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愛の定義  作者: Miorin
5/21

4

希楽

「協力してくれる?」


~♪♪~



希楽の話が終わったと

同時に理愛の携帯が鳴った。



理愛

「ちょっと待ってね。」

そう言って画面を見ると

拓斗からのメールだった。


ーーーー

今日は2人きりで話せなかったな。

まぁ、毎日夜に逢えるからいいか。

ーーーー


そう書いてあり

メールは拓斗に返信せずに

思い付いたこと希楽に言った。



理愛

「自分で動かないと意味ないと思う、

拓斗が私だと勘違いするかもよ。」



希楽

「拓斗って?

それって、山下君の事?」



疑問に思って

理愛に聞き返してきた。



希楽

「名前で言ってるって事は

2人って前からの知り合いなの?」



理愛

「私と拓斗は幼なじみなだけ。

私は小さい頃から病弱で心配みたい。

家も近いから送り迎えしてくれてるの。」



希楽

「じゃあ、お兄ちゃん的存在だ。

何か、びっくりしたんだけど

2人は付き合ってるかと思った…。」


ーーーーーー


PM7:38


理愛は一人分だけの

食事を作って1人で食べていた。



理愛を送った帰りの車内で

拓斗は以前のバイト先の人と

飲んで帰ると言っていたからだ。



理愛は久しぶりに

両親の写真を見て思い出などに

ベッドにねて目を閉じて浸っていた。



理愛の両親は

医師と看護師で出逢ったのだ。



母親は

理愛を出産してから

病弱になってしまった。

理愛が10歳の時に亡くなったのだ。



父親は理愛の養育しながら

精力的に働いていたのだが…

医師の不養生と言うのが正確なのか…

自分の病気に気付いた時は手遅れだった。

理愛が12歳の時に亡くなったのだ。



拓斗と理愛の母親は親友で

拓斗の両親は一緒に愛情込め育ててくれた。



行動は自由で

自宅に行ったり、拓斗の家に行ったり

拓斗の両親は自由にさせてくれてた。



そして、ある事があって

理愛の家に拓斗と理愛で

住み始めることなったのだ。

勿論、拓斗の両親も承諾済みだ。



そして

同じ夢を持つもの同士で

専学に通い、付き合うこととなった。



拓斗

「ただいまぁ~。」



その声と同時に我に返り

時計を見るとPM10時を過ぎていた。



玄関から

拓斗の声とバタッと物音がして

理愛はベッドから飛び起きて行くと…



泥酔状態の拓斗が倒れていて

理愛が「大丈夫?」と心配して

駆け寄ると激しく強く抱きついてきた。



理愛

「お酒臭い…。

ちょっ、困るって⁈

こんな所で抱き付いたまま寝ないで。」



今の拓斗には

『何を言っても意味がない。』

そう理解をして言葉を掛けなかった。



だからと言って

廊下に出しとくなんて出来ず

拓斗の腰を支えて千鳥足だったが

何とかベッドに連れて行き寝かせた。



理愛

「全く世話がやけるんだから…

これじゃ希楽のこと話せないじゃない。」


ーーーーーー



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