエーションとかたくさんあんじゃん?ね、ナツはどうよ?」
話題を引っ張り出してきた当人のリツがナツミにふる。
「えー、じゃあ、私はコスモスかなぁ。秋に咲いてるの見ると綺麗でさー、結構好きなんだ。」
2人の会話を聞きながらサキに目線を向ける。
「うちは、苺かなっ!花も咲くし、なにより食べれるしね!!」
そんな理由かよ、と口には出さずに微笑む。
そんな皆の発言を傍らに聞いていたままの私はこう切り出した。
「私はバラかな…」
ナツミは意外とでもいうような顔を私に向ける。そして茶化すかのような笑顔で反応してきた。
「へぇー、情熱的だねぇー」
その時、私の隠れた本心が表に顔をちらつかせる。
「んー、そういう感じじゃなくて、」
言ってしまおうか、皆の反応を想像したらにやついてしまう。
「バラって言っても花の部分じゃなくて、好きなのは茎んとこなの。」
………
「「「は?どゆこと?」」」
(そりゃ、そんな反応になるよね。)
思惑通りの展開に笑いがこらえきれず、震える声で、
「だって…………棘あるでしょ?」
それを聞いた3人は納得してから呆れて私から目線を逸らし、その後返事を返す人はいなかった。
タイトル:M
「あとがき」
まさかのトンデモストーリーです。
甘っちょろい書き方になりましたが、これはつまり主人公はマゾで、こんなこんな話でもついマゾ的な思考を交えちゃってるんですって言いたいが為の展開です。
で?って感じですが……
ちなみに薔薇って色によって花言葉違うそうですよ!
本当にくだらなくて……これでいいのかと思わずにはいられないお話になりました。
趣味程度だからこんなもんしか書けず。
今までの含めてすこし謎解きな感じのお話が書けていれば成功ですね。
楽しんで頂けたら幸いです。