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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
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『横取り皇女』は何一つ、ヒロインには譲らないことにした

作者:雪代 薔

「『横取り』しましょうか」

気がつけば、乙女ゲーム『フェリフェイア戦記』の世界に転生したヴェレチカ・ヴァン・ローゼンガルム。

彼女が成り代わったヴェレチカは支配魔法を使って大陸の国々を侵略し、ローゼンガルム帝国の女皇となり、ストーリーでは処刑エンドまっしぐらの悪女である。
最終的には攻略対象たちが率いる反ローゼンガルム帝国の連合軍と、回復魔法で人々を癒し『フェリフェイアの聖女』と呼ばれるヒロインに敗北するのだが、ふと思った。

別に、ストーリー通りヒロインに全てを譲る必要など無いのでは?

運良くヴェレチカが前世を思い出したのは、まだゲームの本編開始前。であれば、今からでも攻略対象たちと接触してヴェレチカの味方にしてしまえばいい。

「いい男も、最高のハッピーエンドも、何一つ譲らないわ」

『横取り』上等。

ヴェレチカの、ヴェレチカによる、ヴェレチカのためだけのハッピーエンドを目指して。

「悪女? それは最高の褒め言葉ですわ」

攻略対象の男たちや、頼れる叔父、エルフや、獣人、ゲームではヴェレチカを嫌っていた父王と義兄まで味方につけて――
ヴェレチカは今日も悪女として、楽しく生きていく。


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