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この連載作品は未完結のまま約3ヶ月以上の間、更新されていません。

異邦の種子

作者:enomotooooo
「この世界では、名前を呼ぶと、記憶が壊れる――。」

語ることが、禁じられた世界。
火を灯し、香りを伝え、手で記憶を継ぐ。
それが、人類最後の“語り”だった。

惑星ネリス。
地球を捨てた人々がたどり着いたこの地で、かつて“語りすぎた文明”は滅び、いま、人々は「語らずに語る」術だけを残して生きている。

言葉は記録されない。
名は呼ばれない。
詩は、火の揺らぎや、器の配置、香りの調合として、誰の声にもならないまま受け継がれてゆく。

火を灯す少女・セレア。
沈黙を祈る少女・ノイラ。
音で語る少年・ルオ。
語られなかった記憶と、封じられた詩を抱えた三人は、ある日、“語らずに震える記憶装置《レム・ステラ》”と出会う。

それは、かつて語り手《カタリル》たちが遺した、語れば壊れる記憶の器だった。

料理が詩となり、沈黙が物語を紡ぎ、
忘れられた子どもたちの涙が、世界を再び揺らしていく。

この物語は、「誰も語らなかった記憶」の記録。
そして、君の中で語りはじめるための、火種。



語ってはいけない世界で、それでも私は、火を灯す。
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