01 ふんわりお姉さん
ここは、ゆうくんが住むお屋敷。
ゆうくんは、この屋敷に暮らすかわいい男の子。
この屋敷には、たくさんのお姉さんが一緒に住んでいて、みんながゆうくんのお世話をしているよ。
身の回りの面倒を見てくれるお姉さん
屋敷の掃除をするお姉さん
正門を守るお姉さん
料理をつくるお姉さん
それぞれの役割を持ったお姉さんたちが、屋敷を支えながら、ゆうくんを幸せにするために尽くしているんだ。
お姉さんたちの最大の目的はただ一つ。
それは、「ゆうくんをお世話して、甘やかして、幸せにすること」。
みんな、ゆうくんが大好き。
ゆうくんが甘えてくれることは、お姉さんたちにとって何よりの喜び。
もし、ゆうくんのことが好きじゃないなら、この屋敷にいる必要はないよ。
ここは、ゆうくんが安全に、平和に、そして幸せにお姉さんたちと過ごすための場所だからね。
そして毎朝9時になると、ゆうくんはその日一日、専属でお世話をしてくれるメインのお姉さんを選ぶんだ。
お姉さんたちは、ゆうくんに選ばれるために日々頑張っている。選ばれることが、お姉さんにとって何よりの幸せなんだ。
今日は、「ふんわりお姉さん」が選ばれた。
優しくて、ほんわかした笑顔で、ゆうくんを包み込んでくれるお姉さん。
朝、目を覚ますと、ふんわりお姉さんがそっと声をかける。
「おはよう、ゆうくん♪ 今日もいっぱい甘えてね」
ふわふわの膝枕に寝転がると、お姉さんは優しく髪をなでなでしてくれる。
朝食は、お姉さん特製のふわふわパンケーキ。
ほんのり甘くて、口の中でとろける美味しさ。
シロップをかけながら、「はい、あーん♪」って食べさせてくれるよ。
お昼は、お屋敷のお庭でお散歩。
「ゆうくん、お外の風が気持ちいいね」と、お姉さんが優しく微笑む。
ふんわり揺れるスカートが、まるでお花畑の中にいるみたい。
ふと、お花の香りがしたと思ったら、それはお姉さんの匂いだった。
「お姉さん、いい匂いする。」
「ゆうくん、ありがとう。嬉しいな。」
「ほら、これでどう?いい匂いする?」
そう言って、後ろからふんわり抱きしめてくる。
そんなことされたら、照れちゃうよ。
夜になると、お姉さんがベッドで子守唄を歌ってくれる。
「ゆうくん、おやすみなさい。いい夢見てね」
ぎゅっと優しく胸元に抱きしめながら、とんとんとリズムよく体をたたいてくれる。
心地よいぬくもりに包まれながら、ゆうくんは静かに眠りへと落ちていく……。
今日は一日、ふんわりお姉さんと一緒に過ごして、いっぱい甘えたね。
次は、どんなお姉さんが、ゆうくんを甘やかしてくれるのかな?
反応いただけるとありがたいです。
気に入ったら他作品もよろしくね。ホントは、叙述トリックと、ミスリードが好きなんだ。
「しずくのいちご牛乳」
初作品がこれってマジ?
ただのいちご牛乳を飲む話だよ。こんな世界の
物語は他にない。後半の疾走感は気に入ってる。
「誰も私を語れない」
表向きは、自殺した女の子の過去を探る話だよ。
「異世界転移した彼と、私は絶対に幸せになります」
表向きも裏向きも夢瑠が幸せになる話だよ。




