第2話
やはり俺は異世界転生してしまったらしい。
ん?何で確信したかって?
それは…
俺は転生して、この世界のことを知るために情報を手に入れる事にした。
しかし、言葉が分からなく情報を手に入れる事ができなかった。
だから情報を手に入れる為に、言葉を学んだ。
そこで、自分の名前がシンという事を知った。
さらに聞いていくと、魔法やモンスター等といったTHE・異世界というような単語を耳にした。
そして決め手は…
「シン。ご飯が出来たわよ。」
そう言って、茶髪の美人さん(シルフィンといって俺の母親らしい)がトレイに料理を乗せた物を浮かせて持ってきたのだ。
これは絶対普通じゃおかしい。
もしかして…
「あら、シン。魔法が気になるの?」
魔法キター!!!!
魔法の存在を確認した事で、ここが異世界だという証明と魔法を使うことが出来るかもしれないという喜びが膨れ上がった。
俺はシルフィンことお母さんの言葉に全力で首を縦に振った。
「魔法わね?魔法使いのジョブを授かった人だけが使えるのよ。貴方が魔法使いだといいわね。」
ジョブを授かる?どういう事だ?
俺が首を傾げていると、
「貴方には、まだ話して無かったわね。
私達わね、精霊様から生まれた時にジョブという物を授けられるの。
そのジョブが魔法使いだったら、貴方も魔法を使う事が出来るのよ。」