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422.お狐さんの威嚇…狐神様の罰

顔を洗い終えた俺たちはさっそく式紙術をエイコさんに教わる。


エイコ「式紙術は模倣の術式です」

マグ「もほう?」

エイコ「はい。札に魔力を込め形となし使役する…と、口にするのは簡単ですが、形作り動かすというのは難しいことです」

ユーリ「でもコウスケはもうできるんじゃない?」

コウスケ「えっ?」


説明開始数秒で話の腰を折るひねくれユーリさんだったが、今回はマグもそれに乗ってきた。


マグ「あっ、そうですね。ネコちゃんを生み出す魔法がありますもんね」

エイコ「ほう?差し支えなければどういったものなのか見せてもらってもよろしいですか?」

コウスケ「あー、まぁいいですけど……」


興味を持たれてしまったので見せざるをえなくなってしまった。

詠唱は…別にいいか。ここの人たちにはもうバレてるし。


俺は札を持ってない方の手を地面にかざし、頭の中で雷のネコをイメージする。


ほどなくして、かざした手の先に思い描いた通りの雷のネコが生まれた。


エイコ「…話には聞いておりましたが、本当に無詠唱で魔法を扱えるのですね……」

ユーリ「ふっふーん♪すごいでしょー♪」

マグ「すごいでしょー♪」

エイコ「なぜお二人が…いえ、確かに凄いです」


一瞬ツッコミを入れようとしたが、すぐに役目を思い出したのかこちらを褒めるエイコさん。


朝のユーリさんとのやり取りからなんとなく感じてたけど、エイコさんも実は結構子どもっぽいところがあるのかも?


なんて考えていたら、そのエイコさんがずいっと距離を詰めてきた。


エイコ「コウスケ様。もしよろしければ私に無詠唱魔法のやり方をお教えいただけませんか?」

コウスケ「えっ、それは…」

ユーリ「今はそっちが式紙術を教えてくれるんじゃなかったのー?」


たじろぐ俺とエイコさんの間にすかさずユーリさんが割り込む。


エイコ「…そうでしたね。失礼いたしました」

コウスケ「い、いえ……」


冷静さを取り戻したエイコさんに俺はそれとなく返しながら、助けてくれたユーリさんの方を見る。


ユーリさんはとても不機嫌そうに頬を膨らませてこちらを見ていた。


コウスケ「ユ、ユーリさん?」

ユーリ「…なーんかあの子に甘くなーい?」

コウスケ「えっ」


お手本のようなジト目で事そんなことを言い出すユーリさん。


ユーリ「朝だって私の味方してくれなかったし……コウスケだって朝早すぎって思ったでしょ〜?」

コウスケ「まぁ…はい……」

ユーリ「じゃあなんで受け入れちゃったの?私もっと寝てたかったのに〜!」

コウスケ「そ、それは申し訳ないですけど…!で、でもユーリさんももう寝る気分じゃないって……」

ユーリ「言ったけど!それはそれ、これはこれなの!」

コウスケ「えぇ〜……?」


なんとも理不尽な……。

う、う〜む…しかしそんな気は微塵もなかったんだけど…いや、でもユーリさんがそう感じてるわけだしなぁ……。


マグ「ふむ……ユーリさんユーリさん。コウスケさんは基本的に角の立たない対応をする人ですから、多少丁寧に感じるのも仕方ないですよ」

ユーリ「むぅ〜…それは知ってるけどぉ……」

マグ「なので……(ちょいちょい)」

ユーリ「?」


マグが手招きでユーリさんをちょっと離れた場所に呼び出した。


マグ「…コウスケさんがそうするってことはまだちょっと距離があると言いますか、大人の対応?みたいな感じなんですよ」

ユーリ「うん?まぁ…確かにそうかも……」

マグ「でしょ?だから心の距離的にはユーリさんの方が近いんです」

ユーリ「そ、そう?…いやいやでもでも、だからって向こうを優先するみたいなのはちょっと……」

マグ「…ユーリさんのそれって、本当に自分を優先してくれなかったからなんですか?」

ユーリ「へっ?どういうこと?」

マグ「相手がエイコさんだから余計に…ってことはないですか?」

ユーリ「う、う〜んと……?」


なんか悶々と考えだしたユーリさん。

いったいなんの話をしているのだろうか……?


……俺の陰口とかじゃないといいなぁ……。


エイコ「…ふむ」


と、そこで俺と同じく二人の様子を見ていたエイコさんがひと言呟いて俺をジッと見つめてきた。


コウスケ「な、なにか……?」

エイコ「…少々失礼いたします」

コウスケ「?」


どゆこと?と首を捻った俺の手を、俺と目線を合わせるためにしゃがんだエイコさんが手に取り、そして揉み始めた。


もみもみ…


コウスケ「…え〜と……エイコさん?」

エイコ「……(もみもみ)」

コウスケ「あの……?」

ユーリ「あー!?何やってんの!?」


どうしたもんかと頭を悩ませたところで、こちらに気付いたユーリさんが声を上げてすかさずこちらにやってきた。


コウスケ「ぐぇっ……!」


そして俺をひったくるようにしてエイコさんから引き剥がすと、彼女に向かって「ゔうぅぅぅ……!」と威嚇し始めた。


野性化しました?


エイコ「なるほど……」


そんなユーリさんの様子を見て立ち上がるエイコさん。

そして…


エイコ「これは使えそうですね」


なんか不穏なことを呟いた。


ユーリ「フシャァァァ!!」

マグ「ユーリさんがさらに野生に!」

コウスケ「キツネってこんなんだっけ……?」


どちらかというとネコに近い威嚇の仕方じゃね……?


と、そんな混沌と化すこの場にエストさんたちが起きてきた。


エスト「おはよー…ってなになにどうしたの!?」

シャール「ん……修羅場?」

エイコ「エスト様、シャール様、おはようございます」

エスト「う、う〜ん……なんか……」

シャール「ん…リンゼ姉を思い出す……」

エイコ「?」


あぁ…リンゼさんも基本[様]付けだからな……。

様を付けないのはララさんたちハルキファミリーくらい仲の良い、家族のような間柄の人だけだろう。


…ハルキは様付いたままだっけ?

はて…どうだったか……。

そういう話をするのはいつもララさんとチェルシーだし、リンゼさんも基本外回りが多いからなぁ……。


ヒサメ「朝から元気じゃのう……」


そこにさらにやってきたのがおじいさん(本名ヒサメさん)とヤクモさん。


ヤクモ「エイコ、まだ始めていなかったのか」

エイコ「はっ、申し訳ございません、里長」

ヒサメ「まぁそう気を荒立てることもなかろう。昨日は皆、今まで堪えてきたものを解放して盛り上がっておったのじゃ。修行などとはまた違う疲れが残っていても仕方あるまいて」

ヤクモ「しかし父上。この里にそう長くは留まらないのでしょう?いくらフォバ様の教えといえど、一日に教えられる量には限度がありますゆえ、こうしてフォバ様がお休みになられている間は我々が少しでも教えるべきかと」

ヒサメ「言い分はわかるが、だからといってなにもこんな時間に客人を起こすのはどうなんじゃ?夏じゃから陽が昇っておるだけでそれ以外の季節ではまだまだ暗い時間じゃぞ?」

ヤクモ「これでも遅い方ですが」

ヒサメ「そりゃ早番組と比べればそうじゃろうが……」


来て早々この修行について言い争いが発生してしまった。


ヤクモさんに謝ってからずっとその場で膝をついているエイコさんのことも少しは考えてあげて。


そんな思いも虚しく、ヤクモさんの矛先はユーリさんへと向いた。


ヤクモ「それにユーリ。今朝もまたぐずったようだな?」

ユーリ「そんなの里長には関係ないでしょ?それに昨日フォバ様に締め付けすぎだって怒られたじゃん」

ヤクモ「それとこれとは話が別だ。起こされたからといって延々と文句を言い続けるなど、まるで子供のように…」

ユーリ「子どもだもーん」

ヤクモ「ユーリ……」

ユーリ「っていうか、名前で呼ぶのやめてって言ったよね、里長?」


場が凍りつく。


ユーリさん……俺に後ろから抱きつきながらなんちゅうことを……。

しかも俺を二人の間に挟んで……さりげなく壁にして……。


俺を中心地にしないでほしい…そう思いつつも、抱きついているその体は微かに震えていることを感じる。


反抗的な態度を取っているものの、やっぱりヤクモさんへの恐怖だかなんだかが心の根本に刻まれているのかもしれない。


さて…それはともかくこの地獄の空気をどうにかせねばならないが……


コウスケ「ふぅ……仕方ない……」

ユーリ「コウスケ?」

マグ「コウスケさん……?」

コウスケ「フォバに寝起きドッキリをかますしかないですね」

マグ・ユーリ「「……なぜ……?」」


俺の思いつきにマグとユーリさんは揃って疑問の声を上げた。


ヒサメ「あー、コウスケ殿?一応聞くがそれは具体的には何をするつもりなのじゃ?」

コウスケ「聞かれてしまったからには答えましょう」

ヒサメ「凄い嫌な予感がする……」

シャール「ん、多分正解」

コウスケ「そんなこたぁありません。ちょっと簀巻きにするだけです」

エスト「ちょっと面白そう」

ヒサメ「やめてくだされ?」

ヤクモ「さすがに止めるぞ?」


ヒサメさんだけでなくヤクモさんにまで止められてしまった。


コウスケ「しかし今この場のひゃっこい空気を粉砕☆するにはフォバを簀巻きにするしか……」

ヒサメ「もっと他にあったじゃろ!?」

ユーリ「そうだよ。フォバ様入ってるの私の体なんだよ?」

シャール「そこ?」


ユーリさんがそこまでフォバの心配をしていないことがわかったところで、相変わらず片膝をついたままのエイコさんがこちらにおずおずと話しかけてきた。


エイコ「え〜っと…コウスケ様。コウスケ様にも多大なる恩とお詫びの気持ちはありますが、さすがに我々の主神であるフォバ様の快眠を妨げるような真似は承服しかねます」

コウスケ「大丈夫ですよ。縄抜けの1つや2つ、きっと苦じゃないはずです」

エイコ「いえあの、そもそも眠りを妨げないでいただけると……」

コウスケ「うぉぉ!こんな空気に耐えられるか!俺は神に八つ当たりさせてもらうぜ」

マグ「とんでもなく罰当たりですねぇ」


勢いでこの場から離れる俺に、罰当たりと言いながらニコニコ顔で着いてくるマグ。


エイコ「お、お待ちくださいコウスケ様!マーガレット!」

ユーリ「私の体に変なことはしないだろうけど、一応見に行こうかな……」

エスト「面白そうだからエストたちも行こー!」

シャール「ん」

ヒサメ「止めんでよかったのかヤクモよ」

ヤクモ「彼にも恩はありますから。父上こそ止めないので?」

ヒサメ「コウスケ殿に関してはもう…色々と良いかなと……」

ヤクモ「…左様ですか……」

ヒサメ「まぁとにかく行こう」

ヤクモ「はい」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


途中から忍び足でフォバが寝ている部屋の前までやってきた俺たち。


障子をちょこっとだけ開けて中を確認すると、ちゃんとそこにはユーリさんの元の体が眠っていた。


コウスケ「よしよし…ぐっすり眠ってるな……」

マグ「それで何をするんですかコウスケさん?」

ユーリ「落書きとかはやだよ?」

エイコ「いえあの…やらないという選択肢は……?」

コウスケ「ないっすね〜。でぇじょぉぶでぇじょぉぶ。ペンは確かに持ってるけど落書きはしないですよ。ちょっと考えたけど」

ユーリ「考えたんかい」

マグ「縄も持ってないですよね?」

コウスケ「もちろん。だから残念だけど縛れないぜ」

ユーリ「縛らなくていい縛らなくていい」

エスト「じゃあどうするの?」

コウスケ「シンプルにデカい音を出します」

シャール「ん、王道」

ユーリ「まぁそれくらいなら……」

エイコ「いやだからフォバ様に不敬……」

コウスケ「ではレッツ侵入☆」

エイコ「き、聞いてくだされ……」


エイコさんの言葉をそこそこに流しながら、俺は障子を静かに開けて寝所に潜入。

ゆっくりとフォバに近づき枕元に辿り着く。


さて、あとは大きい音を出すだけだが、勢いよく手を叩いたり大声を出すだけというのは少々味気ない。


というわけで魔法の出番です。


ちょいときゅっとしてどかーんとしてやれば割とびっくりする音を出すことが出来るのではなかろうか。


魔法のイメージも大体固まったのでさっそく実践。


フォバよ…あなたに恨みはないが、あなたの眷族的な人たちがよかれと思ってした行いでユーリさんが不機嫌マックスなので生け贄になってもらうぜ……。

とても理不尽。


てなわけで……と手を前に出し手のひらを上に向けたところで…


カッ!


コウスケ「え…」


フォバが突然目を見開いた…と思ったら腕を引っ張られ布団に引き摺り込まれ、組み敷かれていた。


フォバ「女子(おなご)の寝所にこっそり入ってくるとは、ずいぶんなご挨拶ではないか?のう、コウスケ?」

コウスケ「い、いつから起きてたんすか……?」

フォバ「お主らが戸の前でコソコソしている時からかのぅ」


ほぼ最初からじゃん。


フォバ「さて…何故こんな愚行に至ったかは知らぬが、神の眠りを妨げたこと…それに加えて、そもそも乙女の寝床に忍び込むなどという不貞行為の罰を受けてもらうぞ?」

コウスケ「ば、罰…とは……?」

フォバ「なぁに、痛いことはせぬからそこは安心せい」

コウスケ「さ、左様ですか……」


そこの心配はあんまりしてなかったけど、とりあえずはホッ……。

しかしそうなると本当に何をされるのか……。


フォバ「くくく……コウスケ…お主くすぐりにめっぽう弱いそうじゃな?マーガレットが嬉々として語ってくれたぞ?」

コウスケ「え"っ"!?」


バッとマグたちの方を見ると、マグはすぐに目を逸らし明後日の方向を見ながら口笛を吹き(吹けてない)始めた。


マグ…なんということを……!?


フォバ「さぁて…心の準備は出来たかの?」

コウスケ「いやぁさすがにそんなすぐには……」

フォバ「そうか。それは可哀想に」

コウスケ「かわいそうだと思うなら許していただけませんか!?」

フォバ「よいぞ。逃げられるものならな」

コウスケ「えっ!?」


なんか不穏なOKをもらった俺の腕が解放される。


このパターンで逃げられること無い気がするんだけど……ええいやってみなきゃわからん!


そう思い起きあがろうとしたところで…


フォバ「《止まれ》」

コウスケ「!?」


フォバの言葉によって動きを封じられた。


昨日里の人たちに力を示してたアレ!?


フォバ「ふふふ♪その顔…何を考えておるのか手に取るようにわかるぞ♪残念ながらお主の予想は外れだと言っておこう」

コウスケ「えっ……!?」

フォバ「これは(わらわ)の力ではあるものの、それ以前に式紙術のそもそもの効果なのじゃ」

コウスケ「し、式紙術の効果……?」

フォバ「うむ、まぁ単純なことじゃ。式紙は術者の命に逆らえない、というだけのことよ」

コウスケ「術者…ということは、今の俺とユーリさんはフォバには逆らえないってこと?」

フォバ「そういうことじゃ」

コウスケ「絶対?」

フォバ「よほどのことがない限りの。それも術者の力量次第でどうにでもなるがな」


神様なフォバに張り合えるような力の持ち主なんていない……少なくともこの場には……。


つまるところ、やっぱり絶対無理ってことじゃん。


フォバ「まっ、そういうわけなんじゃが…どうやら逃げられないらしいのぅ♪」

コウスケ「くっ…卑怯な……!」

フォバ「眠っているところを狙う奴に言われる筋合いは無いのぅ。くふふ♪ではそろそろ罰を与えようか…♪」

コウスケ「いやいやいやまだまだまだ俺はまだやれる男なのでもうちょっと待っていただけると…あーお待ちくださいお待ちください!こんな愚行に至ったのはやんごとなき事情があるんですよフォバ様聞いてますフォバ様?あっ、聞いてないのそうなの聞く耳持たんのそうですかそうですか許してくださいお願いしますなんでもしますから!ん?今なんでも…って乗ってくれない…あっあっあっフォバ様やめて許して触らないでとても怖いわ!ワタシ、イマ、トテモコワイワハハハハハッ!」


必死の説得虚しく、フォバによる罰が執行され、俺は身動きが取れない状態で好き放題くすぐられることに。


コウスケ「ま、待って…!ふひっ!こ、これ…!か、体動かなひぃ!動かないのつらいぃ!」

フォバ「フォッフォッ♪感覚を逃がさないのは辛かろう?そーれそれそれ♪」

コウスケ「ひぃぃぃひひひひっ!」


恐ろしい罰が執行される中、それを見守っていたユーリさんが顔を青ざめさせている。


ユーリ「ひ、ひぇぇ……」

エイコ「あ、あれがフォバ様の罰……」

エスト「うわぁぁ……あれはキツイよ〜……?」

シャール「ん。やる方は楽しいけどね♪」

エスト「イジワル!」

マグ「そんなことよりユーリさん。そろそろ…」

ユーリ「あっ、うん……矛先がこっちに向く前に逃げよっか……」

マグ「えっ?混ざらないんですか?」

ユーリ「えっ?混ざるの?」

マグ「だって今のコウスケさんは身動きできないんですよ?やりたい放題ですよ?じゃあ混ざるでしょ?」

ユーリ「なんて澄んだ瞳なの……」

マグ「ユーリさんが行かないなら私だけでも行っちゃいますよ?というわけでフォバ様、ま〜ぜ〜て〜♪」

フォバ「うむ、よいぞ。やり過ぎには注意するようにな?」

マグ「は〜い♪」

ユーリ「いいんだ……」


マグさん?

混ざるの?ウソでしょ?


コウスケ「マ、マグ……?助けてくれたりは……」

マグ「動けないコウスケさんを楽しんでからにします♪」

コウスケ「ひぃん!鬼ぃ!」

マグ「カエデさんかな?」

コウスケ「悪魔ぁ!」

マグ「サフィールちゃんかな?」

コウスケ「悪質クレーマー!」

マグ「すごい現実的なやつ来た。そんなこと言うお口を黙らせてあげます!」

コウスケ「あっははははは!や、やめてぇ許してぇぇ!」


ヒサメ「…儂らは退散するか……」

ヤクモ「そうですな……フォバ様のお楽しみを邪魔するのも悪いですし……」

エイコ「そ、そういうことでしたら……」

エスト「じゃあ普通に朝練しよーっと」

シャール「ん。ユーリは?」

ユーリ「も、もう少し……」

シャール「そう。……加減はしてあげてね?」

ユーリ「う、うん………へぁっ!?い、いやまだ混ざると決まったわけじゃないし!」

シャール「ん、そうだね〜。じゃあまたね」

ユーリ「う、うん…また……」


罰と私欲を受ける俺を置いて解散した一同。


とりあえず、この後俺のくすぐりは3人体制になったということだけ伝えておこう。


マグ「コウスケさんは耳とかも弱いですよ〜♪こんな風に…ふぅ〜…って…♪」

フォバ「おぉ、確かに反応がいいのう。では妾も…ふぅ〜……くすくす♪楽しいのう♪」

マグ「でしょう?くすくす♪」

コウスケ「ひぃぃぃん…!誰か助けてぇぇ……!」

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