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AM9:30から開始された
入学式の後に学校に行き
説明や質疑応答が行われた。
結局はPM5:00に
差し掛かった辺りで終了
そしてそれぞれの帰宅となった。
入学式の緊張感と
学校説明での緊張感
半日以上緊張状態の2人は疲れていた。
学校の外に出てから
車のドアノブに手を掛けて
ため息を吐いてからそう嘆いた。
拓斗
「予定よりも2時間も長引くなんて…
緊張感を持ったままは辛いな…。」
拓斗の言葉に対して
理愛も苦笑いしか出来なかった。
2人共に疲れてるのに行き帰りも
拓斗に運転してもらうのも気が引けて
理愛は運転者交代を言ったが言われた。
拓斗
「大丈夫だから。
それに連れて行きたい所もあるし。
楽しみに待っててね。」
そう言われ、目的地まで音楽と風景を楽しんだ。
ーーーーーー
夕焼けに染まってた空も
複数の星が輝く夜空に変わっていた。
拓斗と理愛の2人は
街の夜景が見える場所で
心地よい風を感じて癒されていた。
そんな時…
何の前触れもなく
拓斗が腕を掴み、サッと何かを付けた。
急に冷たい感じがして
腕を見ると周りの光が反射して
キラキラしてるブレスが付いていた。
理愛
「えっ、何で⁈」
そう聞いた時には
笑顔で涙ぐんだ目になっていた。
拓斗
「付き合いたいなぁ〜
って思いを込めた入学祝いとして。
理愛に似合うと思ってさ…。」
恥ずかしいのか
拓斗は伝える時は
理愛から目を逸らしていた。
言葉を聞いた瞬間
素直に伝えてくれた事で
理愛はフフッと笑ってしまった。
拓斗
「そう言えば…お腹空いちゃった?
昼だって休憩短かったし。」
理愛
「ううん、疲れてるせいか…
あんまり感じないから大丈夫。」
拓斗
「それは大丈夫とは言わないんだよ。
何か食べて帰るか。」
そう言うと
理愛の意見を聞かずに歩き、
手を引いて車の助手席に乗せた。
拓斗は恥しかったのか…
理愛の気持ちを聞く前なのに
自らで話題を変えてしまったのだ。
それからは
近くのレストランで
遅めの食事を摂ってから帰宅した。
ーーーーーー
AM0:04
薄暗くした部屋で
ベッドに横になっていると
静寂な部屋に拓斗の声が響いた。
拓斗
「理愛の気持ち…は無理?
自分の感情を無理強いはしない。」
いきなりの事で
理愛が「えっ…」と言った後に
後ろからゆっくり抱きしめてきた。
拓斗
「さっきは羞恥心から逃げたけど、
理愛の本心が聞きたいって思って…。」
理愛
「…いいよ。
でも、3年前を忘れた訳じゃないの。」
拓斗は小さい声で
「あぁ…。俺も絶対に忘れられない。」
そう呟くと抱きしめる力を強めてきた。
こうして
18歳と20歳の2人は
付き合いを始める事となった。