表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/63

01 ふんわりお姉さん

ここは、ゆうくんが住むお屋敷。

ゆうくんは、この屋敷に暮らすかわいい男の子。


この屋敷には、たくさんのお姉さんが一緒に住んでいて、みんながゆうくんのお世話をしているよ。


身の回りの面倒を見てくれるお姉さん


屋敷の掃除をするお姉さん


正門を守るお姉さん


料理をつくるお姉さん



それぞれの役割を持ったお姉さんたちが、屋敷を支えながら、ゆうくんを幸せにするために尽くしているんだ。


お姉さんたちの最大の目的はただ一つ。

それは、「ゆうくんをお世話して、甘やかして、幸せにすること」。


みんな、ゆうくんが大好き。

ゆうくんが甘えてくれることは、お姉さんたちにとって何よりの喜び。


もし、ゆうくんのことが好きじゃないなら、この屋敷にいる必要はないよ。

ここは、ゆうくんが安全に、平和に、そして幸せにお姉さんたちと過ごすための場所だからね。


そして毎朝9時になると、ゆうくんはその日一日、専属でお世話をしてくれるメインのお姉さんを選ぶんだ。

お姉さんたちは、ゆうくんに選ばれるために日々頑張っている。選ばれることが、お姉さんにとって何よりの幸せなんだ。


今日は、「ふんわりお姉さん」が選ばれた。

優しくて、ほんわかした笑顔で、ゆうくんを包み込んでくれるお姉さん。


朝、目を覚ますと、ふんわりお姉さんがそっと声をかける。

「おはよう、ゆうくん♪ 今日もいっぱい甘えてね」


ふわふわの膝枕に寝転がると、お姉さんは優しく髪をなでなでしてくれる。


朝食は、お姉さん特製のふわふわパンケーキ。

ほんのり甘くて、口の中でとろける美味しさ。

シロップをかけながら、「はい、あーん♪」って食べさせてくれるよ。


お昼は、お屋敷のお庭でお散歩。

「ゆうくん、お外の風が気持ちいいね」と、お姉さんが優しく微笑む。

ふんわり揺れるスカートが、まるでお花畑の中にいるみたい。


ふと、お花の香りがしたと思ったら、それはお姉さんの匂いだった。


「お姉さん、いい匂いする。」


「ゆうくん、ありがとう。嬉しいな。」 


「ほら、これでどう?いい匂いする?」

そう言って、後ろからふんわり抱きしめてくる。

そんなことされたら、照れちゃうよ。


夜になると、お姉さんがベッドで子守唄を歌ってくれる。


「ゆうくん、おやすみなさい。いい夢見てね」


ぎゅっと優しく胸元に抱きしめながら、とんとんとリズムよく体をたたいてくれる。

心地よいぬくもりに包まれながら、ゆうくんは静かに眠りへと落ちていく……。


今日は一日、ふんわりお姉さんと一緒に過ごして、いっぱい甘えたね。


次は、どんなお姉さんが、ゆうくんを甘やかしてくれるのかな?


挿絵(By みてみん)

反応いただけるとありがたいです。

気に入ったら他作品もよろしくね。ホントは、叙述トリックと、ミスリードが好きなんだ。


「しずくのいちご牛乳」

 初作品がこれってマジ?

 ただのいちご牛乳を飲む話だよ。こんな世界の

 物語は他にない。後半の疾走感は気に入ってる。

「誰も私を語れない」

 表向きは、自殺した女の子の過去を探る話だよ。

「異世界転移した彼と、私は絶対に幸せになります」

 表向きも裏向きも夢瑠が幸せになる話だよ。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ