開始13秒
今回は訳あって短いです。
読んでくださった方々に感謝です!
感想・評価をよろしければお願いします。
きっきまで周りが真っ白だったが、気がつくとそこは青い空、辺りは草原でたぶんここがフィールドなのだろう。
つまり俺の神殺しの旅が始まったのだな。自分は死んだというのに今はやけに心が躍っている。
念願の神をこの手で殺すチャンスが与えられたのだ。むしろ死んでラッキー。まあリア充(笑)はオトモダチと離れ離れになって相当落ちこむのだろう。
だが、俺はぼっちだ。失うものなど何もない。
ぼっちは有能だ。こんなわけわからん所に飛ばされようと常に冷静でいられる。孤高こそ至高。ぼっち神。
まあ小説の続きが読めないのは非常に残念なのだが、あの小説の続きは自分で考えることにしよう。
とりあえず近くの街を探そう。まずは武器の調達と、聞き込みだな。俺は街に向かうため歩き出そうとすると。
「うおっ!? 魔物か!?」
目の前に赤色のスライムっぽい魔物が現れた。いや完全にドラクエのスライムパクっただろ……。
まあ初めての戦闘だしな。まずは雑魚で肩慣らしだ。
そうだ! 俺の異能力ってどんなのなんだ?
疑問に思ったその時、唐突に俺の異能力についての説明が頭に流れてきた。
……っ!? なんだよこの異能力!?
こんなんじゃまともに戦えねーじゃん!?
俺が狼狽している隙を狙ってスライムが攻撃してくる。落ち着け、まあ序盤のモンスターの攻撃なんぞ一発くらったとこでそうダメージにはならないだろう。
そう判断した俺はスライムの攻撃を受けた。
「ぐあっ……!」
体に激痛が走り、俺はその場に倒れた。
やばい死ぬ……。一発で死ぬとかありえないだろ! お、俺弱すぎる……。意識が遠のいていき、俺は死んだ。
開始13秒。榊龍紀、死亡。
-GAME OVER-
まだ終わりませんよ?
まだまだ続きますのでよろしければ次話も
見ていただけると嬉しいです。